南英世の 「くろねこ日記」

Pythonを学ぶ

いま高校の「情報」の授業でPythonが教えられている。Pythonとはどのようなプログラミング言語なのか。高校生が学んでいて、自分が全く知らないというのもけったくそ悪い。というわけで、パラパラと読んでみた。

私がこれまで学んだ言語はFORTRANとBASICの二つである。FORTRANは大学に勤めていた時、大型コンピューターで回帰分析をするのに使っていた。1970年代のことである。一方、BASICは1980年代になってパソコンが普及し始めてから勉強した。高校教員になっていたので主に成績処理や経済分析モデルのプログラムを組むのに使っていた。

コンピューター言語はたくさんある。代表的なものを挙げれば、上記のほかにCOBOL、C、C++、Java、JavaScript、Swift、Pythonなどなど。このうちC、C++はOSに使われ、またJavaやSwiftは主にスマホのアプリ開発に使われている。また、JavaScriptはWebブラウザ用のプログラムに、PythonはWebアプリに使われている。プログラマーと呼ばれる人たちは、これらの言語のうち4~5言語を用途に応じて使いこなす。

Pythonの入門書をさらさらと見た限り、私が学んだFORTRANやBASICに比べてずいぶん簡単になっているという印象を受けた。一つの言語を学んでいれば、プログラムの基本構造は同じだから、たとえ文法が違っていてもほかの言語を学ぶのはそれほど難しくはない。

 

プログラムの基本構造(3パターン)

 

Pythonの本を読んで初めて知ったのだが、「機械学習」というのがあるらしい。統計処理などのプログラムがすでにパッケージ・モジュールとして準備されており、グラフや回帰分析などが簡単にできるようになっている。例えば、ヒストグラムは以下のように簡単に作成できる。

また、回帰分析も非常に短いプログラム(20行程度)でできてしまう。昔、FORTRANで何百行ものプログラムを組んでいたのがウソみたいである。下の画面はPythonを使った回帰分析の出力結果である。

 

 

へー、こんなこともできるんだという感じである。

しかし、Pythonの本を読んでは見たものの、これを使って何かをしようというわけでもないので、全くモチベーションが上がらない。やはり人間は必要に迫られないと真剣に覚えようとはしないものらしい。英会話の勉強と似ている。これ以上深入りするのはやめとこう。

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