mimi-fuku通信

このブログを通して読み手の皆様のmimiにfukuが届けられることを願っています。

【平成23年:東北地方太平洋沖地震(東日本巨大地震)】に思う事 8。

2011-03-21 21:20:30 | 地震・津波・震災

 今日は少しだけクールダウン。

 去年くらいから当ブログを読んでくださっている方には、
 記事内容の大きな変更に驚きの10日間だったと思う。

 最初から読んでくださっている方にとっては、
 “またはじまった”と感じていることだろう。

 今日は熱くなる気持ちを抑えて、
 通常のmimi-fuku通信らしく震災に纏わる、
 世間話を手短にしようかと考えて。

 巷では、
 募金が盛んに行われている反面、
 募金詐欺も横行していると聞く。

 また、
 募金は直に被災者の手に渡るわけではないため、
 ロック親父の内田裕也さん(71歳)は現金(義捐金)を集め、
 直接被災地で炊き出しをしたいとの行動計画。

 大きな災害になると必ず行動を起こす、
 フォークの騎士?泉谷しげるさん(62歳)も、
 24時間ライブをニコニコ動画で生放送。

 親父の歳を超え“お爺ちゃん=孫持ち”になっても、
 変わらず尖ってるご両人の正義は“らしく”て良いなと。
 
 募金の話を続ければ集まった募金を、
 誰と誰に分配すればよいのかを審議せねばならず、
 街頭募金には即効性がないのが難点。

 即効性のある募金方法や、
 複数の県(自治体)が対象になる今回の募金は、
 県別や市町村別に募金が届くように、
 募金する側が選択できればと思うけれど、
 難しいのかな?
 
 総てが前例踏襲で行われている災害対応。
 例えば被災者の受け入れを表明しているものの、
 バスを借り入れる予算に苦慮する西日本の自治体が、
 目的別に市民に募金を求めるとかの手法も考えられるけど、
 それは法律的にどうなの?って。
 インフラ・システムが変わっても変わらない募金のあり方って…。
 
 ~募金活動に不満を言ってるわけではなく…毎回おつりは募金箱に!

 今日も友人と会って色々な話をした。
 被害総額は10~20兆円って言われているけれど、
 たぶん、
 30~35兆円の被害は想定できるだろうと。
 場合によっては仙台市周辺だけでも、
 5~7兆円の被害が出ているだろうと。
 ~地盤沈下の状態によっては現状復帰は困難とも?
 
 インフラ整備や建物の被害だけでなく、
 山林、農地、海岸線と甚大な被害が予想され、
 特に津波が襲った平野部の農地と漁業は壊滅的で、
 塩分を含んだ農地の改良は5年くらいかかるかも知れない。

 また、
 山間部の状態が把握されておらず山崩れの状態によっては、
 大雨による土石流の発生などの2次災害も想定され、
 さらに、
 原発事故の進展によっては数字が大きく変わる可能性も視野に。

 
そんな話ができる友人がいることは自分にとっての宝だ。

 お金の問題を文字にすれば、
 明日(22日)は20日〆の決済日だけど、
 東北地方の支払いはどのように履行されるのか?
 シビアな話をすれば担保紛失の中での手形の決済。
 該当地の地方銀行は機能するのか?
 また、
 被災地(避難所)に住む方々の年金・給料の支払いや、
 大量の死亡・行方不明者の、
 年金の扱いや公共料金徴収の変更の困難。

 総ての通信が止まった地域の株主の方々の、
 株式市場に参加できぬことで生じた損失。

 数々の難題について話しながら、
 巨大地震の全貌が見えない現実。
 
ひとつ溜息をついた。
 
 ~まだまだ話題にすべき仮題ではないが現実問題として。


 
僅か10日間で世界も大きく動いた。
 日本時間の17日早朝につけた空前の円高:76円25銭

 主要先進7カ国は急激な為替の変動に即座に対応し、
 大震災に苦しむ日本との連携を強化した

 G7緊急声明の全文
 7カ国(G7)の財務相・中央銀行総裁は日本時間の18日午前、
 東日本大震災の発生を受け電話で臨時会合を開催した。
 円高の急激な進行による日本経済への打撃が懸念される中、
 日米欧カナダのG7各国当局による、
 ドル買い/円売りの協調介入の実施に合意した。

 *全文は以下の通り。
 われわれG7の財務相・中央銀行総裁は、
 日本における最近の劇的な出来事を議論し、
 われわれの日本の同僚から現在の状況、
 当局がとった経済・金融面での対応についての説明を受けた。
 われわれは、
 こうした困難な時における日本の人々との連帯意識、
 必要とされるいかなる協力も提供する用意があること、
 日本の経済と金融セクターの強靭さへの信認を表明する。

 日本における悲劇的な出来事に関連した、
 円相場の最近の動きへの対応として、
 日本当局からの要請に基づき、
 米国、英国、カナダ当局及び欧州中央銀行(ECB)は、
 2011年3月18日。
 日本とともに為替市場における協調介入に参加する。
 われわれが長らく述べてきたとおり、
 為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、
 経済及び金融の安定に対して悪影響を与える。
 われわれは為替市場をよく注視し適切に協力する。
 (2011年03月18日:ロイター記事転載)
 
 
 さらに世界に衝撃が走ったリビア情勢。
 アラブで起きた通信技術を使用した民衆革命から飛び火した、
 リビアでの政権打倒運動は当初の市民軍の優勢から、
 空域軍事力を持つカダフィ政権の無差別な市民への爆撃は、
 一転して市民軍を窮地に陥れた。
 ~カダフィ大佐が政権を維持した場合は大きな粛清(しゅくせい)は必至。

 国連安全保障理事会は3月17日、
 リビア上空の飛行禁止空域設定などを盛り込んだ、
 対リビア武力行使容認決議案を賛成多数で採択。
 ~中国、ロシア、インド、ドイツ、ブラジルは棄権。

 3月18日には当初および腰だったオバマ米大統領からの最後通告。
 3月19日にはリビアのカダフィ政権による市民への攻撃を阻止するため、
 英仏米が強調する形でリビア政府軍への攻撃を開始した。

 ただし英仏米軍は、
 兵士にとって安全な空からの攻撃に限定され、
 誤爆?によるリビア市民の犠牲者が出たとされ、
 ロシア、中国、アラブ諸国は強く反発。
 ~それらの国ではリビア同様の市民による内的不満が蔓延。

 国連安全保障理事会での全会一致でない決議からの、
 軍事行動の取り扱いの難しさは今後の大きな不安材料になる。

 日本では有史最大の巨大地震への対応に苦慮する中で、
 世界での大きな変動と新たな亀裂を生む可能性は、
 歴史の大きな転換点として2011年は世界史に刻まれた。


 PS
 明日からの3日間は再び季節はずれの寒波が襲う。
 3月21日:春分の日。
 何もかもが変な方向に走っているようで不安が過ぎる。

 でも、
 暖かい部屋で音楽を聴きながらパソコンの前に座る自分自身。
 反して、
 3月11日までの日常的行動に罪の意識を感じる自分自身も存在。

 被災地の方々に灯油は届いたのだろうか?
 限界の生活の中での寒波の再襲来。
 自然の無慈悲に頭を痛める。

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【東北関東大震災の時限立法】:早く国会を開け!(2011年3月21日)

2011-03-21 06:40:00 | 政治・社会・時事

 昨夕行政に携わる友人に会って現在起きている“最大の問題点”を問うた。
 行政に於ける法律の絶対厳守と企業に於ける法令順守(コンプライアンス)。
 “必要とされる行動の前に立ちふさがる法律の壁”
 行政職員として考える現在最も必要な事は行動制限の問題点を、
 時限立法の形でよいから次々と解除してくれれば何かできるかも?
 現状では何もできていない国会議員にできることは被災地のために時限立法を立てる事。
 急げ!国会議員は国会に詰めるべきだ。

コメント (7)
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