「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

リムパック出航 ~護衛艦いせを見送る~

2014年06月08日 | 護衛艦いせ


6月7日、0900時、


護衛艦「いせ」と護衛艦「きりしま」が、リムパックに向けて呉を出航しました。


お見送りに行って参りましたので、


その様子をお届けいたします。






この日は、いろんな手違いがあり、前泊ではなく、


始発の新幹線で向かいました。


出航のお見送りは、基本的に乗員の御身内の方に限られていますが、


日ごろ何かとお世話になっている、


「いせの海江田艦長(笑)」に、さらに我儘を言い、


彼女さんの代わりに


ずうずうしくお見送りさせて頂きました。


ちょっとお渡ししたいものがあり、出航前になんとしてもお目にかからねば、


と思っていたのですが、


出航 ⇒ 0900時


面会 ⇒ 0830時まで


なので、始発で行ったため、けっこうギリギリ…。


門について受付をしたのが、もう15分前で、


しかも、いせの舷門まではけっこう距離があるので、


とにかく走りました。(別に自分の彼氏に会うとかでもないのにね(笑))


そして、ようやく、桟橋に入ったくらいの時に、


メールが…


「もう桟橋にいますか?」


副長さんだぁぁぁぁ~~~~~


そして、海江田さんからも、同じメールが。


猛ダッシュで走り、


お二人に、「桟橋なう」をメールしました。


いせの方を見ると、いせの格納庫からご家族と思しき人々が上陸している…


やっばい!!!!


なんとかギリ間に合って、舷門で海江田さんを呼んでもらおうとしたら、


ドンピシャのタイミングで海江田さんがご登場


よかったよ~、間に合って


いろいろなお礼を兼ねて、ささやかな贈り物を、と思っていたら…


海江田さんもお土産を用意してくださっていて、


なんか、プレゼント交換みたいになりました(笑)


それがコチラ↓↓↓



キューピーが一人増えました(笑)


そんなこんなで、お話していると…


今度は副長さんが来てくださいました


海江田さん、入れ替わりで舷門へ。


腕章をつけていたので、当直士官だったみたいですね。


「今朝来たの???」


と副長さん


「はい、さっき来ました(笑)」


「よく来たねぇ(笑)」


「…だって、いせの出航は見た事なかったんですよ~」


「あれ?そうなの?」


「はい、入港は見た事あったんですけど、出航はまだなんです」


「そうなんだ。今日は家族が来ているから、『帽振れ』もするからね」


「ヤバいですちょっと、私、絶対泣きますよ


「もうすぐ、隊司令と、隣のきりしまの艦長が出て来られたら、もう閉めるから」


と副長が仰ってほどなく、


海江田さんが


「まもなく、隊司令が出られます」


と呼びに来られたので、ここで副長さんは艦内に戻って行かれました。



ほどなく、きりしまの艦長さん、


しばらくして、隊司令が出てこられました。


舷門で敬礼して見送る乗員さんたち。


海江田さんの敬礼は、ひときわ美しい敬礼に見えました。


この姿を、彼女さんにお見せしたかったなぁ…。






そう、この日はいせときりしまの出航でしたので、


岸壁の様子はこんな感じでした。



イージス艦きりしまと、いせのツーショットは、


海上自衛隊ファンにとっては、なかなかたまらない画ではないでしょうか?


しかし、この二隻に挟まれていると、すっごいインパクトがありました(笑)


ちなみに、きりしまは、4月のカレーフェスティバルに参加予定でしたが、


例のやんごとなき事情で欠場となり、


かわりに



この子がいたんです(笑)


個人的に、この「1.74」の艦番号が好きですね


今回、きりしまが先に出航するようでした。


徐々にきりしまの舫いが解かれていき、最後の舫いが離れた瞬間…


ラッパが鳴り響き、「出航用意」の掛け声が。


すると…


きりしまの後ろに停泊していた二隻からも、ラッパが響きました。


そしてさらに格納庫には、大きな自衛艦旗が掲げられているではありませんか



私はこの光景に、涙があふれてきました。


海外へ旅立つ僚艦の航海の無事を祈ると共に、


「頑張って行って来いよ!」と励ましているようではありませんか。


よく見ると、その奥の岸壁にいる艦上にも乗員が並び、


各艦からラッパが聞こえてきて、僚艦を見送っているのが分かります。


なんという美しい光景かと思わずにはいられません。


こういう部分が、まさしく海上自衛隊を大好きな所以です。




もちろん、帽振れ!が行われたのですが…


感動のあまり、その瞬間を写真撮っていないんです


というか、手を振ることすら忘れて、ただただ、見送ってしまいました。


それくらい感動してしまいました…。


きりしまは、静かに出航していきます。








続いて、いせも出航準備が行われています…が、


舫い作業などは、上甲板の下で行われていますので、


全く見えません。



舷門にももう人影もありません。


この時点で、出航に関わる仕事をしている人が見えるとするなら、


艦橋ウイングにいる方たちなのですが、


この方たちは、建物でいうと7階くらいの高いところにいます。


下にいる、お見送りのご家族は、首が痛くなるくらい、見上げていらしたのではないでしょうか。


この時には、甲板上に作業服を来た乗員の方々が並んでいらっしゃいました。


「パパぁ~~~」


と言って手を振る子供たちや、


かわいらしい敬礼をする子供たちがいます。


寂しいようなうれしいような表情で、ご家族を見下ろす乗員さんもいれば、


無表情に直立している乗員さんもいます。


そういう方たちは、恐らく独身なのでしょう。


彼らを見て、ふと思いました。


こんな時に、お見送りをしてくれる家族や恋人がいると、


置いて行く寂しさはあるかもしれないけど、


やっぱり、張り合いといいますか、


がんばろう、無事に帰ってこよう、という気持ちは、一層強くなるのではないかと思います。


「必ずここに帰ってくると、手を振る人に笑顔で応え…」


この日は、音楽隊の演奏はありませんでしたが、


海賊対処やインド洋などへ長期出航する仲間を見送る時に、必ず演奏するという、


宇宙戦艦ヤマト。


この一節を思い起こさずにはいられません。


そして、笑顔で応える相手が、いないよりはいた方が、


きっと彼らにとっても、幸せには違いないはずなので、


一人でも多くの人に、


素敵なパートナーができたらなぁと願わずにはいられませんでしたし、


同時に、改めて、自分が今行っている


「ゆるやかな会」という活動の意味の大きさを実感しました。


一人でも多くの自衛官に、


笑顔で手を振り見送ってくれる、


素敵なパートナーが現れますように、と願わずにはいられません。



ゆっくりと、いせが岸壁を離れます。


最後の舫いが解かれ…


ラッパがなり、「出航用意!!」を告げるWAVEの声が聞こえました。



一斉に、帽振れが行われ、さらにいせが岸壁から離れていきます。




この時…


ボーッ…ボーッ…ボーッ…


初めて聞いた、いせの出航の汽笛に、涙があふれて…。


あの何とも言えない、物悲しい重い汽笛の音は、一層離れていく寂しさを増長させます。


もちろん、いせの時も、各僚艦から、


ラッパの音が聞こえてきました。



見ると、さきほどきりしまの出航も見送っていた、


護衛艦「とね」と掃海母艦「ぶんご」です。


さきほども思いましたが、あんなに離れたところからでも、


ちゃんと飛行甲板に出てお見送りするということに、本当に感動します。


また、女王いせをエスコートしているタグボートにも、



UW「ご安航を祈る」の旗が揚げてあることに気づきました。


こうして、みんなで出航していく仲間の航海の無事を祈る様子に、


海軍の美しい伝統と、船乗りとしての仲間意識を強く感じるのです。


洋上慰霊式とはまた違った、美しい儀式を見たような気持ちになりました。






桟橋に残っていた家族が、


桟橋の一番奥まで移動して見送られます。



やがていせは方向を変えました。



見送る方の中に、


そっと涙をぬぐう、子供連れの奥様の姿が目に入りました。


小学校高学年くらい?のお子様を二人お連れだったので、


結婚してそれなりに年数も経っていらっしゃると思うのですが、


それでも、ご主人の出航に際し、お子様の前で、


ご主人がいなくなる寂しさに耐えかねて涙を流されるというのは、


ご主人に対する、深い愛情を感じずにはいられません。


この方は、一体何度、こうしてご主人を見送って来られたのでしょうか…。


清楚な佇まいの中に、寂しさを懸命にこらえながら、


多くの時間をお一人で、お子様を育ててこられたしなやかな強さを感じました。


お子様にせかされるように、手を引かれ、


何度も何度も、いせを振り返りながら、


文字通り後ろ髪を引かれるように、桟橋を後にされて行きました。








そのあとは、一人減り、二人減り、


いせが風景と同化しているようになった時には、


もう、桟橋には私しかいませんでした。


最後、岬に完全に隠れたいせを見とどけて、私はようやく、踵を返しました。


いってらっしゃい。


いせの皆さま、きりしまの皆さま、ご安航を心からお祈りしています。





護衛艦いせゆる会・・・そして

2014年03月18日 | 護衛艦いせ
本来、このブログではあまり自身が主催する「婚活イベント」については書かないのですが、


今回、ひとかたならずお世話になった、藤原艦長、藤原副長、そして、いせの皆様に感謝でいっぱいの気持ちを


綴らせて頂きます。







1月に唐津で梅崎艦長とお会いした事で、思いがけず、


私がやっている合コンイベントを、

3月14日に、護衛艦いせとのコラボレーションで開催させて頂く運びとなりました。


本当に貴重な機会で光栄の極みとも言えるご提案を、


梅崎艦長から頂きまして、


喜び以上にプレッシャーと不安が大きかったのですが、


いせの方々のご尽力のおかげで、


私は、ただそこにいるだけで、


参加の皆様が喜んでくださる素晴らしい時間になりました。


どれほどお礼を言っても言い尽くせません。







皆様ご存じのとおり、


3月14日は伊予灘で地震が起きました。


当然、みなさんは、0300時には非常招集がかかっていましたので、


ほとんど寝ていないにも関わらず、


1900時には22人の乗員の方々にお越し頂きました。


飲み会も、普段はただ飲みつつお話するだけなのですが、


気が利かない私に代わって、


いせの幹部さんが


男性陣の受付をしてくださったり、


全員の名札や、気になる人の名前を書く用意してくださってたり、


パワーポイントで海自あるあるを紹介してくださったり、


フィリピン災害支援派遣の時のDVDを流して下さったりと、


本当にたくさんお気づかい頂きました。






実は、開催するまで


15日にもともと予定されていた、いせ艦内のイベントが中止になったり、とか


このブログでも何度もご紹介させていただいた、


梅崎艦長が異動になられたりと、


予想もしなかったことが結構あって、


不安はもっと大きくなりました。


だけど、


具体的な事は書けませんが、


新しい藤原艦長が、快く私たちを受け入れてくださったこと、


そして、


いせの幹部さんたちが、とってもとってもお忙しい中、


陰でたくさんのサポートと準備と、そして、


細かいご配慮とおもてなしをしてくださったおかげで、


本当に素晴らしい、どんなイベントも叶わないような最高の日を、


参加者の皆様に過ごして頂くことができました。


先日紹介した「日本に自衛隊がいてよかった」でもあったように、


本当に本当に、


「ありがとう」という言葉しか出てきません。








いつも、自衛官って素晴らしい、と言い続けてきましたが、


彼らは、本当にいつも、


どんなに小さなことでも、


全力で、


私たちのためにがんばってくれる人たちなんだと言う事を、


肌で感じました。


自分たちの苦労や手間が増えることより、


目の前にいる人や、


応援してくれる人、


訪ねてくる人を、


せいっぱいおもてなししてくれて、


いかに喜んでくれるか、楽しんでくれるか


どうすれば助けられるか、


そのことを、いつも考えてくれている人たちなんだと。


だからこそ、


有事の際に、


あんなにもすさまじい使命感で、自らを犠牲にしてでも


多くの人を救う事ができる人たちなのだと。


彼らと関わることができて、


私はとても幸せです。


とめどない感謝をこめて…。














感謝の継承~「護衛艦いせ」梅崎艦長による記念講演にて~

2014年02月12日 | 護衛艦いせ
もうね、このブログのカテゴリーには、


「いせ」って追加しきゃいけなんじゃ?って気がしてきた(笑)
(↑ので、作っちゃいました(笑))


ま、それはさておき、


我らが梅崎艦長が、地元唐津にて、


艦長の母校(小学校、中学校)及び、


紀元節の記念公演を行ってくださいました





内容は、主に、


皆さまの記憶に新しい、昨年の、


フィリピン災害派遣における、海上自衛隊の任務や実績についてのお話でした。


実際に、災害派遣に艦長として行かれた御本人から、


直接お話しいただける


という、望外の幸運に本当に感謝です。


心から、唐津市民でよかった…と思わずにはいられません





お話は、日本が海洋国家で


貿易の99.7%が海上輸送に頼っていることから、


シーレーンの重要性などから始まりました。


知っている人は知っていることですが、


言われなければ、知らない人が多いことだと思いますので、


こういう前置きをきちんとお話してくださったおかげで、


なぜ、海上自衛隊の海外派遣が重要なのかということや、


海上自衛隊の存在意義が非常に明確に分かりやすかったです。


ここで、私がなぜ、


「海上自衛隊」と限定していったかといいますと、


単に好きだからなのではなく(笑)


彼らの過酷な働きが、最も見えにくく、かつ知られていないからです。


海自や空自のファンではない限り、


自衛隊=陸自をイメージする人が多いのは、その顕著な例だと思います。


東日本大震災でも、


陸自の活躍や、基地自体が被害を受けた空自の事はメディアで流れましたが、


海自のことってほとんど流れていないですよね?!


あの時、稼働全艦が被災地に向かったことを、


一体、どれほどの日本人が知っているでしょうか?


おおすみが事故にあったことはニュースで流れても、


おおすみがどれほど、大きな貢献をしたかは流れません。


海上自衛隊の活動は、とても伝わりにくいのです。


フィリピンでの救助活動の様子は、


多くの海自ファンなら、


FBやHPによる、海上自衛隊の公式情報を見ていたことと思いますが、


写真だけでは、その様子がわかっても、


なかなか実情が見えません。


そういったことを、


実際に行かれた、梅崎艦長からお話を伺うことができたということは、


本当にありがたく、極めて貴重な機会という以外にありません。








さまざまなお話の中で、


私の心に響いたのは、


「感謝の継承」


についてのお話です。


前回まで、7回に渡ってお送りした「洋上慰霊式」ですが、


この時、フィリピン・レイテ沖でも洋上慰霊式が行われていました。


以前も、このブログで触れましたが、


いせ(伊勢)とレイテの関係から考えると、


行われるだろうとは思っていましたが、


洋上慰霊式というものに対する、艦長の想いの一端を知ることで、


慰霊式というものが、一層深く厳粛に心に落ちてきました。


「今まで、いろいろな国を見てきたけども、日本では、いつでも屋根がある温かい家に住めて、

 いつでもおなかいっぱい、おいしいものを食べることができる。

 それが、あたりまえである国の方が珍しい

 日本が、そんなに平和で豊かな国になる前に、多くの命が失われたこと、厳しい中生き延びてこられた人がいること、

 それを決して忘れてはいけない。その感謝の気持ちを繋いでいくことが大事なんだ」


今、自分たちにとって、


当たり前、だと思っていることは決して当たり前ではないのです。


それを、当たり前だと思うことから、


人は感謝を忘れていくのでしょう。


逆に、


そのどれもが当たり前でないと気付くことから、


多くのことに感謝をすることができるようになるのだと思います。


先月の洋上慰霊式の時に、


中学生たちが乗艦していたことはブログでも書きましたが、


彼らもまた、


いせの皆さんに、フィリピン災害支援に対する感謝の文集を送っていたのだそうで、


そのお礼に、艦長が御招待をされたのだそうです。


これもまた、感謝の継承です。


本当に、人の想いや感謝の気持ちをとても大切にされていて、


こういう風に、


感謝が継承されていくことはもちろん、


その機会を丁寧に繋いでいらっしゃる梅崎艦長が、


本当に素敵と改めて思いました。





ということで、


ここで、私も1つささやかながら、


いつもこのブログを読んでくださっている皆様に、


そして、


素晴らしいお話をしてくださった梅崎艦長に


感謝を表明し、


「洋上慰霊式艦橋編」にて


掲載を見合わせた、梅崎艦長のお写真を掲載させていただきます
(これはOKでした


いせの艦橋で艦長席にいらっしゃる艦長なんて、


そうそうお目にかかれるものではありませんし、


「おおすみ」の件で言及したように、


あの航行時の緊張感を、少しでも多くの人に感じて頂くことで、


海上自衛隊への理解が、もっと深まることを願って…。






いつも読んでくださっている皆様、ありがとうございます。


素晴らしい貴重な機会の数々を、梅崎艦長、ありがとうございます。














































護衛艦「いせ」による戦艦伊勢の洋上慰霊式~最終回~

2014年02月06日 | 護衛艦いせ
え~、長々とお送りしてまいりましたが、


護衛艦いせの洋上慰霊式シリーズも、ついに最終回となりました。


予定より、2回伸びちゃいましたが(笑)







…といわけで、


楽しい昼食を終えた我々は、


艦内を軽く見学しつつ、再び格納庫(スタート地点)に戻りました。


格納庫では、音楽隊の演奏が行われていました♪



でも、ほんっとに、いせの格納庫で音楽隊を堪能できるって、すっごくプライスレスな贅沢だわ~


しかも、演奏がただの演奏じゃなくて、


すっごくすっごく見ている人を楽しませてくれるんです


そして、演奏している皆さんから、


演奏しているのがとっても大好き、楽しい~


ってもんのすごく伝わってきます


この時、楽器紹介を兼ねて、


色んな楽器ごとに、様々なバージョンで森のくまさんを演奏されてました


ジャズっぽい森のくまさん、


眠そうな森のくまさん、


ロマンティックな森のくまさん(笑)…


…などなど、同じ曲を色んな楽器ごとに、楽器の特性を活かして演奏すると、


こんなにも違って聞こえるんだ~


と、すっごくおもしろかったです


また、今度は、かなりマイナーな曲だと思うんですけど、


時計の音を再現したのがメインっていう、不思議な曲
(ルロイ・アンダーソンの「シンコペーション・クロック」というコミカルな曲らしい)


で、今度は、時計の隣で新聞を黙々と読む海自さんのご登場(笑)





この方、後ろで確かドラムを演奏されていた方です。


時計のカチカチカチ…という音が時々、調子が外れます。


(「シンコペーション」=リズムや拍をわざとズラしておもしろさを出す曲なので)




気になる…(笑)


こんな感じの演技(?)が続き、


最後、もう、イライラして時計を叩くと…




びよ~~~~~ん(笑)


ありがちなオチですが(笑)


とってもコミカルでカワイイ~~~


わざわざ仕掛けをした時計を用意している海自さんが、またおちゃめで好きです


でも、この曲って、ただ演奏して聞くだけだと全くナゾで「?」な感じになると思うんですね~。


そこを、小道具や演技をする人で、分かりやすく表現するって


これこそ、お・も・て・な・しだと思います


本当にいろいろ盛りだくさんで、


次は、


待ってました、宇宙戦艦ヤマト


これは、海外派遣などに艦を送り出す時に、必ず演奏するのだそうです。


「必ずここへ帰ってくると、手を振る人へ笑顔で応え」


…このいせが、昨年末フィリピンに派遣された時も、もちろん、演奏されました。


必ず、みんな無事で戻ってきてほしい…その願いを演奏に込めて、仲間を見送るために…。


この時は、なんと、歌付きでした。


また、この歌い手さんがとてもステキでした


見た目も俳優さんみたいにステキだったんですけど、


その声が、ささきいさおソックリ


いや~ステキ!もう、感涙


…そうして、最後の曲が終わると、もちろん、アンコール


ここで、満を持しての…


軍艦マーチ


来ましたぁ~~~~


いや、もうね、


いせの格納庫でですよ、海上自衛隊音楽隊による、軍艦マーチの生演奏ですよ


もう、言葉にできない・・・・(涙)


この日はほんっとに、


生きててよかった…


と思いました(笑)


そんな感動で胸いっぱいの中、


いせは、いつのまにかIHIマリンユナイテッドのドックに入港していました。


…この夢のように、ありえないくらい楽しくて幸せな時間があっという間に終わりです。


艦を出ると、


出港時とは全く違う光景。



ドック入りしているいせもレアですね♪(もう、何を見ても楽しいわけで(笑))


いせは、これからしばらく全身ケア


海上自衛隊きっての絶世の美女が、


リフレッシュしてさらに美しくなって洋上に出る日が待ち遠しいです


それまでゆっくり休んでね~


名残惜しい気持ちいっぱいで、


夕日を浴び、旭日旗をはためかせるいせのかわいいおしりを見つめつつ、


「またね




























護衛艦「いせ」による戦艦伊勢の洋上慰霊式~⑥護衛艦いせで昼食を~

2014年01月27日 | 護衛艦いせ
しばらく、更新できず申し訳ございません…。


なんせ、23日夜に博多ゆる会→そのまま夜行バスで大阪(24日は大阪でみっちり用事)


→25日大阪ゆる会→そのまま飛行機で東京→2月1日2日秋田→2日東京→2月3日帰宅


というアホかってくらいに強硬な遠征スケジュールを立ててしまったため、


更新なかなかできず、申し訳ございませんでした








え~、では、大変長らくお待たせいたしました!


いせの洋上慰霊式シリーズも第6回目となりましたね(笑)


えらく引っ張るとお思いでしょうけど、


それほどの濃い時間を過ごさせていただいたということです。


…前回お届けした、洋上慰霊式が終わりますと、


「ただいまより、ミーティングルームにてささやかですが、

 ご昼食のご用意をしておりますので、ご希望の方はお越しくださいませ」


との艦内放送がありました。


もちろん、行きますよ!


ミーティングルームというと、どの部屋かはわかったのですが、

(↑この部屋)


どうやって行けばいいのかわからないので、


近くの若い士官にお声がけ。


すると、なんともキリっとした身のこなしで案内してくださいました



この人、誰かと似てるなぁと思いながら見ていると、


一緒にいたお友達が、


「あの人って、沈黙の艦隊の艦長に似てない?」


と。


わかった海江田


似てる~~(笑)


体格とか顔つきとか、雰囲気が確かに似ている(笑)


階級は三尉だから若いんだろうけど、


妙に落ち着いてて、できる男の風格を感じます


エスコートの仕方がこれまた、スマートなんですよ


こんなお方にエスコートされるのもまた、海自イベントの醍醐味ですねぇ


っていうか、いつも思うんですけど、


江田島って、女性のエスコートの仕方なんかもカリキュラムに入っているんですか?(笑)


そう思わざるを得ないくらいに、本当にスマートなんだもの。







さて、案内していただいたお部屋では、


もちろんここでもずうずうしく、最前列に座ってごはんを待ちました。


すると、


マイクを持った士官が、およそ海自に似つかわしくない濃い緑色の袋を持って現れました。


「え~、本来なら皆さまにはカレーを味わっていただきたいところでしたが(この日は金曜日)

 残念ながら、この後ドック入りのため、食事を作ることができないので、こちらをご用意しました」


手にした袋を掲げる士官。


「これはですね、先日、フィリピン災害派遣の際同行した陸上自衛隊から頂いた戦闘糧食です」


え???何?つまりミリ飯ですか???


・・・ということで、な~んと、いせ艦内で陸自のミリ飯を味わうという極めてレアな体験に、


我々のテンションはダダ上がりです(笑)


「これを実際に、陸自のみなさんがどのようにして使っているか、実演します」


え?マジで?(笑)


なに?海自の士官がいせの艦内でミリ飯の実演をするの?(笑)


レアすぎる…これはなんて見モノなんだ


そんなこんなで、海自さんが慣れない手つきで、実演開始



「この袋に、水を入れると20分で温まるというしくみになっていまして、さっそく水を入れてみます」


おぼつかない手つきで実演・・・もはや、すべてが面白くて仕方ない私。


「このように水を入れて、袋を閉じます・・・あれ?・・すみません、慣れていないものでちょっと・・・
 
 あ、ちょ、誰か手伝って!クリップ!クリップ持ってきて!」


必死に助けを求める上官の元に馳せ参じる水兵さん(笑)


これは水を入れると化学反応を起こして熱くなるっていう代物なので、当然・・・


「こうやって・・・アチッ!アチチっ・・」


士官さん、郷ひろみ的に容赦なく熱さを増す袋と格闘(笑)


「あ、陸自の方いましたよね?陸自の方ぁ~」


ついに陸自さんに援軍要請するも、後方にいた陸自(広報官)は


「あ、私、あまりやったことないのでよくわかりません


と、あっさり拒絶(笑)


しかたなく、自力でがんばる海自士官・・・(笑)


ちなみに、これは手袋をして使用するものだそうです。


そして、どうにかセッティング完了。


「・・・え~、これで20分待つと温かい食事になるのですが、

 もし、この間に敵が攻めてきたら泣く泣く放置、ということになるわけです」


さすが海自!どんなに苦境に陥っても、ユーモアは忘れない(笑)


そんなところが大好きです。


「皆さまには、さすがに20分もお待ち頂くわけにはいきませんので、温めたものをご用意しています」


3分クッキング的な展開で、温められたミリ飯たちが登場。


今回ご用意いただいたのは、


ウインナーカレー、さんまのかば焼き、サバの煮込み


の三種類です。


三種類なので、当然一人一つづつ頂いて、全てのお味をご賞味させていただきました



未開封だとこんな感じ。


三種類ともメーカーが違うので、袋の色合いも微妙に異なっていました。


三人でわくわくしながら袋から出すと・・・



ウィンナーカレー



さんまの蒲焼



私が頂いたのは、このさばの味噌煮です


ちなみに、それぞれおまけ(?)で


カレーライスには鶏肉の炭火焼と別途白ごはん、蒲焼には海苔とたきこみご飯(だったっけ?)ごはん、


味噌煮には山菜おこわがそれぞれついていました。


やっぱり、体力勝負なので炭水化物多めです。


お味は、普通においしかったですよ~。


もちろん、山菜おこわはこの場では食べ切る勇気はなかったので、


帰りのバス内で夕食として頂きました。


基本的に、ミリ飯は一度温めるものの、


それから持ち歩いて覚めてから頂くものなので、味付けは濃い目ですね。


なので、温めてから食べるとおいしいのですが、


当の陸自さんたちは、まずもって温かいミリ飯を食べる機会はないので、


あまりいい思いはないらしく、おいしいというと変な顔されます


そんなお話を聞くと、本当に心が痛むといいますか…お疲れ様ですとしか言葉がでません。


ところで、カレーと言えば海自ですが、


昨今、自衛隊=カレーというイメージを定着させようという防衛省の意図を


お土産売り場のラインナップからヒシヒシと感じますね(笑)


ちなみに、海自は金曜日=カレーというのは周知の通りですが、


空自は月曜日=カレーらしいです。(←この前聞いた)


陸自は曜日が決まっているとかいないとか・・・どっちなんだろう?


まぁ、こうやって書いておけば、誰かが教えてくれるからいいでしょう(笑)


もちろん、その答えはのちほどシェアします。







余談ですが、士官室には缶メシがご用意されており、


たまたま見かけたのですが、


缶メシがお皿によそってあるのを発見しました(笑)


これ、陸自さんがみたらどう思うかなぁとか思いながら、一人でニヤニヤ(笑)


ちなみに、この温めるヤツは、


家でやってしまうとガス警報器が鳴りだし近所迷惑になりますので、


くれぐれも、屋外でご利用くださいね(笑)


っていうか、そもそも、屋外で使用することしか想定されてないからね~。


にしても、


ごはん1つとっても、愉快なできことが起こる・・・それが海上自衛隊です(笑)←コラ