mimi-fuku通信

このブログを通して読み手の皆様のmimiにfukuが届けられることを願っています。

水道水と放射性物質の恐怖:庶民のジョークと視点の所在。

2011-03-25 21:05:15 | 健康・医療・科学

 庶民的な目で見る東日本大震災。
 不謹慎な視点も織り交ぜながら、
 テンポよく文字にしたい。
 
 mimi-fuku通信では御馴染の“うみさん”から頂いたコメントに、
 「三朝温泉のお湯は大丈夫で東京の水道はアカンのん?」
 
 三朝(みささ)温泉は鳥取県にある著名な温泉地で、
 地層にある放射性物質が溶け込まれた泉質を持ち、
 ラジウム温泉やラドン温泉と言われる。

 手元にある、
 大朏博善著『放射線の話』によると、
 ラジウム温泉では温泉水の飲用を勧める温泉地もあり、
 身体の中に放射性物質を入れ、
 身体の中で放射線を浴びる事で、
 健康への悪影響や放射線の害がある、
 といった報告は過去に例がない。
 むしろ、
 三朝温泉近くの鉱泉水に含まれる、
 ラドンを兎に吸入させた実験結果では、
 糖分の代謝にかかわるインシュリンの分泌が増加し、
 鎮痛効果、積極行動、爽快感を高める物質が報告される
 とのこと。
 
 勿論、
 三朝温泉の泉水に含まれる放射線量についての資料もないし、
 不安を抱える方が多い現時点で“こうした文書は不適切”と思われる。

 ではこんな話はどうだろう。
 23日の夜に1時間だけ居酒屋に行った。
 話題はやはり東日本大震災関連が多く、
 ビール片手にタバコを吸ってる馴染客に、
 「今話題のコップ1杯の東京の水と○○さんの吸ってるタバコとどちらが害?」
 と尋ねると笑いながら、
 「煙草の方が悪いだろうな。」
 積極的に発ガン性物質を吸い込む嗜好品(煙草)と、
 3月23日に検出された東京都での水質汚染。

 しかし馴染客は重ねて言った。
 「でも、
 我々と東京に住む人達を同じに考えてはいけない。
 自分の身に置き換えれば、
 明日には“さらに悪化”するかも?の不安。
 目に見えない物質の恐怖は、
 我々当事者でない者には理解できない。」

 やはり人と会えば100人:100答。
 恐怖の正体が“恐れる数値”でなくても、
 不安心理は脳の中で様々な想像を働かせ、
 動物として“本能的な防衛行動”に走る。
 それは、
 慣れていない初めての経験に、
 対処の仕方が分からない不安。
 だからこそ、
 不安を煽ることなく正確な情報発信と、
 受け取る側の冷静な判断。

 さらに不安を解消するために紹介させていただいた、
 三朝温泉やタバコ等の理解しやすい実例。

 恐怖や不安を取り除くための中和剤の必要性。
 ~恐怖心を煽らないための視点の所在(=中和)。

 “平時と非常時の相違”

 言葉(=情報)を発信する者(企業も個人も)には、
 多くの責任行動が望まれる。


 

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6 コメント

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Unknown (うみ)
2011-03-26 07:06:00
通常の10000倍の~がマスコミの流行語のように流れています

だから何?と

10000倍だけで終わってたら、煽ってるだけでしょ?と


ACのCM 今 わたしにできること
http://www.youtube.com/watch?v=jMaDQe1VK1o

「むやみに買い占めるのはやめよう」

これ私は意味が無い(ぼけている)と思うのです。

殆どの人が買い占めてる意識は無いのですから。
普段1つで済むところを、もう1つだけ購入している。または普段購入していないけど、1つ購入しているだけってのが大多数やと私は思ってます。

よって水の場合でも安い2ℓは売り切れてますが、500mlの物が残ってる所が多数やと。


久々に朝生を見ました。と言っても最後の方少しだけですが。

意見の1つとして、今回のような場合、マスコミの分担は出来ないのか?○○県担当は○○などと。

私は投稿したわけじゃないです
返信する
Unknown (うみ)
2011-03-26 07:19:55
私の所でも書いたのですが、被災地以外での買い溜め?問題>特に水・電池

値段を上げればいいんです>上げた分は義捐金に

そうすると不必要な物は買わないようになるはず。>もちろん それによって生活を圧迫する人が出てくるかもわかりませんが、非常時って事で・・・
返信する
mimifuku (関東と関西の視点)
2011-03-26 16:18:59
うみさんは大阪の視点で文字にしていますが関東の視点では明らかにパニック的な購買があるようです。
石川県にいるとガソリン不足は何処で?って感じますが東北だけでなく関東もガソリン不足は深刻。
電池の問題はメーカーの生産後に市場に出さず直接に被災地や計画停電地域に配布できればいいのですが。
でも日替わりで問題が移り変わりますので対応する間もないのが実情。
値上げも手ですが非常時の便乗値上げのようでイメージを大事にしなければならない、
日本の企業は何処も実行しないでしょう。
変わりにどこかの怪しげな製造・販売元が…?
これ以上は想像の世界になります。
返信する
Unknown (うみ)
2011-03-26 18:21:10
>関東の視点では明らかにパニック的な購買があるようです。

だからこそ、近畿圏がシッカリする必要があるのに。
オレオレ詐欺には強い地域性のくせに・・・
返信する
Unknown (うみ)
2011-03-27 07:19:09
27日7時のNHKニュースより

情報に惑わされている。
心のコモッタ情報を出して欲しい
返信する
mimifuku (返品受付を可能にすれば)
2011-03-27 08:01:57
少し時間をおいて考えてみました。
関西圏でのパニック買いは誰のためのものか?
輪番停電が決まった翌日に京都の顧客と話したのですが、
横浜の兄から電池の購入を求められ市内のお店を行ったり来たり。
その時間には既に売り切れていた店も多かったと。
で店先に商品がないと不安になる大衆心理は我先に商品を求める。 
テレビだけの影響とは言えないかも知れません。
私も知人用の花粉対策マスクを買いに行きましたし、
平素からミネラル飲料は5ケース(30本)分を備蓄しています。
~当然なくなれば補充します(現在は水道水を飲んでますが)。
パニック心理で無駄になった買物を必要としている人達。
1つの解決策として被災地区で品不足になってる商品の返品受付。
量販店、スーパー、コンビニなどで非常時が続いている期間は、
開封していない該当商品はレシートがなくても売価で受け入れ。
そんなアイディアはどうでしょうか?
返信する

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