アレッ?こんなはずじゃなかったのに。
石川県加賀地方の平野部では今年初めての大雪警報。
昨日(29日)は小松から松任まで走行し車道に雪などなかったのに。
昨日(29日)は雨混じりの雪で日中の積雪は殆ど観測されなかったのに。
今朝起きて10cm位の雪が積もっただろうか?
午後からは本格的な雪が降る事は分かっていたので、
午前中に今日と明日の分の食料を買出し。
今日と明日との理由はカレーライス(ライスカレー?)。
先日述べた通りに30cmくらいの積雪は覚悟していたので、
明日はできるだけ出歩かなくても良いよう家人の機転。
カレーなら3日は持つし昨日は“つきたてのお餅”も届いた。
~我が家では寒中餅は水がよいとされ健康祈願を込めて毎年お餅を食べる。
朝に10cm(昼までのトータル15cm程度)の積雪が、
今夜7時の時点で40cm前後はあるだろうか?
今年の石川県加賀地方は典型的な山雪型で平野部は平穏な毎日。
例えば、
加賀市片山津温泉→山代温泉→山中温泉と直線距離では10km程の距離で、
昨日の時点で片山津温泉で10cm以下なら山代温泉で40cm前後。
山中温泉に至っては1m近い積雪があった。
オーバーな言い方をすれば、
山沿いに向かって1kmに10cmずつ増えていく計算。
例年でも倍の差があることはあるが、
5倍以上の差がつくのは珍しい。
それは先日文字にした平均気温の低下。
今日の北国新聞(地元紙)にも、
金沢の平均気温が25年ぶりの1℃台との記事。
紙面をおさらいすると、
金沢では1月の平均気温が3・9℃。
それが今年は24日の時点で1・9℃で、
25日以後はさらに厳冬が続いた。
2010年は4・4℃で、
2009年は4・0℃。
過去最低(金沢市)の平均気温は、
1945年の0℃。
その“気温の低下が山沿いでは根雪の元凶”になり、
ドカ雪は少ないものの山沿いでは積雪が増加。
ところが今日は。
お昼頃から休みなく降る雪はあれよあれよと積雪増。
今日の最高気温が0℃なので雪が消える事もなく、
夜7時にはバンパーの高さまで雪が降り積もる。
前にも文字にしたが、
車両バンパーの高さを越えると普通車は簡単には走らない。
先程今年初めての除雪車(ブル)が家の前を通って行ったものの、
明日の朝までに15cm位は積もるのかな?
24時間で50cmを超える積雪は多くの道が大渋滞。
明日の朝は困ったもんだ。
そこで調べ癖。
調べてみました。
*輪島市鳳至町畠田(標高 5m)
30日:19時→35cm
29日:20時→32cm
~23時間降雪:3cm
*金沢市西念 (標高 6m)
30日:19時→44cm
29日:20時→14cm
~23時間降雪:30cm
*白山市吉野壬 (標高180m)
30日:19時→206cm
29日:20時→163cm
~23時間降雪:43cm
*加賀市山中温泉栢野町(標高126m)
30日:19時→184cm
29日:20時→161cm
~23時間降雪:23cm
*福井市豊島(標高 9m)
30日:19時→90cm
29日:20時→75cm
~23時間降雪:15cm
*大野市93字蛇塚(標高182m)
30日:19時→178cm
29日:20時→153cm
~23時間降雪:23cm
*富山市石坂(標高 9m)
30日:19時→66cm
29日:20時→51cm
~23時間降雪:15cm
*富山市猪谷(標高215m)
30日:19時→167cm
29日:20時→146cm
~23時間降雪:21cm
~23時間になったのは“江”を観るため(笑)。
日積算降水量
29日:19時→30日:19時
1. 兵庫:温泉 65.0mm
2. 新潟:筒方 64.5mm
3. 新潟:大湯 56.0mm
4. 福井:今庄 51.5mm
5. 新潟:入広瀬 48.5mm
兵庫県美方郡新温泉町
30日:5時→6時:24.0cm(1時間の積雪)
数値を見て分かる通り、
29日から30日の23時間で平野部と山間部の積雪に差がない。
また数値を見ていただくと気付くと思われますが、
“標高差と積雪の関係”も明らかだ(特に29日20時の積雪差は歴然)。
昨晩は強い風が吹きまくり、
BS放送でオペラ放送(ショスタコービッチ)を見ていると、
時々吹く“強い風”でデジタル・ブロックノイズ。
たぶん雪で観れなくなるだろうと予想はしていたものの、
風によるノイズも(アンテナが揺れるため)織り込み済み。
だから録画せずに午前0時まで放送時間に鑑賞。
~午前0時からは皆様と同じく?サッカー日本チームの応援!
“風が静まりシンシンと降る雪は平地でも積もる”
その言葉の通り朝起きた時はさほどでもなかった雪が、
今日の静かな静かな雪は見る見るうちに積雪が増やす。
~北陸3県の積雪を見て驚いたことは福井市では90cmを超える積雪。
昨晩の時点で75cmを積雪は驚き。
平野部の8号線沿い(&JRのお線路沿い)は、
どこにも積雪がないと思っていただけに何故?
さらに調べてみると、
兵庫県北部では1時間で25cmの積雪を記録。
逆に、
石川県最北部の輪島市では昨晩からの積雪が僅か3cm。
大雪も大雨と同様に場所を選ぶ?
降り積もる雪の中で私の気持ちが落ち着いているのは、
ピークは今夜で明日(31日)の午後には寒気も緩み気温も上昇。
節分~立春(2月3~4日)の頃には気温はさらに上昇し、
来週の日曜日には何事もなかったように過ごせるだろう予測(甘い?)。
それですら、
シンシンと降る雪は“得体の知れない不安”を呼び起こす。
それは過去の記憶なのだろう。
今年2011年の1月は、
山沿い~山間部の方には気の毒な雪だった。
おそらく今日(30日)は、
日本海側の各地で屋根雪下ろしをされたことだろう。
雪下ろしができずに“不安な夜”を過ごしている方も多いだろう。
自分では下ろせないので“なけなしの年金”の中から、
大枚を払って下ろしてもらった方もいるだろう。
空から降る雪は自己責任。
高齢化列島には酷な冬になってしまった。
それでも、
300m以上の山間部ではまだまだ雪の日が続くと思うが、
北陸地方の平野部では2月に入ると一転して、
穏やかな温度に花粉の季節が到来。
~勿論まだまだ寒い日は続きます。
2010年の8月9月は、
記憶に新しい歴史的な猛暑列島が、
3ヶ月もせぬうちに、
2011年1月は記憶に残る極寒列島。
それでも思い出すのは“昭和”の寒さ。
その話は別の機会に。
<関連記事>
*2011年1月:北陸地方を襲ったドカ雪&福井県の交通障害。
→ http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20110131
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