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南英世の 「くろねこ日記」

世界文学全集を買う

世界文学全集(筑摩書房全70巻)を買ってしまった。もしかしたら本棚の肥やしになるかもしれないと思ったが、それでも欲しかった。小さいころ、蔵書が一冊もない家庭環境で育ったからその反動かもしれない。まあ、当時(1950年代)は日本中貧しかったから、どこの家庭でも似たり寄ったりだったのかもしれないのだが。





娘が書棚を見て「お父さん、文学わかるの?」だって。
失礼な! これでもむかーしむかし、英語の教員免許を取るために慶応で英文学を学んだことあるんだぞー。チョーサー、シェークスピア、ディケンズ、メルヴィル、ハーディ、モーム、ロレンス、ヘミングウェイなどなど、読んだ中身は忘れてしまったが作家の名前くらいは憶えているぞー(笑)。
カンタベリー物語なんか ”ファン サットゥ アプりル なんたらかんたら」と中英語(中世の英文)で読まされたぞー。学部で中英語をやるのは慶応くらいだと高宮先生が自慢していた。ものすごく性欲の強い「バースの女房」の話がやけに印象に残っている(笑)。
まあ、あれこれ勉強した結果、自分には文学的センスがないことを自覚したのだから、娘の言うことのほうが正しいのかもしれないが・・・

長い間、人生に追われる生活を送ってきた。去年あたりからようやく残りの人生を意識するようになった。エレクトーンに日本画。いずれも下手の横好きだが、誰に披露するわけでもない。エレクトーンを弾き、自分の描いた絵に囲まれて生活するって、なんと幸せなことか(笑)。


そしてついには文学。
昔は単位を取るために読んだ。今度は気ままに読んでみたい。
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