375's MUSIC BOX/魅惑のひとときを求めて

想い出の歌謡曲と国内・海外のPOPS、そしてJAZZ・クラシックに至るまで、未来へ伝えたい名盤を紹介していきます。

開けてびっくりの音楽玉手箱! 『本田美奈子BOX』を聴く。

2006年12月01日 | 本田美奈子


★『本田美奈子BOX  (2004年12月15日発売) TOCT 25543~48
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新ブログ「音楽玉手箱」の第1弾は、今からおよそ2年前の2004年12月15日、本田美奈子の歌手デビュー20周年を目前にして発売された「本田美奈子BOX」を紹介しよう。

ここには、1985年から1990年にかけての東芝EMI在籍期(いわゆるアイドル時代)に発表された、18枚のシングルAB面全曲、7枚のオリジナルアルバム全曲、英国限定で発売された「GOLDEN DAYS/CRAZY NIGHTS」の英語VIRSION、主要曲14曲のオリジナル・カラオケ等が、全6枚のCDに網羅されている。

さらには、映像クリップ集「DANGEROUS BOND STREET」のDVDと、デビュー直前の業界向けパンフレットの復刻を含む、貴重な写真満載の別冊ブックレットが付いている。まさに、開けてびっくり、聴き始めると時間が経つのも忘れてしまう、究極の音楽玉手箱である。

のちには、ミュージカルを経て、クラシック音楽にまで活躍の舞台を広げ、日本最高のクロスオーバー歌手へと成長した彼女であるが、このBOXに収められた6枚のCDを聴いてみると、すでに初期の頃から、アイドル歌謡洋楽風ロック歌謡→AOR→青春ハードロックという、変化に富んだクロスオーバー路線を突き進んでいたのがわかる。安定指向の「売れ線」に決して留まることなく、常に新しい分野を開拓し、自己のイメージを千変万化させていくところがすごい。

このBOXを聴き始めると、いつも一週間以上、ここから逃れられなくなる。彼女の声にいったんハマってしまうと、なかなか他の歌手に移行できない。「もっと、美奈子の歌を聴いてよ!」と、言われている気がするのである。

ならば、徹底的に聴いてみようではないか。他に類を見ない、アイドル性と芸術性を兼ね備えた、最強の歌姫・本田美奈子の原点が、ここにある。次回からは、このBOXに収められたCD6枚の魅力を、1枚ずつ、自分の好きな楽曲を中心に綴っていこうと思う。



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