375's ROAD TO BOSTON/ゴールは虹の彼方に

人生後半のYELLOW BRICK ROADを旅する亀ランナーの成長記。

マラソン大会予定

◆7月29日 サンフランシスコ・マラソン(カリフォルニア遠征第3弾) ◆9月16日 ロックンロール・フィラデルフィア・ハーフマラソン(3年連続出場) ◆10月7日 ミルウォーキー・レイクフロント・マラソン(ウィスコンシン州=米国18州目) ◆11月4日 ニューヨークシティマラソン(9年連続出場)

【旅の写真館】クリーヴランド 〜エリー湖畔のロックシティ〜

2012年05月29日 | 旅の写真館(米国編)

 1951年、クリーヴランドの伝説的DJ、アラン・フリードは当時流行していたアップテンポのリズム&ブルースの音楽に対し初めて「ロックンロール」という言葉を使った。その言葉があまりに的を得たものであったため、またたく間に流行語になり・・・以来「ロックンロール」は20世紀後半の新しい音楽ジャンルとして定着するようになった。

そのことから、クリーヴランドは「ロックンロール発祥の地」 といわれ、1995年には「ロックの殿堂(Rock and Roll Hall Of Fame and Museum)」も開館した。ここにはロックンロールの発展に大きな影響を残し、殿堂入りを果たしたミュージシャンやプロデューサーの記念品が展示されている。殿堂入りの対象となるのはデビュー25年以上を経過したミュージシャンで、もちろん故人が選ばれることもある。

1950年代初期のロックンロール黎明期に活躍したミュージシャンも含まれているため、日本人には馴染みの薄い人も多いが、それだけにアメリカ音楽の奥の深い歴史を一望するには恰好のアトラクションといえるだろう。


★ガラスのピラミッド状の壮大な外観。遠くからでもひときわ目立つ。


★今回の特別展示は1960年代から90年代にかけて活躍したロックバンド「グレイトフル・デッド」の特集。


★トレードマークの白い手袋に支えられた、マイケル・ジャクソンのギター・オブジェ。


★天井から吊り下げられた4台の自動車。


★メインフロアからエスカレーターで地下1階に降りたところからMAIN EXHIBITが始まる。
ここから先は写真撮影禁止だが・・・ 


★展示物の雰囲気を伝えるオフィシャル・パンフレット。アーティストの愛用したステージ衣装、楽器、レコードなど、貴重なお宝がこれでもかとばかりに登場する。


★1995年6月、開館当日のロックの殿堂。膨大なロックファンであふれかえっていた様子がうかがえる。


★「ロックの殿堂」を離れてダウンタウン中心部のタワーシティ・センター内。
ここにはなんと、ビートルズのギター・オブジェが。


★芸者風ロックンローラー。「異文化交流」をテーマにしていると思われる?


★タワーシティ・センターの南側入口近くにある3つのギター・オブジェ。右端のはどうやらゾウの顔らしい。


★タワーシティ・センター内のスポーツショップ。地元インディアンスのグッズが豊富にそろっている。


★タワーシティ・センター内にあるハードロック・カフェの看板。左に見えるのがMLBクリーヴランド・インディアンスの本拠地プログレッシヴ・フィールド。


★プログレッシヴ・フィールドの入口。クリーヴランドマラソンではちょうど11マイル地点にあたる。


★「火の玉投手」のニックネームで有名な大リーグ史上屈指の剛球投手、ボブ・フェラーの銅像。1930年代後半から50年代前半までクリーヴランド・インディアンスのエースとして活躍した。通算266勝。1962年に野球殿堂入り。背番号「19」はインディアンスの永久欠番となっている。


★通算600本以上のホームランを記録し、殿堂入りが確実視されるジム・トーミ選手。1991年から2002年までインディアンスの中心選手として活躍した。将来は銅像が建つことも約束されている?


★ダウンタウン中心部のパブリック・スクエア内にある「Soldiers and Sailors Monument(兵士と船乗りの記念碑)」。南北戦争の勝利を記念して建てられた。


★マラソン前日のパスタディナー会場となったハイアット・ホテルのアーケード。


★レストランの建ち並ぶ4番街。ダウンタウンの中で、ここだけは夜遅くまで賑っている。

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【大会レポート】クリーヴランドマラソン(2012 Rite Aid Cleveland Marathon)

2012年05月24日 | 大会レポート 2012

2009年の「飛ぶ豚マラソン」(Flying Pig Marathon)以来2度目のオハイオ州遠征となったクリーヴランドマラソン。全米屈指の音楽アトラクション「ロックの殿堂」(Rock'n'Roll Hall Of Fame)があることから「ロックシティ」と呼ばれるエリー湖岸の街クリーヴランドが春シーズンの最後を飾る舞台となった。

5月20日(日曜日) 。この時期になると、事実上は夏の気候。レースの数日前から華氏86度(30℃)近い最高気温が予報されており、これはかなり厳しい耐久レースになるだろうという予想から、塩ラーメンや塩せんべい、梅干し飴などを摂取しながらせっせとナトリウム・ローディングに励んだ。これが功を奏したのか、当日は脚を攣ったりするような大きなトラブルもなく無事完走することができた。

レースは朝7時、NFLクリーヴランド・ブラウンズの本拠地ブラウンズ・スタジアムの西側からスタート。この時点ではまだ華氏60度(16℃)程度だったはずだが、2マイルも走らないうちに汗だくになってきた。フルを走るにはこの気温でも高すぎるというのが正直なところだ。

Mile 01: 8分47秒(08分47秒)
Mile 02: 8分16秒(17分03秒)
Mile 03: 8分29秒(25分32秒)
Mile 04: 分45秒(34分17秒)
Mile 05: 分31秒(42分48秒)
Mile 06: 分35秒(51分23秒)
10K地点通過: 53分04秒 

スタート直後は上り勾配のハイウェイ。ニューヨークのヴェラザノブリッジほどではないが、それに近い滑り出しを連想させる。2マイルを過ぎると右手にエリー湖畔のヨットハーバー。そこから閑静な林間道路を経て、4マイル目の手前でまたゆるやかな上り。その後は緑豊かな住宅地に入っていく。5マイル、6マイルと比較的平坦なコースが続くものの、マイルペースは8分30秒台からなかなか上がらず。やはり体がついて行けてない。3時間35分前後を狙う場合でもマイル8分15秒平均を維持することが必要なので、この時点でベスト狙いはかなり厳しいというのがわかる。それよりもこのまま8分30秒平均を目安に最終目標を3時間40分レベルに下方修正するほうがよかろうと判断。ベスト狙いが厳しい時はアベレージ確保に徹するのも立派な闘いであると思う。

Mile 07: 分22秒(59分45秒)
Mile 08: 分28秒(1時間08分13秒)
Mile 09: 分26秒(1時間16分39秒)
Mile 10: 分34秒(1時間25分04秒)
Mile 11: 分22秒(1時間33分35秒)
Mile 12: 8分19秒(1時間41分54秒)
Mile 13: 分28秒(1時間50分22秒)
中間地点通過: 1時間51分13秒

目標を下方修正すると気が楽になったのか、8分20秒台のペースが出るようになってきた。もともと火がつきにくいほうだが、ようやく体がレースモードになってきたか。シティ・マーケットに突き当たる8マイルから直角の曲がり角が増え、10マイルの手前でノースヒルのような長い上り坂がある。それを過ぎるとMLBクリーヴランド・インディアンスの本拠地Progressive Fieldに向かってまっすぐに伸びる長い橋へ。ここの風景は前半のハイライトかもしれない。球場の手前で左に折れ、コースはいよいよクリーヴランドの中心街に突入する。12マイル過ぎでハーフのランナーと別れ、ルネッサンスホテルやハイヤットホテルの並ぶSuperior通りを通過。そこから繁華街Euclid通りに移る途中で中間地点を通過した。

1時間51分13秒。この先イーヴンで行ったとしても3時間40分切りは厳しい。逆にいえば無理に飛ばしていないので、大崩れしないペースでもある。もしかしたら3時間40分台前半なら確保できるかもしれない、という前向きな希望を持って後半戦に突入することとなった。

Mile 14: 分33秒(1時間58分55秒)
Mile 15: 分37秒(2時間07分32秒)
Mile 16: 分25秒(2時間15分57秒)
Mile 17: 分19秒(2時間24分16秒)
Mile 18: 分18秒(2時間32分34秒)
Mile 19: 分17秒(2時間40分51秒)
Mile 20: 8分09秒(2時間49分00秒)

レース開始から2時間を経過する頃には体感で華氏70度(21℃)を超える。それはもちろん予想されていたので、序盤戦の段階からスポーツドリンク(Power Ade)を積極的に補給し、エナジー・グミも早目のタイミングで摂取していた。それでも中間地点を過ぎたあたりから脚が重くなってきて、14マイル、15マイルのラップは8分30秒を超え始めた。このままズルズル失速していくと戦意喪失につながるので、どうにかして浮上するきっかけがほしい、と思っているところへ、男性2人組の3時間40分のペーサーが追いついてきた。このまま引き離されるとあっという間に3時間45分→3時間50分と落ちてしまうと直感したので、2人組のペーサーを命綱にするべくギアチェンジを試みた。おかげで16マイルは8分20秒台に持ち直し、さらに17マイルでは8分19秒にペースアップ。今思えば、ここがレース上での大きなターニングポイントだったかもしれない。

そして17マイル過ぎ、 Martin Luther King Dr.の長いダウンヒルに突入する。この地域はUnivercity Circleと呼ばれる緑に恵まれた名所。ここからエリー湖岸に向かって3マイル続く下り勾配を、2人組のペーサーのすぐ後ろを追って一気に駆け下りた。マイルペースも8分18秒→8分17秒→8分09秒と加速。20マイルに至って究極のランナーズ・ハイが訪れた。

経験上、この時点でのランナーズ・ハイは本物のはず・・・と思ったので、勢いにまかせて21マイル目も爆走する。2人組のペーサーをかわし、エリー湖岸のBike Pathをぐんぐんとスピードアップ。最速ラップの7分49秒を計時した。これが涼しい時期のレースだったら、この勢いでゴールまで押し切ることができたかもしれない。3月のB&Aトレイルマラソンと似たような展開でもあり、この時点では間違いなくネガティヴスプリットを意識していたのである。

Mile 21: 分49秒(2時間56分49秒)
Mile 22: 分38秒(3時間05分27秒)
Mile 23: 分02秒(3時間14分29秒)
Mile 24: 分20秒(3時間23分49秒)
Mile 25: 分11秒(3時間33分00秒)
Mile 26: 分40秒(3時間42分40秒)

しかし・・・22マイルからが試練だった。Bike Pathが終わってからのコースが市街地のややさびれた区域になり、微妙な上り坂もあって精神的にキツくなってきたのもあるが、スタートから3時間を経過する午前10時になってから、気温も明らかに華氏80度(27℃)を超えてきた。23マイル、24マイルあたりは急激に脚が重くなり、マイルペースも9分台に落ちる。こうなるとペーサーを追いかける余力もなく、歩きたい誘惑との闘いになった。ちょっと前まであれほど元気だったのにこうも落ちるものなのか、と驚くほどの消耗ぶりで、とにかく早く終わってほしいとそればかりを願っていた。

それでも25マイルを過ぎるとゴール近くの大歓声が耳に届いてくる。殺風景なシーンがようやく終わり、巨大なガラスのピラミッド「ロックの殿堂」 に向かう下り坂に突入。ここを駆け下りると26マイル。そして左に折れてしばらくするとブラウンズ・スタジアムの手前にゴールゲイトが見えてくる。そしてゲイト上のデジタル時計が3時間44分台を示しているのが見えた。なんとか45分になる前にゴールしたい、その一心で最後の力を振り絞り全力疾走。最終的にクロック・タイムは45分を少し超えたものの、ネット・タイムでは間違いなし・・・という絶妙のタイミングでゴールゲイトに到達した。

Finish Time 3時間44分34秒(8:34/mile)。

総合順位 431位/2598人中
男女別順位 347位/1564人中
年代別順位 23位/139人中

20マイルまで2人組のペーサーを追っていた時、一緒に走っていたランナー同士の会話から、いつもは3時間30分くらいで走るランナーが10分遅れのペースで走っていることがわかったので、このコンディションならベストタイムから10分落ち程度でも合格と考えていいだろうし、途中まで狙っていたネガティヴスプリットは成らなかったものの、前半ハーフ(1時間51分13秒)と後半ハーフ(1時間53分21秒)の落差を2分08秒に抑えることができたので、内容的には十分健闘したレース、と言っていいかもしれない。 

また前回のオハイオ遠征・飛ぶ豚マラソンのタイム(3時間44分43秒)を9秒上回る「オハイオ・ベスト」を達成できたのもよかった。マラソンは自己ベストばかりがベストではなく、いろいろなベストで達成感を味わえるというのも魅力なのだ。

次のフルは10週間充電して7月のサンフランシスコマラソン。坂の多い難コースなので自己ベスト狙いで追い込むのは到底無理だろうが、2年前のLAマラソンのタイムを上回るカリフォルニア・ベストであれば十分チャンスはあるだろう。


★空港近くのI-X Centerで行なわれたクリーヴランドマラソンのExpo。ダウンタウンのハイアットホテルからシャトルバスで約30分のロケーション。


★Expo会場でYoshiさん、飛脚さんと落ち合い記念撮影。


★5-hour Energyのブースで美人スタッフと一枚。


★レース当日の朝、スタート会場となっているNFLブラウンズ・スタジアムへ。


★スタートライン近くにはタイムを表示したプラカードを持ったペーサーたちが集まっていた。


★スタートゲイトを背景にYoshiさん、飛脚さんと記念撮影。


★ゴール直後の1枚。暑さで体力を消耗してのゴールだったはずたが・・・
その割りには比較的元気だったかもしれない。


★今回は紫の衣装で「セクシャル・ヴァイオレットNo.1」を狙っていたが、彼女には明らかに負けた。こちらは3時間45分のペーサーを務めた地元オハイオのRoseさん。設定タイムからわずか3秒の誤差(3時間45分03秒)でゴール。ボストンマラソンにも何度も出場している実力派の「美・ランナー」である。


★ゴール後は無料ビール「Miller 64」がふるまわれた。やはり、これが至福のひととき。

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【旅の写真館】カンザスシティ(2) ダウンタウンの繁華街とジャズの名所

2012年05月05日 | 旅の写真館(米国編)

カンザスシティのダウンタウンで最も人気があり、地元の若者たちの集まる繁華街。それが2007年に誕生したパワー&ライト地区とよばれるエリアだ。

繁華街とはいってもそこは地方都市。ニューヨークのようにギラギラのネオンが延々と続いているわけではなく、わずか8ブロックの限られた区域にレストラン、ショップ、劇場などの娯楽施設が並んでいる。適度にさびれた雰囲気が、大都会の光景を見慣れている目にはむしろ新鮮に映る。

もうひとつ、夜の名所として忘れてはならないのが、18番街&Vine歴史地区。 その中心となるのがジャズクラブ「The Blue Room」を館内に含むアメリカン・ジャズ博物館だ。カンザスシティは「Bird」というニックネームで知られる偉大なアルトサックス奏者チャーリー・パーカーが生まれ育ち、1930年代には禁酒法を有名無実化させた当時のペンダーガスト市長による庇護もあってジャズが大流行したという歴史があることから、ジャズファンにはゆかりが深い街である。

また、同じ館内にあるニグロリーグ野球博物館も面白い。1947年にジャッキー・ロビンソンがブルックリン・ドジャースに入団するまで大リーグへの参加を禁止されていた黒人選手たちは、ニグロリーグと呼ばれる独自のリーグでプレーを続けていたのだが、当時使用されていたユニフォームなどの展示物を通して、その歴史を知ることができる。


★クラウンセンター方面から見たカンザスシティのダウンタウン。歴史的建造物と近代的なビルディングのコントラストがなかなか美しい。


★ニグロリーグが存在していた当時の看板。カンザスシティのチーム「モナークス(Monarchs)」は屈指の強豪として知られ、通算25回ものワールドチャンピオンに輝いた。


★カンザスシティ到着初日に訪れたレストラン「Gordon Biersch」。欧州からの輸入ビールのほか、地元で評判の地ビール「boulevard」なども楽しめる。


★全米14都市に点在するエンターテイメント・バー「Howl At The Moon」。こちらは昼の光景。


★夜を迎えた「Howl At The Moon」。いかにもオオカミの遠吠えが聞こえてきそうな雰囲気だ。


★ダウンタウンの繁華街「Power & Light地区」の入口にある青いネオン。


★ナイトライフの中心「Living Room」の会場。3人のカウボーイ&カウガールのネオンが印象的。


★カンザスシティで最も人気があるといわれる映画館「AMC Main Street」。


★18番街&Vine歴史地区のネオン。かつては60軒以上のジャズクラブで賑わったという。


★現在も週4回のジャズライヴが行なわれる「The Blue Room」。その向こうには定期的にライヴ・コンサートが行なわれる歴史的な劇場「GEM」のネオンも見える。


★「The Blue Room」出演者のスケジュールが窓に貼ってある。金・土のみカバーチャージ10ドル。


★アメリカン・ジャズ博物館の裏にあるメモリアル。横向きに座っているのがチャーリー・パーカーだろうか。


★アメリカン・ジャズ博物館(左)とニグロリーグ野球博物館(右)の共通エントランス。

 
★カンザスシティ・ダウンタウンの名所を紹介するブローシャー。一般受けする派手さはないが、マニアックな玄人好みのデスティネーションの一つとして、ぜひお勧めしたい。

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【旅の写真館】カンザスシティ(1) アメリカ最古のショッピングモールと『オズの魔法使い』グッズ

2012年04月30日 | 旅の写真館(米国編)



アメリカの地理的中心地に位置し「Heart of America」と呼ばれるカンザスシティ。『オズの魔法使い』の故郷でもあり、以前から興味を持っていたが、郊外の街オレイサで開催されるオズ・マラソン参加のタイミングで、ついに初訪問が実現した。

カンザスシティのメトロポリタン・エリアはカンザス州とミズーリ州にまたがっており、市の中心部はむしろミズーリ州側となる。見どころは大きく分けて3つ。ナイトライフの中心地Power & Light地区を含むダウンタウン・エリア、世界最大のグリーティングカード会社Hallmarkのあるクラウンセンター、そしてカンザスシティ随一の名所として名高いカントリークラブ・プラザ地区である。

それぞれの地区はメトロバス(1回1ドル50セント) でつながっており、代表的な見どころだけなら車がなくても回れる。アメリカの地方都市の中では、比較的観光しやすい街といえるだろう。

カントリークラブ・プラザは1922年に作られたアメリカ最古のショッピングモールで、地元では単に「The Plaza」 と呼ばれる。スペインのセビーリャを街並みをモデルにしており、15のブロックエリアはスペイン建築で統一。このエリアに150軒を越える質の高いショップとレストランが並んでいる。

さらに「The Plaza」を特徴づけているのが、あちこちに彫刻と噴水が置かれていることである。ショッピングのみならず芸術鑑賞をも楽しんでいるうちに、いつのまにかアメリカにいることを忘れ欧州の街を歩いているような感覚になってくる。ニューオリンズのフレンチクウォーターのような「疑似欧州体験」ができるというのが魅力だ。

そして、 カンザスといえば欠かせないのが『オズの魔法使い』グッズ。そして極上のバーベキューソース。ローカル風味あふれるお土産は「Rally House」と「The Best of Kansas City」の各店舗で入手できる。


★壁の3面に時計のあるスペイン様式のクロック・タワー。


★大型書店ブランド、Barnes & Nobleが入っている建物。


★「The Plaza」のあちこちに掲げられたオールスター・ゲームのフラッグ。2012年のMLBオールスター・ゲームは地元カンザスシティ・ロイヤルズの本拠地カウフマン・スタジアムで開催される。


★セラミックの壁に描かれた3枚の闘牛図。


★「The Plaza」内に数多く置かれた彫刻のひとつ、海神ネプチューン。3匹のシーホースの鼻の穴から噴水が吹きあがるようになっている。


★果実の女神ポモナ。こちらも噴水とのコラボレーション。


★小鳥とたわむれる子供たちの彫刻。風光明媚なブラッシュ・クリークを見下ろす土手近くに置かれている。


★手回しオルガン弾きの彫刻。かつて「The Plaza」内で演奏していたプレイヤーらしい。肩に乗せているのは同胞のサル。


★ローカルなお土産を扱う「Rally House」。MLBカンザスシティ・ロイヤルズのオフィシャルショップでもある。


★青を基調にしたロイヤルズのユニフォーム。殿堂入りの名選手ジョージ・ブレットを擁し1985年のワールドシリーズを制した当時は「青い竜巻」と恐れられた強豪チームだったが・・・


★こちらは女性向けTシャツだが、なかなかデザインがいい。


★ロイヤルズの帽子。チェック柄などは、なかなかのお洒落。


★「Rally House」はオズ関連のアイテムも豊富。こちらはTIN MAN(ブリキ男)の心臓をかたどった「ハート・クロック」と、オズのメイン・キャラクターが描かれたマウスパッド。


★本のしおり、シール、キーホルダー等々、小物も多く揃っている。


★魔女とその手下フライング・モンキーが睨みを利かせるミニ・フィギュアも。


★「Rally House」で入手したエコバッグとTシャツ。


★クラウンセンターのお土産屋「The Best of Kansas City」(「The Plaza」内にも店舗あり)。ここもオズ・グッズを扱っている。


★クラウンセンター内の噴水。夏ともなれば子供たちの遊び場となる。


★クラウンセンターにある神秘の青い噴水。オズの住民の好む色「青」にこだわりを見せるのが、いかにもこの街らしい。

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【大会レポート】オズ・マラソン(2012 Garmin Marathon In the Land of Oz)

2012年04月27日 | 大会レポート 2012



4月21日(土曜日)、米国17州目、カンザス州のオズ・マラソン(正式名称「Garmin Marathon In the Land of Oz」)を走る。

レースが開催された場所はアメリカの心臓部カンザスシティから南西方向へバスで1時間の距離にある街オレイサ(Olathe)。驚くべきことに、この田舎町にかの有名なガーミン本社ビルがあるのだ! 自分はガーミン信者ではないのだが、信者であれば一度は巡礼しておいたほうがいいかもしれない。

フルの参加者は600人に満たないローカル大会なのだが、いわゆる「マニアック率」が高く、全米からの「Marathon Maniacs」 のメンバーが50人以上を数える。人気の秘密はいうまでもなく、カンザスを舞台にした名作『オズの魔法使い』のモチーフを前面に打ち出しているところ。ハーフの部は「Wickedly Fast Half」、5kmの部は「Dorothy Dash 5K」、キッズレースは「Munchkin Marathon」というふうに、すべてオズの物語にちなんだネーミングになっている。

フルマラソンのコースは、タイトルスポンサーにもなっているガーミンの本社ビル前を出発し、12マイルまではダウンタウン・オレイサのハイウェイと住宅街。それ以降は伝説のエメラルド城に向かう森林トレイルの旅となる。

午前7時。気温は10℃前後。よく晴れた快適なコンディションの中、レースはスタートした。

Mile 01: 8分22秒(08分22秒)
Mile 02: 8分46秒(17分08秒)
Mile 03: 8分24秒(25分32秒)
Mile 04: 分29秒(34分01秒)
Mile 05: 分07秒(42分08秒)
Mile 06: 分12秒(50分20秒)

スタート直後は西方向にまっすぐ伸びるハイウェイ。ここから一度草原地帯を迂回して3〜5マイルはグレートモールと呼ばれるオレイサ最大のショッピングセンターの敷地内を1周する。例によって序盤戦はペース調整。8分20秒台から徐々にピッチを上げながら、この日の適正速度を探っていく。5マイルを過ぎたところで最初の折り返しがあり、そこから北に折れたところで再び草原地帯を経て、6マイル以降の住宅街に入っていく。

Mile 07: 分18秒(58分38秒)
Mile 08: 分23秒(1時間07分01秒)
Mile 09: 分16秒(1時間15分17秒)
Mile 10: 分19秒(1時間23分36秒)
Mile 11: 分17秒(1時間31分53秒)
Mile 12: 7分56秒(1時間39分49秒)
Mile 13: 分24秒(1時間48分13秒)
中間地点通過: 1時間49分00秒

住宅街に入ると、ゆるやかなアップダウンと90度のジグザグな曲がり角が目立ってくる。できればマイル8分15秒以内を維持したいところだったが、そこまでペースが上がらなかったので、無理をせず後半に向けてエネルギーを温存する戦法を取る。

9マイルでは前日のEXPO会場でも見かけたオズ・キャラクターの看板が立ち並び、写真スポットも用意されていたが、今回は一応本気レースなのでそのまま通過。10マイル、11マイルは比較的まっすぐな道を南下していく。

11マイルを過ぎ、トレイルに向かう道に折れ曲がったところで魔女の攻撃に備えてエナジー・グミを補給。マラソンは「見えない敵」との虚々実々の駆け引きでもあるので、それなりに周到な準備が必要だ。12マイルでは本物のオズ・キャラクターたちが応援。ドロシーをはじめ、かかし、ブリキのきこり、臆病なライオン、魔法使いグリンダの姿も見える。途中まで一緒だったハーフのランナーと別れた12マイル以降は、いよいよ森林トレイルに突入。伝説のエメラルド城への旅が佳境に入ってきた。

ハーフの通過タイムは1時間49分00秒。単純計算で後半をイーヴンで行ったとしても3時間38分。自己ベストを狙うにはちょっと苦しいところだが、展開次第ではそれに近いところまで挽回できるかもしれないという気持ちは、まだ十分に残っていた。

Mile 14: 分57秒(1時間56分10秒)
Mile 15: 分19秒(2時間04分29秒)
Mile 16: 分18秒(2時間12分47秒)
Mile 17: 分11秒(2時間20分58秒)
Mile 18: 分17秒(2時間29分15秒)
Mile 19: 分22秒(2時間37分37秒)
Mile 20: 8分27秒(2時間46分04秒)

森林トレイルは、とにかく景色が素晴らしい。渓流にかかる木造りの橋を何度も渡りながら、これがスピードを競うレースではなく普通のジョギングだとしたらどんなに楽しいだろうかと思った。いやレースでも十分楽しい、と自分に言い聞かせる。おそらく2度と来ることはないであろうカンザスの大自然を満喫しながら、快適な「走り旅」を続けた。

12マイルあたりからAustin Marathonのシャツを着た同年輩らしき男性ランナーが前方に見えてきたので、このランナー(仮にAustinと呼ぶことにする) が視界から消えないように追い続けた。勝負どころで抜かしてやろうと思っていたのだが、Austinは予想以上に手ごわかった。18マイル過ぎの折り返しではまだまだ射程距離かと思っていたが、19マイル、20マイルと徐々に差が開いていき、ついに見えなくなってしまった。仕方がないので、ターゲットを別の女性ランナーに変更し、一人また一人と追い抜いていくという戦法に切り替えることにした。

また、18マイル過ぎの折り返しでは男性のドロシーも見かけた。この時点ではかなり前方を走っていたので追い抜くことは難しいと思っていたのだが、20マイル過ぎの終盤戦になると、はからずも彼(彼女?)がペースメーカーの役割を担うことになる。

Mile 21: 分33秒(2時間54分37秒)
Mile 22: 分48秒(3時間03分25秒)
Mile 23: 分24秒(3時間11分49秒)
Mile 24: 分56秒(3時間20分45秒)
Mile 25: 分01秒(3時間29分46秒)
Mile 26: 分48秒(3時間38分35秒)

ゴールまでのラスト・クウォーター。前回と前々回のフルではここで驚異の大爆発を演じており、今回も3匹目のどじょうを狙っていた。しかし違っていたのは、思っていたよりアップダウンの多いコースだったため脚を使い切っていたということ。どこかの情報で「Flat and Fast」と聞いており、さらにカンザスは平地という先入観があったため高速コースと決め込んでいたが、実際はそうではなかった。特に森林トレイルの部分はとてもフラットとは言い難く、魔女の手先フライング・モンキーがあちこちから襲いかかってきそうな雰囲気さえあった。

というわけで、ここからはタイムを意識することなく、純粋に「前を行くランナーを追い抜く」という一点に集中した。すると21マイルあたりだろうか、先ほどの折り返しで見かけた男性ドロシーが視界の前方に入ってきた。気温の上昇も影響しているのか、やや苦しそうで、カツラを手に持ち、衣装も半分脱ぎかけている。仮装で全力疾走するのも大変だ。

こちらも脚が限界に来ており明らかにペースは落ちていたが、彼(彼女?)を命綱にして必死に追いかけた。そして24マイルの手前で一気に追い抜く。ここで再びオズ・キャラクターたちの応援。魔女の姿は見えなかったので、おそらくコース上に潜んでいたのだろう。フルマラソンでよく見かける「前半気持ちよく飛ばして後半撃沈」というパターンは間違いなく魔女にやられている。相手は賢いので、こちらも学習能力を持たないとダメだ。

そして最後の1マイル。脚は重かったが、それなりの踏ん張りでゴールゲイトに向かっていく。ゴールの手前には黄色いレンガ道、エメラルド城への「イエローブリック・ロード」が描かれている。そういえばエメラルド城はどこだったんだろう?

と思っていると、ゴールゲイトの向こうには燦然と輝くガーミン本社ビルが!

「そうか、あれがエメラルド城だったのか・・・」と妙に納得しながらゴール。
今や魔法のような最新テクノロジーで世界を制覇しつつあるガーミン王国の粋な演出だった。

Finish Time 3時間40分35秒(8:26/mile)。

自己歴代3位。

B&Aトレイル(3:35:20)、リホボスビーチ(3:38:07)の驚異的なタイムには及ばなかったものの、コースの難易度を考えれば順当というか、よく頑張ったほうではないだろうか。どうやら平坦コースという情報を流して油断させるというのが、今回の魔女の戦術だったようだ。こちらもそれに抵抗して撃沈はせず、前半ハーフ(1:49:00)と後半ハーフ(1:51:35)の落差を2分35秒にとどめたので、勝負は引き分けというところだろう。

闘いが終わったあとの「ご褒美」も良かった。何といっても巨大なドロシー・メダルにはびっくり。リフレッシュメントは照り焼きバーガーとヨーグルト、そしてビアガーデンでは飲み放題の缶入りマルガリータとベルギースタイルの麦ビールを満喫。バーベキューと地ビールには定評のあるカンザスならではの風味だった。

これでアメリカ国内17州+DCを制覇。アメリカの心臓部カンザス州を手中に収め、夢の50州制覇への旅はいよいよ佳境に入っていく。


★EXPO会場で参加者の様子をうかがっていた魔女。やはり一筋縄ではいかない強敵だ。


★今回はオズの住民が好む色(青)と魔法使いを表わす色(白)の組み合わせで勝負。


★黄色いレンガ道(イエローブリック・ロード)の彼方には燦然と輝くエメラルド城が・・・?
その正体は、なんとガーミン本社ビルだった。

ガーミン社の共同創設者の一人であるゲイリー・バレル(Gary Burrell)は生粋のカンザス人なので、もしかしたら『オズの魔法使い』の物語にヒントを得てGPSナビゲーション・システムを開発したのかもしれない。


★ゴール後、ビアガーデンにて。右手に持っているのが缶入りマルガリータ。


★レモンスカッシュ?・・・と思いきや、これがレモネード風味の麦ビール。


★女性ドロシーとの一枚。彼女はハーフの部参加なのでゼッケンの色は緑。
メダルは空飛ぶ魔女のデザイン。


★21〜24マイルまで激戦を演じた男性ドロシーも加わって記念撮影。
その横の女性はフライング・モンキー?・・・かと思いきや、よく見るとライオンらしい。


★巨大ドロシー(実はスケアクロウ?)の完走メダルとゼッケン。デザインはともかく、そのデカさには驚いた。
ディズニーのグーフィーズ・メダルといい勝負かもしれない。

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【大会レポート】スコットランド・ラン10K(Scotland Run 10K)

2012年04月09日 | 大会レポート 2012

4月7日(土曜日)、「Scotland Run 10K」に参加。スコットランド文化を紹介する「タータン・ウイーク・ニューヨーク」のイベントの一環として、毎年行なわれる大会である。晴天で華氏42度(摂氏6度)。昨年の秋以降、出場するレースはことごとく天候に恵まれているが、今回も絶好のコンディションとなった。

セントラルパークのウエストドライヴ63丁目付近から時計回りに1周するコース。自分としては、最初の1マイルでいきなりノースヒルに直面する102丁目スタートの反時計回りのコースよりは、こちらのほうが好ましい。

Mile 01: 7分41秒
Mile 02: 分34秒(15分15秒)
Mile 03: 分24秒(22分39秒)
Mile 04: 分44秒(30分23秒)
Mile 05: 分17秒(37分40秒)
Mile 06: 7分16秒(44分56秒) 

黄色コラル(青、赤に続く3番目のコラル) からスタート。多少混雑しているものの、今年1月の10Kレースよりはマシな状態で、周囲のランナーもほぼ自分と同じペース。前半は10Kというよりハーフマラソンのつもりで80%の出力で走り、後半の勝負どころで100%に持っていく作戦。スピードよりも「制球力」を意識してレースを進めていく。

最初の1マイル目は7分40秒台。2マイル目で7分30秒台に上げる。

時計回りコースの場合はノースヒルのようなキツい上り坂はなくなるものの、断続的なアップダウンは相変わらず存在するので、ペースを保つのは決して楽ではない。

3マイル目では体が温まってきたのか7分20秒台まで上がる。

正念場は4マイル目。調子が悪い時期だと8分以上かかってしまうことも多い難所なので、できるだけ粘りながら最小限のペースダウンにおさえていく。今回のレースではキルトのスカートをはいたNY中毒患者のRFさんが終始視界の前方にいて、はからずもペースメーカーの役割を果たしてもらった。

7分44秒。予想通り落ちたものの、無難に乗り越える。

比較的平坦な5マイル目からは90〜100%の出力にペースアップ。
反時計回りの時は上りだった猫坂が、ここでは下りになる。

7分17秒。前半抑えたレース展開が功を奏し、計算通りに上がってきた。

この時点で46分台でのフィニッシュは確実という状況。あとは自己ベストの46分35秒にどこまで近づけるか? あるいは少しでも上回ることができるか? 手に汗握る勝負になってきた。

6マイル目。一度見失ったRFさんを再び視界にとらえて最後の追い上げを試みる。
断続的にダッシュを繰り返して7分16秒。

6マイル地点を過ぎてから0.2マイル先のゴールまで微妙な上り坂があり、最後の最後まで楽をさせてくれないコースだが、渾身の力をふりしぼり、ゴールゲイトに向かって力走! 
自己ベストに届いたか? 届かなかったか?
まさに秒単位の闘いでフィニッシュラインを通過した。

ゴールの瞬間、手元の時計を止め、表示された数字を見る。
3秒・・・3秒上回っている・・・
そして、あとで確認したオフィシャルサイトでも同じタイムが記録されていた。

Finish Time 46分32秒(7:31/mile、AG Grade 68.17%) 。

自己歴代1位!

な・なんと、2008年4月のScotland Run以来4年ぶりに10Kの自己ベストを更新!

一時は50分を切るのも厳しくなり、半ばあきらめかけた種目だったが、まだ成長の余地が残っていた・・・ということだろうか。

わずか3秒差なので、スピードが段違いに速くなったわけではない。
どちらかといえば、レース運びの進歩というか、制球力の差で上回ったように思える。 

実は最近、練習方法も変えているところがあり・・・詳しくは後日に譲ることにして、その成果がフルやハーフの長距離種目だけではなく、10Kのような短距離種目にも現われてきたということは特筆していいかもしれない。

ともかく2週間後のオズ・マラソンに向けて、いい刺激になった。


★レース前にスタート地点に向かって行進するバグパイプの楽隊。


★レース後のステージで演奏する民族色豊かなスコティッシュ・バンド。

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【大会レポート】New York Colon Cancer Challenge 4M

2012年04月05日 | 大会レポート 2012

 

4月1日(日曜日)、春恒例のレース「New York Colon Cancer Challenge」に参加する。

その名の通り「直腸ガン(Colon Cancer)」撲滅のためのチャリティ大会で、毎年4マイルの部と15kmの部が行なわれているが(他に1.7マイルのヘルスウォークもあり)、今回は年代別上位進出を狙って4マイルの部に出場した。NYRRレースの中では参加人数が比較的少ないので穴場のレースでもある。

薄曇りの天気で、スタート時の気温は華氏44度(摂氏8度)と走るには申し分のないコンディション。

セントラルパークのイーストドライヴ68丁目をスタートして反時計回りに4マイル。途中102丁目でショートカットしてから、ウエストドライヴを南下。ストロヴェリーフィールド近くの72丁目の通りを左に折れ曲がったところでゴールとなる。

Mile 01: 7分27秒
Mile 02: 分12秒(14分39秒)
Mile 03: 分38秒(22分17秒)
Mile 04: 分07秒(29分24秒)

2番目の赤コラルからスタート。セントラルパークでの4マイルの場合、基本的にはコースの起伏に合わせて「緩・急・緩・急」 のペース配分になるが、「緩」の部分も最低7分30秒台を維持していかないと最低ラインの30分を切るのは苦しくなる。タフなコースを「捨てマイル」なしで最後まで走り抜かねばならないので、スタート時はかなり緊張するのである。

最初の1マイルは77丁目の猫坂を一気に駆け上がり、その後は息を整えながらペースを維持して7分27秒。
ここで7分30秒を切れているかどうかで精神的にだいぶ違う。

続く比較的平坦な2マイル目で、できるだけ貯金すべく100%に近い出力でダッシュ。7分12秒。
もう少しタイムを稼ぎたかったものの、ここまで14分39秒であればまずまずの序盤戦。
29分台は間違いないが、28分台はどうか?・・・という状況になった。

最難関の3マイル目。断続的な3段坂の起伏がじわじわと脚を蝕んで、徐々にペースが落ちてくる。
以前にも書いたかもしれないが、ここは走力よりも「馬力」 を試されるところ。経験がどうのこうのより、とにかくパワーがなければどうしようもない。どうにか粘って7分38秒。

下り勾配の4マイル目では前を行くランナーを無理やり追い抜きながらペースを上げ、7分07秒。
吐き気を催しそうになるほどの勢いで加速しながら、渾身の力でゴールゲイトに到達した。

Finish Time 29分24秒(7:21/mile, AG Grade 67.7%)。 

今回は通算14回目の4マイルレースだったが、2008年4月に出した驚異的な28分台を別にすれば、4年ぶりに29分台前半に突入することになった。ここからマイル平均6秒づつ短縮できれば、再び28分台に返り咲くことも可能なのだが、それは次の機会を待つことにしよう。

注目の年代別順位は88人中9位。
NYRRの短距離レースとしては初めて10位以内にランクインした。

来年はエイジグループが一つ上がるので、今の走力を維持できればさらに上位を狙えるようになる。
来たるべき「黄金時代」を夢見て、地道なトレーニングを続けることにしよう。

   やがて私の時代が来るだろう。
   −グスタフ・マーラー(作曲家) 

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【旅の写真館】メリーランド州アナポリス 〜赤レンガとネイビー・ブルーの港町〜

2012年03月26日 | 旅の写真館(米国編)



アメリカ合衆国には「古都」(かつて首都だった街)に該当する都市が意外に多く存在する。これは、現在のワシントンD.C.に確定する1800年までの間に、米国議会が開催される場所があちこち移動していたというのが理由で、メジャーなところではフィラデルフィア、ボルティモア、ニューヨークがいずれもかつて首都だった街、つまり「古都」と認定されている。ややマイナーなところではNJ州のトレントンや、PA州のランカスターなども短期間ではあったが合衆国の首都としての役割を担っていた時期があった。それらの中で、最も「古都」らしいたたずまいを残している街、それがメリーランド州の州都アナポリスである。

アナポリスが合衆国の首都だったのは、独立宣言を公布して間もない1783年11月から1784年8月までの9ヶ月。アナポリスとは「アンの街」という意味で、まだ植民地時代だった17世紀の終わりに英国のアン王女にちなんで名づけられた。歴史の古さを反映してか、アメリカというよりは欧州の雰囲気に近い。赤レンガ造りの建物や道路。マリーナに停泊する帆船。「Sailing Capital」といわれるだけあって、ヨットやボートがひっきりなしに出入りしている。実にのどかな旅情を感じさせる港町である。

しかしながら、この街を何よりも有名にしているのが米国海軍兵学校(U.S. Naval Academy)の存在だろう。アメリカ海軍の将来を担う若きエリートたちが、日々厳しい訓練を送っている広大なキャンバス。しかし制服姿で街を練り歩く彼らは、颯爽としながらも意外に遊び好きな感じもする。飲み屋でも見かけたし、ガールフレンドらしき女性と笑いながら語り合っているのも見かけた。やはりアメリカの将来を担う大物となるためには、いろいろな経験をしなければならないのだ。単なるエリート養成所で終わらせないところに、アメリカならではの懐の深さがあるようだ。


★かつて奴隷貿易が行なわれていたアナポリス港には、あの『ルーツ』の主人公クンタ・キンテも上陸した。この一角にはクンタ・キンテの13代目の子孫であるアレックス・ヘイリー(『ルーツ』の作者)が子供たちに黒人の歴史について語る姿が記念碑として残されている。


★B&Aトレイルマラソンの打ち上げで訪れた1750年創業の「Middleton Tavern」。海軍兵学校の学生たちが練り歩いている姿も見える。


★赤レンガのメインストリートをゆっくり上るトロリー。レトロな雰囲気が街並みにぴったり。


★メインストリートにある「Annapolis Running Shop」。


★小高い丘の上に立つメリーランド州議事堂。1779年完成で、アメリカ合衆国の州議事堂としては最も古い建造物。アナポリスが合衆国の首都だった1783年11月から1784年8月までの9ヶ月間は国会議事堂としても利用されていた。


★B&Aトレイルマラソン前日に宿泊したHistoric Inn Of Annapolis。3つの歴史的建造物を合計124室のホテルとして経営している。外観はとてもホテルのように見えない。


★海軍兵学校の入口。キャンパスに入るには身分証明書の提示が必要。


★広大な敷地を誇る海軍兵学校の案内地図。


★いたるところに案内板があるので、初めて訪れる人でも道に迷う心配はない。


★ここが帽子を放り投げる卒業式で有名なフットポール・グラウンドだろうか。


★フランス・ルネッサンス様式の礼拝堂。一度に1600人を収容できる広さがある。


★Visitor Centerのギフトショップではロゴ入りのシャツ類も豊富に揃っている。

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【大会レポート】第7回NYCハーフマラソン(NYC Half 2012)

2012年03月24日 | 大会レポート 2012



3月18日(日曜日)、ハーフマラソン3戦連続100分切りを目指し、3年ぶりにNYCハーフに出場する。

2006年にNIKEのスポンサーで始まったNYCハーフマラソンは、当初は7〜8月の夏期開催だったので暑さがネックだったが、ここ3年間は3月中旬開催で定着し、ちょうどいい気候の中で走れるようになった。今回もスタート時の気温は8℃前後で絶好のコンディション。ただし前半がセントラルパークの起伏あるコースなので、坂が連続する区間(特に4〜5マイルにかけて)をいかに乗り越えるかがポイントとなる。

スタートコラルは3番目。ロンドン五輪のマラソン代表選手を含むエリートランナーから数分遅れでレースは始まった。

Mile 01: 7分46秒
Mile 02: 分46秒(15分32秒)
Mile 03: 分31秒(23分03秒)
Mile 04: 分43秒(30分46秒)
Mile 05: 分48秒(38分34秒)

まずは序盤戦。セントラルパークのウエストドライヴ63丁目付近をスタートし、反時計回りに1周していく。起伏の多い5マイルまでは、できれば7分40秒台を維持したいという思惑通り、最初の1マイル目と猫坂の2マイル目は7分46秒のラップで通過。比較的平坦な3マイル目で少しタイムを稼いだあと、いよいよ4マイル目の難所ノースヒルを上っていく。

いつもの短距離レースなら8分かかっても仕方がないと思うところだが、もしもハーフで100分切りを目指すならば、8分以上のマイル区間を作ってしまったら苦しくなるので、できるだけペースを落とさないように集中して走る。そしてどうにか7分40秒台を維持。続く5マイル目も上り下りが続く難所なので、引き続きなるべくペースダウンしないように頑張る。かなり無理をしながら、ここも7分40秒台で通過。

いやぁ、これは疲れる。ロックンロール・フィリーとか先日走ったSt.Peteのような平坦コースならこのような闘いはないので、やはりNYCハーフは難易度が高い。

それでも難所らしい難所はこれでおしまい。あとは徐々に疲れを抜きながら、後半への爆発を目論んでいくレース展開となる。

Mile 06: 7分26秒(46分00秒)
Mile 07: 分21秒(53分21秒)
Mile 08: 分31秒(1時間00分52秒)
Mile 09: 分36秒(1時間08分23秒)
Mile 10: 分33秒(1時間15分59秒)

6マイル目は上り坂から解放された勢いで7分26秒にペースアップ。途中10Kのラップを今年1月の10Kレースと大差ない47分36秒で通過しているので、ほとんど全力疾走で飛ばしているということになる。実際このくらいの勢いで走らないと、ハーフの100分切りはできないのだ。

7マイル目。いよいよセントラルパークを出て、摩天楼が建ち並ぶ7番街をまっしぐらに南下。ここだけは何度走っても気分が舞い上がるハイライトだ。そしてタイムズスクエア42丁目で西に折れてハドソン川沿いを南に下るハイウェイへ。平坦ではあるが路面が硬いので意外に疲れてくる正念場でもある。それに加えて、前半のセントラルパークでの坂との闘いのためにすでに疲れが溜まっており、なかなか思うようにペースアップできなくなっていた。7マイル目こそ最速ラップの7分21秒をマークしたが、それ以降は必死に7分30秒台を維持するという闘い。どこかで爆発したいところだが、余力がないのでそれ以上どうにもならないうちに10マイル地点を越えて終盤戦に突入した。

Mile 11: 分33秒(1時間23分32秒)
Mile 12: 分42秒(1時間31分14秒)
Mile 13: 分24秒(1時間38分38秒)

最後の追い込みをかけたい気持ちがやまやまの終盤戦。11マイルまではどうにか7分30秒台を維持していたが、12マイル目はいっぱいいっぱいになり7分40秒台に落ちる。しかし落ちたままでゴールはしたくないという意地もあり、最終マイルだけは必死で踏ん張る。バッテリーパークのトンネルに突入したタイミングでスピードを上げ、起死回生の反撃へ!

大爆発とまではいかなかったが、再び7分20秒台まで盛り返し、沿道の大歓声に後押しされながら、サウスストリート・シーポートのゴールゲイトに到達した。

Finish Time 1時間39分20秒(7:35/mile)。 

自己歴代2位。

さすがに完全フラットのSt.Peteには及ばなかったが、昨年9月のロックンロール・フィリーと同タイムのセカンドベストでフィニッシュ。コースの難易度を考えたら大健闘と思えるようなタイムで、ハーフマラソン3戦連続100分切りを達成した。

ちなみにAG Grade(年齢ごとの偏差値)は69.8%に達し、ローカルエリートの目安ともいえる70%の大台にあと一歩と迫った。

これで通算30回目のハーフマラソンを完走。1時間50分台から1時間40分台を経て、ようやく1時間30分台がスタンダードになってきた。次に自己ベストを狙うとすれば、やはり平坦コースのロックンロール・フィリーだろうか。少なくともこのくらいのタイムを維持していけば、来年はエイジグループも55-59に上がるので、小規模から中規模の大会であれば、年代別上位入賞を狙えるようになるはずだ。


★スタート前のコラルにて(写真左)とゴール直後(写真右)。


★2マイルの猫坂付近を走る(Photo by 飛脚さん)。


★10マイル地点手前、ハドソン川沿いのハイウェイを走る(Photo by 飛脚さん)。


★おびただしいランナーが集まったサウスストリート・シーポートのゴール会場。
今回の完走人数は、なんと史上空前の15336名(男子7456名、女子7880名)。


★一緒に参加したNJ州在住ランナー、ヒロヤスさん、Yuさんと記念撮影。


★「375・・・」には少し足りなかったゼッケン番号と完走メダル。


★今回のEXPO会場は18丁目のMetropolitan Pavillion。


★女性向けランニング専門ブランド「runningskirt.com」の出店。
セント・パトリックの時期ということで、グリーンのランスカが鮮やかに目立っていた。

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【大会レポート】B&Aトレイルマラソン(Annapolis Striders present B&A Trail Marathon)

2012年03月11日 | 大会レポート 2012



3月4日(日曜日)、米国16州目、メリーランド州のB&Aトレイルマラソンを走る。

19世紀の創業以来、1980年代までボルティモア(B)アナポリス(A)間を運行していたB&A鉄道の線路のあった敷地を往復する大会。トレイルマラソンという名がつくものの実際は舗装されたバイク・トレイルを走るので、内容的にはロードと変わりはないのだが、住宅地ではなく自然の木立ちに囲まれた一本道を疾走できるところが魅力で、いかにも電車になって走っているような感覚がある。

フルの参加者は300人台。ハーフと合わせても1000人弱というローカル大会で、有名な海軍兵学校のあるアナポリス近郊ということもあり、ネイビーブルーのシャツを着た海軍兵学校の学生ランナーや職員たちが多数参加していた。スタート時はかなり冷え込んでいたものの、12月のリホボスビーチでのフルと同様、マラソンを走るには絶好のコンディション。気になるとすれば北方向に走るコースでの向かい風くらいだった。

Mile 01: 7分56秒(07分56秒)
Mile 02: 8分25秒(16分21秒)
Mile 03: 8分18秒(24分39秒)
Mile 04: 分30秒(33分09秒)
Mile 05: 分18秒(41分28秒)
Mile 06: 分09秒(49分37秒)

アナポリス近郊の街Severna Parkにある高校の敷地内からスタート。しばらくは住宅地のコースだが、1マイルを過ぎたところで細長くまっすぐに伸びるB&Aトレイルに突入する。まずは南のアナポリス方向へ。ここから6マイルまでは目立った坂もなく平坦な木立ちの中を疾走。ところどころ古ぼけた鉄橋を渡ったり、踏切やプラットホームがあった場所を通過するところがあり、なんともいえないノスタルジーを感じさせる。そういうレトロな雰囲気を楽しみながらもペースマネージメントは抜かりなく、設定通りの8分15秒から20秒前後のペースに調整しながら序盤戦を乗り越えていく。

Mile 07: 分17秒(57分54秒)
Mile 08: 分31秒(1時間06分25秒)
Mile 09: 分22秒(1時間14分47秒)
Mile 10: 分04秒(1時間22分51秒)
Mile 11: 分12秒(1時間31分03秒)
Mile 12: 分22秒(1時間39分25秒)
Mile 13: 分24秒(1時間47分49秒)
中間地点通過: 1時間48分38秒

6マイルを過ぎてから折り返し地点後の7マイル手前にかけて、このコースで唯一上り下りが連続する区間に入る。7マイルの表示を過ぎるとボランティアの人たちから「No More Hills!」の声援。もしかするとかなりの難所なのでは・・・と思われた坂もあっという間に終わり、ここから19マイルで再び折り返すまではボルティモア方向への平坦な道をただひたすらに疾走する一本道。実にありがたいコースである。

9マイル過ぎで、先行していた前村さんを追い抜く。その勢いもあって10マイル目ではかなり速いラップ(8分04秒)を計時。以前の自分であればここで一気にロングスパートをかけて、行けるところまで行くという戦法を選んだかもしれないが、経験を踏んでいる現在では、ここはまだ時期尚早でしばらく我慢するほうがいい、と理性的に判断することができた。前半でのランナーズ・ハイは当てにならないのである。11マイル過ぎでウエストバッグに用意していたエナジー・グミを補給。勝負をかけるのは、あくまで後半。今はそれに向けて準備することのほうが大切だ。

ハーフの通過タイムは1時間48分38秒。単純計算で後半をイーヴンで行ったとすれば3時間37分台に収まるペース。自己ベストを狙うにはギリギリの展開で、これ以上は落とせない。どこかでタイムを稼いでおかないと最後まで気を抜けないだろうな、と思いつつ、勝負のタイミングを虎視眈々を待つことにする。

Mile 14: 分25秒(1時間56分14秒)
Mile 15: 分36秒(2時間04分50秒)
Mile 16: 分27秒(2時間13分17秒)
Mile 17: 分18秒(2時間21分35秒)
Mile 18: 分17秒(2時間29分52秒)
Mile 19: 分11秒(2時間38分03秒)
Mile 20: 7分53秒(2時間45分56秒)

13マイルの手前でハーフのランナーが大量に抜けて一気に人数が少なくなり、遙か前方のランナーを追いかけていくような形になる。まっすぐなコースなので迷うはずはないとわかっていても、1人ぼっちで走るとどうしても不安になるので、なるべく先を行くランナーを見逃したくないのである。

15〜16マイルが最も疲れを感じてきた区間。たいてい中盤のヤマ場がこのあたりに来る。野球でいえばやや相手の攻撃に押され気味になっている状態。何か流れを変えるきっかけが欲しい・・・と思っているところへ、4〜5人の集団がどどっと追いついてきた。その集団にいた青いウェアの女性ランナーがいい感じで走っていたので、ここからは彼女をペースメーカーにして17マイル、18マイルと徐々に調子を上げていく。

そして折り返し地点が近づいた19マイル付近で、思い切って彼女を追い抜く。「ここが勝負どころだ!」と直感したのだ。そのカンは見事に当たり、ゲームの流れを一気に変えるタイムリーヒットとなった。折り返しを過ぎて再び南向きコースになると、ますますペースが上がっていく。 20マイル目はなんと7分台(7分53秒)を計時。この時点でのランナーズハイは本物だ。

Mile 21: 分43秒(2時間53分39秒)
Mile 22: 分52秒(3時間01分31秒)
Mile 23: 分04秒(3時間09分35秒)
Mile 24: 分13秒(3時間17分48秒)
Mile 25: 分01秒(3時間25分49秒)
Mile 26: 分57秒(3時間33分46秒)

このマラソンを走るにあたって、レース中のバックミュージックとして思い出すことができるように、数日前から電車にちなんだ名曲を脳細胞にinputしてあった。デューク・エリントンの『A列車で行こう』、グラディス・ナイト&ピップスの『夜汽車よジョージアへ』、ゴダイゴの『銀河鉄道999』等々。

しかし最も異彩を放つのは、なんといっても本田美奈子の『止まらないRAILWAY』(作詞:秋元康/作曲:筒美京平)だろう。シングルカットされていないので一般的な知名度は低いが、スピード感あふれる傑作。「♪右へ行くか、左なのか、迷っても、夢は進む・・・」

その歌詞の通り、果てしない夢に向かって突き進む暴走列車となって21マイルで最速ラップ(7分43秒)を計時。30kmの壁だろうが、35kmの壁だろうが、問答無用で強行突破していく。その勢いも24マイルで多少落ち着いてあとはゆっくりウイニング・ラン・・・と思いきや、最後の2マイルで再び怒濤のごとくペースを上げ、スタート地点と同じSeverna Park高校の敷地内に作られた最終ターミナルに向かって爆進! 26.2マイルを文字通りノンストップで走り続け、記憶する限りでは給水を口にしたのもわずか2回だけというミナコ超特急の旅は感動のゴールで幕を閉じた。

Finish Time 3時間35分20秒(8:13/mile)。

なんと、前半ハーフ(1:48:38)よりも後半ハーフ(1:46:42)のほうが2分近く速いネガティヴスプリットで自己ベストを更新! 昨年12月に達成したばかりのBQタイムを3分近く上回った。

これで9月フィラデルフィア(ハーフ)、10月デトロイト(フル)、12月リホボス・ビーチ(フル)、2月St.Pete(ハーフ)、3月B&Aトレイル(フル)・・・と、NYC以外の地方遠征レースで5回連続PRを達成。NYCではいつも坂の多いコースを走らされるので、地方大会ではなるべくタイムの出やすい平坦コースを選んでいることもあるのだが、気象条件もことごとく恵まれているのが不思議で、天のはからいというのか、巡り合わせの良さを感じないではいられない。

こういうことは長いランニング人生でも滅多にないだろう。


★午前7時30分、Severna Park高校敷地内の出発ターミナルを発進。


★ネイビーブルーのランシャツを着た海軍兵学校の学生ランナーたち。


★コスメル前村さん(25州目制覇)とゴール後の記念撮影。


★Annapolis Stridersのトレードマーク、ウサギの図柄入りの完走メダル。


★NJからの「謎のランナー」も含めて、アナポリスのイタリアンレストランで前夜祭。


★オフィシャルフォト撮影によるゴール直前のポーズ。

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