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台風12号(2011年)の進路に学ぶ石川県における台風の読み方。

2011-08-31 23:30:00 | 台風関連

 先ずは気になる台風12号の動き(図は予報進路)。
 *実際の経路図は下段へとスクロールしてください。


                 2011年8月31日午後6時:気象庁発表(予想進路)

 28日(日曜日)の5日間予報と比較し、
 大きく西に進路を変えてきた台風12号。
 下記に気象庁の発表を転載すると、

 台風第12号 (タラス)
 平成23年08月31日18時40分 発表

 <31日18時の実況>
 大きさ 大型
 強さ 強い
 存在地域 日本の南
 中心位置 北緯 26度55分/東経 137度20分
 進行方向、速さ 西北西 ゆっくり
 中心気圧 965hPa
 中心付近の最大風速 35m/s
 最大瞬間風速 50m/s(95kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 190km
 15m/s以上の強風域 東側 650km/西側 560km
 
 <01日18時の予報>
 予報円の中心 北緯 28度35分/東経 136度00分
 中心気圧 965hPa
 中心付近の最大風速 35m/s(65kt)
 最大瞬間風速 50m/s(95kt)  
 
 <02日15時の予報>
 予報円の中心 北緯 31度05分/東経 135度30分
 中心気圧 965hPa
 中心付近の最大風速 35m/s(65kt)
 最大瞬間風速 50m/s(95kt)
 
 <03日15時の予報>
 予報円の中心 北緯 35度55分/東経 135度20分
 進行方向、速さ 北 20km/h(12kt)
 中心気圧 975hPa
 中心付近の最大風速 30m/s(55kt)
 最大瞬間風速 40m/s(80kt)

 予想進路>
 
*3日間→ http://www.jma.go.jp/jp/typh/1112.html

 当初(28日)の予報では、
 台風12号は真っ直ぐに北上し関東の南海上から東北太平洋沖。
 29日(月曜日)には伊豆半島に上陸し東北地方を縦断。
 30日(火曜日)には知多半島周辺に上陸し新潟方面へ移動。
 ~以上の予報は2009年から実施された5日間予報によるもの。
 そして今日(31日)は、
 “信頼性が高まる3日間予報”がによる上陸位置が発表された。
 ~しかし未だ進路については未確定であることを明記し話を進める。

 今日(31日)の予報では、
 9月3日(土曜日)の未明にも紀伊半島に上陸し、
 同3日の午後3時には兵庫~京都北部に達し日本海に出る予報。
 私の住む石川県は3日の午後には暴風域に入る模様も、
 台風は975hPaとやや勢力を落とし瞬間最大風速は最接近時で40m。
 
 仮に台風の中心位置が現在の予報進路よりも100kmも西にそれた場合や、
 中心気圧が上陸後に急激に弱まる場合は瞬間的に30m前後の最大風速。
 現時点(発表のコース)での石川県(加賀地方)の警戒すべき注意点は、
 降りしきる雨よりも南からの暴風かと感じられる。
 *地形による予想で山脈の尾根が逆の福井県北部山間部では大雨の心配。
 ただし、
 これはあくまでも地形と風向きの関係で仮に台風の進路が東にずれ、
 台風の中心が白山連峰の東に位置したコースをたどる場合には、
 台風の雲を遮る山脈(山地)に雨を降らし20km程度の移動速度は、
 24時間で250ミリを超える雨量(石川県加賀地方)が想定される。
 *何れにせよ12号台風の被害想定は全国的に大雨による可能性が高い。

 気象庁が発表する台風の中心位置はあくまでも“目安”に過ぎず、
 現段階の発表で、
 仮に和歌山県に上陸し富山県に抜けるコースでも予報円の範囲内であり、
 可能性としての四国に上陸して中国地方に抜けるコースや、
 関東西部に上陸し東北西部に抜けるコースも否定できず、
 最新の情報と雨雲レーダーの動きや雨の降る地域の特徴を捉え、
 どのような被害が想定されるかを事前に察知する事が必要となる。

 実況の読み方は、
 <31日18時の実況>
 進行方向、速さ:西北西、ゆっくり
 中心気圧:965hPa
 中心付近の最大風速:35m/s
 最大瞬間風速:50m/s
 25m/s以上の暴風域 全域:190km(直径約380km)
 15m/s以上の強風域:東側 650km/西側 560km(直径約1100km)

 を基準とする。

 その他の細かいデータは発表される図表に示されているので図表を確認し、
 海上にある現在の強さ(中心気圧)と暴風域の大きさを把握。
 通常暴風域は陸上にかかりはじめる頃には勢力を増す可能性は少なく、
 上陸後には数時間で5hPa~10hPaは高まる(弱まる)ことが多く、
 特にゆっくりとした大きな台風ほどに上陸後は勢力を弱める場合が多い。
 逆に小さく速い台風は上陸しても勢力が弱まる前に移動する場合には、
 ストレスの少ない中心付近の勢力は衰えずに日本海(仮に石川県)に達する。
 ただし、
 過去には伊勢湾台風台風19号(平成3年)のように大型の台風でありながら、
 移動速度が速く勢力が衰えぬままに暴風域が石川県を通り抜けたため、
 各地に甚大な被害を出した事例もあり台風の条件に絶対はありえない。
 また、
 台風23号(平成16年)は970hPaと強いとは言えない勢力で、
 大阪付近に上陸し湖北地方に達した後に南下し熱帯低気圧になった。
 中心が湖北に達した事で京都~兵庫北部(舞鶴~豊岡)は記録的な豪雨災害。
 超大型の強風域は石川県にも加賀南部地方を中心に大量の雨を降らせた。

 例えば舞鶴市の方に聞いてみると、
 “台風19号では暴風はそれ程ではなかった”らしく理由としての、
 台風の中心(暴風域)が日本海を横断する場合に吹き荒れる南→北の風が、
 舞鶴市の場合は南側の山地に阻まれ暴風にならないことは、
 富山県が石川県と比較し日本海を台風が通り過ぎる場合に暴風が吹きにくい地形や、
 周囲を山脈が囲む松本市に大量の雨や暴風が少ないとされる理由でもあるのだろう。
 *余談として日本海を通り抜ける台風は日本海側に強烈なフェーン現象をもたらす。
 その逆に、
 台風23号では中心が舞鶴市の南東に位置したことで風は北→南に吹き荒れ、
 台風19号では風を遮ってくれた山地が雨雲の移動を阻止する事で大量の降雨。
 地域に甚大な被害をだした。
 *舞鶴市の方の話では室戸岬付近から北東に進む台風に大雨被害が集中。
 ただし暴風域の大きさや密度の高い雨雲の塊や海上で発生する積乱雲も考慮。
 自然災害で大きな被害を出す地域は幾つかの条件(偶然)が揃う事例が多い。
 
 台風の観測で最も注意を払うべきは、
 *暴風については
 中心の位置×中心気圧×暴風域の大きさ。
 *雨については、
 雨雲の特徴(密度・位置)×観測点の風の向き×観測点の地形。
 
 また移動速度については、
 移動速度の速い台風は暴風(中心気圧の確認)に相乗効果を示し、
 *移動方向と回転方向が逆の場合に相殺されるかは不明。
 移動速度の遅い台風は同じ場所に大雨を降らすことが多い。
 *停滞台風の脅威は長時間豪雨で過去にも記録的雨量を観測。

 今回は私の住む石川県を基点に台風の読み方を文字にしたが、
 基本はどの地域も同じなので観測点(お住まいの地域)を基軸に、
 どの位置に台風がありどの位置への進路が予報されているか。

 日本を襲う台風の普遍的な最大特徴は、
 中心から時計の反対回りに暴風が吹き荒れる事で、
 仮に台風が時計回りに吹き荒れた場合には、
 降雨量の多さで知られる三重県尾鷲市などは、
 年間雨量が半減するのではないかとも思われる。

 *年降水量(平年値)ランキング
 http://weather.time-j.net/Weather/Precipitation
 

 気象観測の発達は人々に多くの恩恵を与えた。
 しかし気象予報に完全はなく時に自然の脅威は人間にとって残酷だ。
 収穫を前にした9月初頭の日本列島を襲う台風12号。
 少しでも被害小さくなるよう、
 人々の知恵を寄せ合って対処して欲しい。
 
 進路が確定し難い台風ではあるが最新の情報と進路の確認。
 石川県は台風の上陸地区ではない分だけ被害想定は容易く、
 台風の経路と(通過地域の)被害状況を把握しながら、
 荒れ狂う前に避難体制が整うようなシステムを模索して欲しい。

 また、
 上記記入はあくまでも個人の観点(趣味の領域)であり、
 台風の特徴は千差万別であり思いもしない事態も想定し、
 地元気象台が発表する最新データをもとに行動して欲しい。
 *特に台風本体とは別に発生する雨雲や前線の位置にも注意。

 プロにはプロの視点。
 信じるられるものは専門的な知識と経験。
 それだけにプロにはプロの責任。
 其々の人間には其々の役割がある。

 自分は何者か。
 それを噛み締めながら、
 日々の勤めに奔走したい。

 
 ~下記に実況データを記入していきます。


                                   2011年9月4日午前6時:気象庁発表(実際の進路)

 台風第12号 (タラス)
 平成23年08月~09月

 平成23年09月01日18時35分
 
 <01日18時の実況>
 大きさ 大型
 強さ 強い
 中心位置 北緯28度35分/東経135度55分
 進行方向、速さ 北北西 15km/h
 中心気圧 965hPa
 最大風速 35m/s
 最大瞬間風速 50m/s
 25m/s以上の暴風域 全域 220km
 15m/s以上の強風域 東側 650km/西側 560km
 
 <02日18時の予報>
 存在地域 四国沖
 進行方向、速さ 北北西 15km/h
 中心気圧 965hPa

 <03日15時の予報>
 存在地域 中国地方(岡山市周辺)
 進行方向、速さ 北 20km/h
 中心気圧 985hPa
 最大風速 25m/s
 最大瞬間風速 35m/s
 
 <04日15時の予報>
 存在地域 日本海
 進行方向、速さ 北 30km/h
 中心気圧 990hPa
 最大風速 23m/s
 最大瞬間風速 35m/s

 (9月1日:夜記述)
 台風の予想進路はさらに西よりに変更され
 9月3日:午前3時頃に室戸岬に到達。
 同:午前中に四国東部を縦断し
 同:午後3時頃に岡山県と鳥取県の県境を北に進行。

 台風は上陸後に急速に勢力を弱め瀬戸内海に到達するまでに、
 25m以上の暴風域はなくなる見込み。
 台風が仮に予報進路どおりに進めば、
 9月2日の台風による被害想定地域は、
 東海~近畿~四国の太平洋側。
 *大きな台風なので台風の東側では強風域の外でも不安定な状態は続く。
 特に2日~3日にかけて、
 三重県東部、和歌山県南部、徳島県東部に雨雲の塊が到達(厳重な警戒)。

 私の住む石川県では3日の午後から4日の午前にかけて最接近も、
 暴風域はなくなることから風よりも雨の注意が必要となると予想される。
 しかし、
 台風の中心が予報よりも東(若狭湾)に進行すれば30mを超える風も考慮。
 また、
 石川県地方気象台では4日にかけて時間雨量50㍉、累積雨量400㍉を想定。
 想定雨量は最悪事態を考慮に入れての発表も油断は禁物。
 台風の進路については流動性が高く最新の情報を入手してください。
 
 平成23年09月02日20時45分 発表

 <02日20時の実況>
 大きさ 大型
 強さ -
 存在地域 室戸岬の南約150km
 中心位置 北緯 32度00分/東経 134度20分
 進行方向、速さ 北北西 15km/h
 中心気圧 965hPa
 最大風速 30m/s
 最大瞬間風速 45m/s
 25m/s以上の暴風域 東側 220km/西側 170km
 15m/s以上の強風域 東側 650km/西側 560km
 
 <03日06時の予報>
 存在地域 高松市付近
 進行方向、速さ 北 20km/h
 中心気圧 975hPa
 最大風速 25m/s
 
 <03日18時の予報>
 存在地域 鳥取市の北北西約110km(日本海)
 進行方向、速さ 北 20km/h
 中心気圧 985hPa
 最大風速 25m/s

 (9月2日:夜記述)
 台風の進路は昨晩と比較しほぼ変らずに、
 3日未明にも室戸岬周辺に上陸し、
 3日中には高松市周辺→岡山市周辺→鳥取市周辺へと移動。
 速ければ3日の午後3時頃までには日本海に進む見込み。
 台風が予想進路どおりに進んだ場合の上陸後の注意点は、
 台風中心から東側の南向き斜面(紀伊半島~四国南東部)の他に、
 中心点の西側の北向き斜面での大雨。
 具体的に文字にすれば、
 四国地区では香川県~愛媛県の北部や、
 中国地区では鳥取県~山口県の北部で、
 観測点の南側に山地を有する地域。
 *進路によっては福岡県~兵庫県まで広く適応。
 また、
 近畿地区では岡山市付近に台風の中心が位置する場合には、
 姫路市~神戸市周辺も暴風が運ぶ雨雲の溜まりとなる可能性。
 さらに、
 雨雲は広範囲に及ぶために上記に示した本体の雨雲だけでなく、
 台風を取り巻く雨雲(東海~関東等太平洋側)や、
 台風から延びる前線(現在位置は北海道にかかる)の南側、
 等(沖縄・南九州を除く)どこで大雨災害が出ても不思議でない状況。

 私の住む石川県では比較的リスクが少ないように感じるものの、
 台風が若狭湾を抜ける進路をとった場合には暴風域に入る可能性も残り、
 また広域での豪雨災害の可能性は少ないものの局地的なリスクは、
 他の地域同様に厳重な警戒が必要となり台風の進路を注意深く監視。
 2011年9月3日は西日本では極めて高いリスクの中での不安がつのる。
 叶うことであれば、
 台風が上陸後直ちに勢力を弱め台風を取り巻く渦が崩壊する事を願う。 

 平成23年09月03日19時45分 発表

 <03日19時の実況>
 大きさ 大型
 強さ -
 存在地域 倉敷市付近
 中心位置 北緯 34度30分/東経 133度55分
 進行方向、速さ 北 ゆっくり
 中心気圧 988hPa
 最大風速 30m/s
 最大瞬間風速 40m/s
 25m/s以上の暴風域 東側 220km/西側 170km
 15m/s以上の強風域 東側 650km/西側 560km
 
 <04日18時の予報>
 存在地域 日本海
 進行方向、速さ 北 30km/h(15kt)
 中心気圧 990hPa
 
 <05日15時の予報>
 温帯低気圧
 存在地域 沿海州
 中心気圧 990hPa

 (9月3日:夜記述)
 昨晩の予報では既に日本海に抜けているはずの台風12号は、
 夜に入ってようやくと岡山県倉敷市周辺に上陸。
 現在値:988hPaの数字だけを見れば驚異的な台風ではないものの、
 極めて遅い台風の中心から“雲の塊が多い東側の地域”で想定以上の大雨。
 *上陸前からの鳥取県・島根県への雨量も想定を超えた(今後も厳戒が続く)。
 特に憂慮すべきは台風東部の南側に長く延びる雲の帯であり、
 台風が北に移動するに伴い長時間近畿地方に長雨を降らす模様。
 特に注意すべきは紀伊半島南部~紀伊水道へと進行する雨雲。
 *既に記録的な大雨が降り続く紀伊半島への更なる大雨は大規模な土砂災害。
 *平素は雨雲が入りにくい兵庫県~岡山県東部の瀬戸内海側では浸水被害。
 も想定される。
 また密度の高い雨雲が台風中心の東側に集中するために進路次第で、
 京都~滋賀~福井への雨雲の入り込みも否定できず最新の情報を入手。
 台風が日本海に出ても変らず雲の動きに注意。
 
石川県については4日は地域によって100㍉を超える24時間雨量と、
 瞬間的に20mを超える強風の想定(気象台)も大きな被害が出る要素は少ない。

 平成23年09月04日18時40分 発表

 <04日18時の実況>
 大きさ 大型
 強さ -
 存在地域 山陰沖
 中心位置 北緯 36度40分/東経 134度10分
 進行方向、速さ 北北東 15km/h
 中心気圧 994hPa
 最大風速 20m/s
 最大瞬間風速 30m/s
 15m/s以上の強風域 北東側 750km/南西側 560km

 (9月4日:夜記述)
 紀伊半島各地で大規模な土砂災害を出してしまった台風12号。
 勢力は衰え台風の形状は完全に崩れ深刻な状況からは脱したものの、
 5日にかけて東海、関東、北陸は不安定な天気が続き局地的な大雨。
 特に東海地方は土砂災害に警戒が必要な状況が続く。

 平成23年09月05日15時35分 発表

 <05日15時の実況> 
 温帯低気圧
 存在地域 日本海
 中心位置 北緯 41度00分/東経 136度00分
 進行方向、速さ 北 30km/h(15kt)
 中心気圧 992hPa

 (9月5日:夜記述)
 紀伊半島に大きな爪あとを残した台風12号は、
 5日の午後3時には温帯低気圧に変りましたが、
 東北~北海道は引き続き厳重な警戒が必要です。

 <関連記事>
 *台風12号(2011年)本文補足&台風8号(2009年)深層崩壊。
 → http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20110906


 

コメント (10)
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超大型の台風6号・なでしこ2011・大相撲・テレビ・長渕剛のSONGS。

2011-07-17 23:06:00 | 台風関連

 台風6号(マーゴン)
 何よりも注目すべきは超大型の台風6号が日本に接近。

 *台風6号の進路
 http://www.jma.go.jp/jp/typh/1106.html

 
*NHK気象災害情報
  http://www3.nhk.or.jp/weather/

 
*国土交通省:XバンドMPレーダ雨量情報
  http://www.river.go.jp/xbandradar/
 
 気象庁の予報(17日夜の時点)では、
 <17日20時の実況>
 大きさ 超大型
 強さ 非常に強い
 存在地域 南大東島の東南東約300km
 進行方向、速さ 北西 20km/h(10kt)
 中心気圧 935hPa
 中心付近の最大風速 50m/s(95kt)
 最大瞬間風速 70m/s(135kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 260km(140NM)
 15m/s以上の強風域 南東側 950km(500NM) 北西側 650km(350NM)
 *下段に日別の台風実況を転載。

 
現在(17日夜)の予報では強い勢力を保ったまま太平洋側沿岸を進行する見込み。
 台風の暴風域が260kmと広く強風域が中心から北西側650kmは非常事態。
 7月の台風としては過去に例がないほどの巨大な台風が接近している。
 台風が陸地から南にずれて300km沖の海上を南東に進んでくれれば良いのだが、
 現在発表されている予報を読み解くと、
 南九州沖~四国沖~紀伊半島沖~伊豆沖へとゆっくりとした速度で移動。
 半径650kmの強風域は時間を追って西日本~関東~東北南部の全域にかかり、
 19~20日には九州~四国では瞬間的には50mを超える暴風を伴う豪雨と、
 20~21日には紀伊~東海でも35mを越える暴風と18日からの長時間の大雨。
 ~台風の外側の雲(強風域)は巨大であり18日早朝から各地で大雨の注意が必要。
 九州・四国・中国南部・紀伊・東海では厳戒態勢が必要な事態になっている。
 更に台風が19日未明までに950hPaよりも衰えないままで(可能性は少ない)、
 台風の中心位置の進路が北側にずれ上陸する場合には各地で甚大な被害も想定。
 “大荒れの前の避難”が求められる。

 【追記:7月19日朝】
 台風6号は予報よりも発達せず衰弱の方向(955hPa)に向かうものの、
 予報進路は四国に上陸し紀伊半島を抜けるコースは、
 四国・近畿中部(都市部)・近畿南部が暴風域に入る可能性が高まり非常事態は変わらない。
 上陸と同時に台風の勢力は衰えるものの速度の遅さと大型を保っている事実は長時間豪雨の危険。
 早め早めの明るい時間帯の避難が肝要で特に土砂崩れの可能性が高まる地域は厳戒態勢を願う。

 【追記:7月19日夜】
 台風6号は四国には上陸せずに沿岸を西に進み紀伊半島沿岸部に接近する予報。
 そのため近畿中部(都市部)は暴風域には入らず暴風域も時間をおって縮小(w110/e190)。
 ただし大型(強風域)であることに依然変わりがない上に速度の遅さは如何ともしがたく、
 近畿南部~東海・伊豆地方は今後更に危険な状態が20日の深夜まで長引くと考えられ、
 21日になれば台風6号は紀伊半島の東南海上に進み列島への危険は次第に薄らぐとみられる。
 注意点は中心位置と風向きによって運ばれる大量の雨雲をさえぎる山の高さと斜面下流の市街地。
 台風は事前に予測できる数少ない自然災害なので早急の対策が命を守るカギとなる。 


 【追記:7月20日朝】
 台風6号は不自然な進路をとり徳島県に上陸との発表も間もなくに海上に戻り紀伊半島へ。
 近畿南部は今後数時間暴風域にさらされるものの970hPaまで気圧をあげた台風のリスクは緩和。
 ただし大雨による冠水の危険性は今夜遅くまで続き土砂崩れの危険性は数日間続く見込み。
 安全が確保されるまで引き続きの避難態勢の継続が望まれる。

 【台風6号の被害と記録】

 
*毎日新聞調べ。
 台風6号による風雨の影響で高知県で1人が死亡。
 奈良県と三重県で2人が行方不明。
 計58人が負傷するなど各地で被害が出た。

 *朝日新聞発表。
 高知県馬路(うまじ)村では19日の1日分の雨量が851.5ミリで、
 三重県尾鷲市で1968年に観測された過去最高(806ミリ)を更新。
 20日午前11時までの72時間雨量も、
 高知県馬路村で1199.0ミリ、三重県大台町で992.0ミリ。
 静岡市葵区で727.0ミリなど広範囲で600ミリを超え記録的な豪雨。


 
なでしこジャパン
 W杯ドイツ大会2011。
 夢の決勝進出をはたし突如注目されるピンクのヒロイン達。
 *ジャパンブルーにピンクをあしらったユニフォームは日本女子のお洒落!
 と言う私も、
 ドイツ戦(ベスト8)までは関心がなかったのが実情で決勝の観戦が3戦目。
 
mimifukuも今夜は11時までには就寝したいと希望
 
*寝苦しい暑い(熱い)夜も明朝のために誰もが早寝?(それとも徹夜組?)
 
そんな徹夜組の方のために私の趣味を兼ねた調べ癖は、
 なでしこジャパンの選手達が綴るブログ&ツイッターの紹介。

 <ブログ>
 *大野 忍選手→ http://ameblo.jp/shinobuohno/
 *岩清水 梓選手→ http://ameblo.jp/azusa1014/
 *川澄 奈穂美選手→ http://pure-city.jp/nahomi/
 *永里 優季選手→ http://ameblo.jp/y-naga19/
 *丸山 桂里奈選手→ http://ameblo.jp/karina14/

 <ツイッター>
 *安藤 梢選手(サポート)→ http://twitter.com/#!/FCRjapan
 *熊谷 紗希選手→ http://twitter.com/#!/kumagai1017
 *鮫島 彩選手→ http://twitter.com/#!/sharkaya
 
 W杯優勝(追記)
 2011年7月18日:午前6時21分。
 見応えたっぷり“感動満載”のW杯2011・ドイツ大会決勝戦。
 日本中が歓喜に包まれた。
 日本中が感動に震えるゲームだった。
 PK戦までもつれる稀にみる死闘だった。
 *PK戦
 ・米国 ×××○
 ・日本 ○×○○

 サッカーで日本チーム女子が世界一の栄冠。
 長年にわたり俯き続ける日本人に勇気を与えた女神たち。
 “夢をあきらめない”を実践した11人(21人)の選手たち。

 強運を味方につけ実力で勝ち取った世界一の座を、
 まぐれという人は世界中に誰もいまい。
 両チームのエースである澤選手とワンバック選手の才能と活躍。
 そして結果、
 闘神:キャプテン澤 穂希選手の得点王(5得点)はゴールド・シューズ。
 ~澤選手は最優秀選手賞(MVP)も同時に獲得。
 ワンバック選手も4得点まで得点をのばしブロンズ・シューズを獲得。
 2011年7月18日:午前6時41分。
 金色の紙吹雪(テープ)舞い散るフランクフルトの表彰台。
 トロフィを掲げる日本チーム女子の歓喜を確認しつつ文字を綴る。

 <選手一覧>

 
GK  1 山郷 のぞみ(1975.01.16 163cm 61kg)
 GK 12 福元 美穂(1983.10.02 165cm 66kg) 
 GK 21 海堀 あゆみ(1986.09.04 170cm 64kg)

 
DF  2 近賀 ゆかり(1984.05.02 161cm 53kg)
 DF  3 岩清水 梓(1986.10.14 162cm 54kg)
 DF  4 熊谷 紗希(1990.10.17 171cm 59kg)
 DF  5 矢野 喬子(1984.06.03 164cm 55kg)
 DF 14 上尾野辺 めぐみ(1986.03.15 157cm 54kg)
 DF 15 鮫島 彩(1987.06.16 162cm 53kg)
 DF 16 田中 明日菜(1988.04.23 164cm 52kg)

 MF  6 阪口 夢穂(1987.10.15 165cm 58kg)
 MF  8 宮間 あや(1985.01.28 157cm 50kg)
 MF  9 川澄 奈穂美(1985.09.23 157cm 50kg)
 MF 10 澤 穂希(1978.09.06 164cm 55kg)
 MF 13 宇津木 瑠美(1988.12.05 168cm 63kg)

 FW  7 安藤 梢(1982.07.09 164cm 57kg)
 FW 11 大野 忍(1984.01.23 154cm 50kg)
 FW 17 永里 優季(1987.07.15 168cm 60kg)
 FW 18 丸山 桂里奈(1983.03.26 163cm 56kg)
 FW 19 高瀬 愛実(1990.11.10 165cm 59kg)
 FW 20 岩渕 真奈(1993.03.18 155cm 52kg)

 監督 佐々木 則夫る


 相撲
 大関:魁皇の新記録の偉業と横綱:白鵬の8連覇の期待。
 にもかかわらず盛り上がりに欠ける大相撲名古屋場所も今日が中日。
 8日目までは大入りはなく平日の観衆は見るからに閑古鳥状態。
 しかし相撲内容は見るべき力士も多く特に大関:日馬富士の強さが光る。
 と、
 日馬富士関のブログも発見→ http://blog.goo.ne.jp/harumafuji

 横綱:白鵬の安定感は群を抜くものの千秋楽までもつれて欲しい願望。
 それにしても白鵬関の相撲は美しく、
 微動だにしない蹲踞の姿勢と仕掛けにのらない安定した足腰の強さは目を見張る。 
 それと今日(17日)放送で話題(式守伊之助の差し違え)になった、
 木村庄之助が持つ短刀は差し違え(軍配)た時には切腹する覚悟を示す。
 記憶では立行司が差し違えたときには進退伺いの上での引責辞任だったような?
 でも調べてみると、
 協会からの注意でお咎めなしの慣例があるようだ。

 テレビ
 ブログをお休みすることで映像を見る時間も増える。
 昨晩(16日)家族で視聴した祇園祭の宵山の様子。
 伝統の継承と地域の協力や失われつつある神事の意味づけ。
 貞観の大地震はこのブログでも紹介した1000年前の大震災。
 その頃から受け継がれた祇園祭は応仁の乱や大戦時代を除いて、
 休むことなく続いた庶民文化の形態は豪華絢爛な技術の粋(すい)。
 学ぶ事の多い番組だった。

 また深夜放送の、
 モーリス・ベジャールの「80分間世界一周」はベジャールの遺作であり、
 世界中の興味深い民族音楽に乗って華麗に舞うダンサー達の競演は見事。
 アイディアの勝利はモダン・ダンスではない伝統的な基礎バレエの到達点。
 面白かった。

 長渕 剛
 面白かったといえばNHK:SONGSに登場した長渕 剛さん。
 4月16日に石巻を訪問した長渕さんの映像は松島基地でのライブ「乾杯」を含み、
 6月に再訪して子供達とのふれあいを通して歌われた「TRY AGAIN for JAPAN」。
 さらに、
 1990年の発表ながら現状を憂いながらも歌詞を入れ替えた「お家にかえろう」の熱唱。
 歌う武闘派のイメージも強い長渕 剛さんの面目躍如のパフォーマンスは時代にマッチ。
 *再放送が下記に予定されているので見ていない人は是非に。
 特に長渕は苦手だと言う方にこそ見て欲しい内容になっている。
 でも個人的には、
 初期の長渕の名曲「素顔」(リメイクも有り)が一番好きかな(笑)。
 

 ~以後NHKホームページから記事転載。

 SONGS「長渕剛」
 ~2011年7月20日(水)午前1:30~午前2:00(30分)
 ※気象・災害情報(台風6号)のため放送が休止になりました。

 今回のSONGSでは3月の東日本大震災を経て、
 自らの音楽を見つめなおした長渕剛さんを特集します。
 東日本大震災のあった3月以降、
 長渕さんは“歌は無力”という思いに苛まれ悩み続けてきました。
 しかしいてもたってもいられず、
 4月上旬には自ら宮城県石巻市を訪れ避難所や自衛隊基地の慰問を行いました。
 被災地の人々と触れ合うことで改めて“歌の力”を信じることができたという長渕さん。
 今回のSONGSでは、そんな長渕さんの動きに密着。
 6月下旬に石巻を再訪し地元の皆さん1000人とともに復興を願う曲、
 「TRY AGAIN for JAPAN」を歌い上げるまでの ドキュメントをお届けします。
 
 
長渕剛
 1956年生まれ(鹿児島県出身)。
 1978年シングル「巡恋歌」で本格デビュー。
 翌年にファースト・アルバム「風は南から」をリリースし、
 1980年「順子」でチャート1位を獲得する。
 以後、
 1985年「勇次」、
 1987年「ろくなもんじゃねぇ」、
 1988年「乾杯」「とんぼ」など、
 80年代を通じてヒットを連発。
 ライブ活動も精力的に行いその激しいステージ・パフォーマンスでファンを魅了している。
 TVドラマや映画への出演や詩画展を開催するなど音楽のみに限らず、
 多彩なジャンルでその才能を発揮している。
 
 <曲目リスト>

 
乾杯(1980)
 4月、航空自衛隊松島基地での激励ライブで披露した。
 日本全国から集まり過酷な環境の中で救援活動に臨む、
 自衛隊員2500人に向けて贈られた曲。
 
 
TRY AGAIN for JAPAN(2011)
 2010年に発表したアルバム「TRY AGAIN」表題曲の新バージョン。
 3月の東日本大震災を受け長渕さんは、
 この曲の「何度でもやり直せる」というメッセージこそ今発信すべきと考え制作した。

 
お家へかえろう(1990)
 1990年発表のアルバム「JEEP」収録曲。
 当時、強烈なインパクトを与えたこの曲の歌詞の一部を震災後、
 長渕さんが自ら書き直し今回のSONGSで初めて発表した。

 ~以下気象庁ホームページより記事転載(継続)。

 台風第6号(マーゴン)

 <20日19時の実況>
 大きさ 大型
 強さ -
 存在地域 御前崎の南南西約150km
 中心位置 北緯 33度25分(33.4度) 東経 137度30分(137.5度)
 進行方向、速さ 東 15km/h(9kt)
 中心気圧 980hPa
 中心付近の最大風速 30m/s(55kt)
 最大瞬間風速 40m/s(80kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 70km(40NM)
 15m/s以上の強風域 東側 650km(350NM) 西側 460km(250NM)


 <19日19時の実況>
 大きさ 大型
 強さ 強い
 存在地域 室戸岬の南西約60km
 中心位置 北緯 32度55分(32.9度) 東経 133度50分(133.8度)
 進行方向、速さ 北東 15km/h(9kt)
 中心気圧 960hPa
 中心付近の最大風速 40m/s(75kt)
 最大瞬間風速 55m/s(105kt)
 25m/s以上の暴風域 東側 190km(100NM) 西側 110km(60NM)
 15m/s以上の強風域 東側 650km(350NM) 西側 410km(220NM)

 <18日20時の実況>
 大きさ 大型
 強さ 非常に強い
 存在地域 種子島の東南東約230km
 中心位置 北緯 29度30分(29.5度) 東経 133度00分(133.0度)
 進行方向、速さ 北 25km/h(14kt)
 中心気圧 945hPa
 中心付近の最大風速 45m/s(85kt)
 最大瞬間風速 60m/s(120kt)
 25m/s以上の暴風域 東側 260km(140NM) 西側 170km(90NM)
 15m/s以上の強風域 東側 800km(425NM) 西側 560km(300NM)

 <16日18時の実況>
 大きさ 超大型
 強さ 非常に強い
 存在地域 沖の鳥島近海
 中心位置 北緯 21度35分(21.6度) 東経 137度35分(137.6度)
 進行方向、速さ 北西 15km/h(9kt)
 中心気圧 940hPa
 中心付近の最大風速 50m/s(95kt)
 最大瞬間風速 70m/s(135kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 220km(120NM)
 15m/s以上の強風域 南側 1000km(550NM) 北側 650km(350NM)

 <14日18時の実況>
 大きさ 大型
 強さ 強い
 存在地域 小笠原近海
 中心位置 北緯 20度05分(20.1度) 東経 145度30分(145.5度)
 進行方向、速さ 西 20km/h(11kt)
 中心気圧 960hPa
 中心付近の最大風速 40m/s(75kt)
 最大瞬間風速 55m/s(105kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 170km(90NM)
 15m/s以上の強風域 東側 650km(350NM) 西側 460km(250NM)

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【週末の台風2号(2011年)】と“桑田さんの再放送”&自民党への苦言。

2011-05-30 06:21:00 | 台風関連

 *以下更新中です。

 台風第2号(ソングダー)の進路。
 *経路図→
http://www.jma.go.jp/jp/typh/1102.html

 *ブログ内:防災情報へのリンク。
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/c/83b14e722c288c3ebde51081619fd16c


 *平成23年05月29日(日曜日・午後)発表

 <29日15時の実況>
 温帯低気圧
 存在地域:四国沖
 進行方向、速さ:北東 55km/h(30kt)
 中心気圧:982hPa

 台風2号は29日午後3時頃に室戸岬近海で温帯低気圧に変化。
 台風と熱帯低気圧の違いは風速ですが温帯低気圧は温度差と評価。
 詳しくは下記阿南市HPが明解だと思います。

 http://www.city.anan.tokushima.jp/docs/2010091600209/

 温帯低気圧に変わったものの、
 982hPaは強風をともなう低気圧には変わりなく厳重な注意が必要。
 今後警戒すべきは北陸・山陰の日本海側や東海以北の太平洋側。
 北陸・山陰では累積雨量が予報をこえて150㍉近い地域も想定でき、
 東日本大震災の被災地でも180㍉を超える大雨予測を気象庁が報告。
 今後心配される被害は土砂災害となる模様で、
 明日(30日)の午後までは注意深く低気圧の動きを監視してください。
 *5月29日夜更新

 【北陸で記録的な大雨】
 *福井県大飯郡おおい町(349.5㍉)
 30日AM5時←29日AM5時:24時間雨量
 24.0-36.0-53.0-41.5-29.0-20.0-17.5-9.5-4.0-1.5-3.0-7.0
  10.0-4.0-9.0-9.5-13.0-11.5-8.0-11.5-10.5-6.0-7.0-3.5
 *予報とはかけ離れた北陸での記録的な豪雨は累積400㍉を超える見込み。
 若狭湾周辺では軒並み200㍉を超え石川県に近い坂井市でも200㍉を超えた。

 *石川加賀市栢野町(170.5㍉)
 30日AM5時←29日AM5時:24時間雨量
 10.5-3.0-4.0-2.5-11.5-3.5-1.5-5.5-7.5-11.5-17.5-16.0
  8.5-15.0-7.5-9.5-12.5-8.0-6.0-3.5-2.0-2.0-1.0-0.5
 *石川県の24時間雨量の最大値もまた5月としては記録的な雨量。

 平成23年05月29日(日曜日・朝)発表

 <29日06時の実況>
 強さ:強い
 存在地域:屋久島の南南西 約100km
 中心位置:北緯29度25分/東経130度10分
 進行方向・速さ:北東 55km/h
 中心気圧:965hPa
 中心付近の最大風速:35m/s
 最大瞬間風速:50m/s
 25m/s以上の暴風域:全域 90km
 15m/s以上の強風域:全域 390km
 
 <29日18時の予報>
 存在地域 室戸岬の南東約30km
 中心気圧 975hPa
 
 <30日06時の予報>
 温帯低気圧
 伊豆諸島近海
 中心気圧 986hPa
 最大風速 23m/s
 最大瞬間風速 35m/s

 深夜に沖縄県本島を通過した台風2号はこの時間屋久島近海に位置。
 勢力は当初の予定よりも衰えずに暴風が吹き荒れています。
 ただし暴風域は半径90㎞と小さく速度も速いために数時間で脱出。
 沖縄本島では瞬間的に55mを超える暴風と20万世帯を超える停電。
 今後台風は本州の太平洋側の縁(ヘリ)を沿うように進行。
 暴風域は小さいものの九州四国南部地域では暴風域に入る可能性もあり、
 急激な風の変化も想定されますので中心位置に留意してください。
 今後の注意点は集中豪雨&累積雨量であり特に土砂崩れに注意。
 明日の朝まで東北以南の全国で大雨が予想されています。
 ご注意ください。
 *5月29日朝更新

 *平成23年05月28日(土曜日・深夜)発表

 <29日00時の実況>
 強さ:強い
 存在地域:那覇市の北 約140km 
 進行方向、速さ:北東 45km/h
 中心気圧:950hPa
 中心付近の最大風速 40m/s
 最大瞬間風速 60m/s
 25m/s以上の暴風域 南側 150km/北側110km

 *平成23年05月28日(土曜日・夕)発表

 <28日16時の実況>
 強さ:強い
 存在地域:宮古島付近
 進行方向、速さ:北北東 40km/h
 中心気圧:945hPa
 中心付近の最大風速 40m/s
 最大瞬間風速 60m/s
 25m/s以上の暴風域 全域 130km
 15m/s以上の強風域 全域 440km

 <29日03時の予報>
 存在地域 沖永良部島の北西 約90km
 中心気圧 960hPa

  <29日15時の予報>
 存在地域 宮崎市の南南東 約110km
 中心気圧 975hPa

 <30日15時の予報>
 温帯低気圧
 存在地域 東海道沖
 中心気圧 986hPa

 台風が当初の予想進路よりも北上したことで先島諸島が暴風域の北西部に入り、
 午後5時(28日)現在は宮古島に台風の中心が位置し大荒れの状況。
 今夜は沖縄本島~奄美諸島の北側を960hPa前後で進行する予報は、
 台風の南東側に南西諸島が位置することで強い風が吹き荒れる予想。
 明日の午後には九州南部沿岸に接近する頃には975hPaとの予報は、
 九州→四国→近畿→東海地方では暴風の脅威よりも累積雨量が心配。
 地元気象台の詳細な情報を早め早めに入手してください。
 *5月28日夕更新
 

 *平成23年05月28日(土曜日・朝)発表

 <28日06時の実況>
 強さ:非常に強い
 存在地域:石垣島の南南西 約260km
 進行方向、速さ:北 25km/h
 中心気圧:940hPa
 25m/s以上の暴風域 全域 130km 
 
 <28日18時の予報>
 強さ 強い
 存在地域 宮古島付近
 中心気圧 955hPa

 <29日06時の予報>
 強さ 強い
 存在地域 奄美大島の西 約190km
 中心気圧 970hPa
 
 <30日03時の予報>
 強さ -
 温帯低気圧
 存在地域 潮岬の南南西 約60km
 中心気圧 986hPa

 昨晩の深刻な予報よりもややトーンダウン。
 台風は現在940hPaと非常に強いものの昨夜の予報値を下回り、
 30日(月曜日)未明には近畿太平洋沖で温帯低気圧に変わる模様。
 沖縄・奄美地方近海での“瞬間最大風速は40~50m”を想定。
 ~今夜(28日夜)→ 明朝(29日午前)にも沖縄・奄美地方通過。
 九州~四国・近畿南部地方:太平洋側の大雨の状況は変わらず、
 多い所では“降り始めからの2日間で400ミリを超える地域”も想定。
 楽しみにしていた連休は全国的に荒れ模様。
 今日の午後から明後日の昼頃までは厳重な警戒をしてください。
 *5月28日朝更新

 *平成23年05月27日(金曜日・夜)発表
 
 <27日18時の実況>
 大きさ:-
 強さ:猛烈な
 存在地域:フィリピンの東
 中心気圧:920hPa
 25m/s以上の暴風域130km 
 
 <28日18時の予報>
 強さ:非常に強い
 存在地域:宮古島の南 約100km
 中心気圧:935hPa
 
 <29日15時の予報>
 強さ:強い
 存在地域:屋久島の南 約90km
 中心気圧:950hPa
 
 <30日15時の予報>
 強さ:-
 存在地域:東海道沖
 中心気圧:980hPa

 昨晩の予報よりもやや速度をあげながら今後早い時間内で、
 台風2号は非常に強い勢力を保ったまま南西諸島に接近。
 状況は昨晩以上に深刻なコースを取りそうです。
 予報では明日(28日)の午後にも先島諸島が暴風域の圏内か?
 暴風域は半径130kmと小ぶりなためにコースによっては、
 先島諸島西部は暴風域に入らない可能性もありますが、
 28日の夜にも強風域の圏内に入り、
 29日未明には暴風域に入ると予想される、
 沖縄本島近海での推定中心気圧は、
 940hPa前後の非常に強い勢力も想定すべきで、
 沖縄・奄美地方では季節外れの猛烈な風雨に見舞われそうです。
 台風は足早に進み29日(日曜日)の午後には屋久島近海に進み、
 28日~29日は九州南部~四国・近畿の太平洋側では、
 5月としては記録的な大雨となりそうです。
 心配な連休となりますが早めの対応をおとりください。
 *5月27日夜更新

 *平成23年05月26日(木曜日・夜)発表

 <26日18時の実況> 
 強さ:猛烈な
 存在地域:フィリピンの東
 中心気圧 920hPa

 <28日15時の予報>
 強さ:非常に強い
 存在地域:沖縄の南
 中心気圧:940hPa

 <29日15時の予報>
 強さ:強い
 存在地域:九州の南
 中心気圧:965hPa

 予報では29日(日曜日)には九州の南との位置も、
 経路図では沖縄本島~奄美諸島近海を通過するコース。
 
 28日未明には先島諸島で波風強く、
 28日の夜には沖縄本島が強風域に入り、
 29日未明にも暴風域(中心気圧960hPa前後=強い)。
 従って28日~29日の週末は、
 先島諸島~沖縄・奄美の交通に大きな支障を予測。
 強い台風の接近で関係地域の方は防災の準備をしてください。
 また、
 バカンスにお出かけの方は留意してください。
 *5月26日夜更新

 *****

 当初は3月17日に予定されていた、
 桑田圭祐さんのドキュメンタリー番組の再放送は、
 3月11日に起きた東日本大震災のために休止。
 その休止後の、
 再放送の日程が決まったようなのでお知らせ。

 『復活!桑田佳祐ドキュメント』
 ~55歳の夜明け~ 完全版
 ~総合:2011年 5月29日(日)午前0:00~午前1:00
 *28日(土)の深夜の放送です。

 <番組内容>

 がんを克服し復活した桑田佳祐のドキュメント番組『完全版』。
 紅白歌合戦をはじめレコーディングなど秘蔵映像満載。
 録りおろしインタビューやスタジオでの熱唱も紹介。

 <曲目リスト>

 「ROCK AND ROLL HERO」
 「ダーリン」
 「銀河の星屑」
 「現代人諸君!!」
 「明日晴れるかな」
 「それ行けベイビー!!」
 「本当は怖い愛とロマンス」
 「MY LITTLE HOMETOWN」
 「月光の聖者達」

 ただし当初予告されていた75分番組でなく、
 60分バージョンでの縮小放送のようです。
 43分のものと60分のものと幻の75分のもの。
 果して45分(43分)の編集と何が違うのか?
 早くも幻の75分(73分)に興味は移ります(笑)。
 *5月26日夜更新

 *****

 今夜(26日夜)のニュースは何?
 相変わらずの点の視点にうんざり。
 ~重要な事は55分の真実ではない!
 それと内閣不信任案を出す前に、
 自民党の総裁は今のままでよいのか?
 不信任案の後始末。
 目指している方向が見えない、
 政局目当ての空虚な否定(点の視点)は、
 もう御免。
 
 点の否定しかできない現・自民党総裁に託すべき何か。
 私には自民党の考え(党の方向性)が理解できない。
 不信任案を出すなら国民に示すべきは、
 
*点の否定(=個々の過去の責任追求)
 
ではなく、
 *独創的な面の主張(=独自の視点と国家の未来像)
 *現政権(菅内閣)は攻め込みやすい穴だらけの政権と誰もが認識。

 不信任案が通過しなかった時の(自民党の)ダメージを考えて、
 もう一度“党の戦略”を練り直したほうがよいような気がする。
 *空振りの場合の自民党総裁の進退も言明すべき。
 そのためには、
 内閣不信任案よりも自民党は現総裁で戦えるのか?
 私個人の意見として“点の否定”には同調できない。
 *5月26日夜更新
 

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強い寒気と台風14号 (2010年10月)の話題。

2010-10-26 23:10:00 | 台風関連


 地元気象台が出す週間予報をチェックしていたので、
 先週の中頃から今週は寒くなる事は分かっていたのだけど、
 今日(2010年10月26日)は本当に寒い1日になりました。

 と言ってもこれまでが暖かすぎただけで、
 石川県では平年の同日比較で、
 最高気温で4℃、最低気温で2℃ほどの気温低下。
 身体が寒さに慣れてないだけなのでしょうか?

 否否。
 昨晩(今日の最高気温は深夜?)が幾分暖かだっただけに、
 今朝はかなりの人が出勤、通学は比較的に薄着だったのでは?
 ~朝は寒くて暖房機に火をつけましたが。
 日中の温度が11℃前後だったので平年よりもかなり(約7℃)寒い。
 さらに、
 一日中冷たい雨で日差しがなく体感温度は冬を思わせる1日でした。
 北日本の多くの場所で今年の初雪を観測。
 全国的に寒~い一日でした。

 と思っていると日本列島西南の海上には台風14号

 *台風第14号 (チャバ)の進路予想。
 http://www.jma.go.jp/jp/typh/1014.html

 *平成22年10月26日
 午後6時発表(気象庁)


 <26日18時の実況>
 存在地域:沖縄の南
 中心気圧:965hPa
 25m/s以上の暴風域 全域 110km(60NM)
 15m/s以上の強風域 南東側 440km(240NM) 北西側 300km(160NM)
 
 <27日18時の予報(推測値)>
 存在地域:那覇市の南 約460km
 中心気圧:955hPa
 
 <28日15時の予報(推測値)>
 存在地域 沖縄の南
 中心気圧 950hPa

 <29日15時の予報(推測値)>
 存在地域:沖縄の南
 中心気圧:950hPa

 現時点で強い勢力を保ち
コンパクトながらも今後も勢力を拡大。
 現在の所はっきりとしたルートは確定できませんが、
 27日(木)には沖縄県近海から鹿児島県近海に進路を進め、
 30日(土)には奄美諸島~鹿児島県沖を通過し、
 31日(日)には東海沖に接近?
 ただし、
 5日間予報は現在大きな進路設定を示しており、
 台風の正確なルートは未確定。
 いったい何処に向いて行くのやら。
 そんな感じです。

 北の寒気に南の台風
 10月末としては決して珍しい現象でもないのですが、
 1ヶ月前の
9月の猛暑を思い出すと何かがオカシイ。
 誰もがそんな風に肌で感じているはずです。

 
台風がもたらす異常気象(現象)
 台風に関係のない地域でも、
 地元気象台の出す情報に細心の注意が必要です。
 北陸の寒さは明後日(28日)まで。
 その後は平年並みの気温に戻る予報が出ています。

 
【追記:10月27日夜】

 *平成22年10月27日
 午後6時発表(気象庁)

 <27日18時の実況>
 存在地域 沖縄の南
 中心気圧 955hPa
 25m/s以上の暴風域:全域130km(70NM)
 15m/s以上の強風域:南東側440km/北西側300km
 
 <28日18時の予報(推測値)>
 存在地域 那覇市の南南東 約190km
 中心気圧 945hPa

 <29日15時の予報(推測値)>
 存在地域 沖縄の東南東 約120km
 中心気圧 950hPa
 
 <30日15時の予報(推測値)>
 存在地域 四国沖
 中心気圧 960hPa

 【追記:10月28日夜】

 *平成22年10月28日
 午後8時発表(気象庁)

 <28日20時の実況>
 存在地域:南大東島の西南西 約130km
 中心位置:北緯 25度25分/東経 130度00分
 進行方向、速さ:北東 20km/h(10kt)
 中心気圧:935hPa
 最大瞬間風速:65m/s(130kt)
 25m/s以上の暴風域:北西側 190km/南東側 130km
 15m/s以上の強風域:北西側 480km/南東側 370km
 
 <29日06時の予報(推測値)>
 存在地域 南大東島の北西 約80km
 中心気圧 945hPa

 <29日18時の予報(推測値)>
 存在地域 奄美市の東南東 約250km
 中心気圧 950hPa
 
 <30日15時の予報(推測値)>
 存在地域 潮岬の南南西 約230km
 中心気圧 970hPa
 
 <31日15時の予報(推測値)>
 温帯低気圧:日本の東
 中心気圧 980hPa

 【追記:10月29日夜】

 平成22年10月29日
 20時40分:気象庁発表

 <29日20時の実況>
 存在地域:四国沖
 中心位置:北緯 28度50分/東経 133度55分
 進行方向、速さ:東北東 25km/h(14kt)
 中心気圧:965hPa
 中心付近の最大風速:35m/s(65kt)
 最大瞬間風速:50m/s(95kt)
 25m/s以上の暴風域:全域 130km(70NM)
 15m/s以上の強風域:北東側 480km/南西側 330km
 
 <30日06時の予報(推測値)>
 存在地域:潮岬の南 約250km
 中心気圧:975hPa 
 
 <30日18時の予報(推測値)>
 存在地域:石廊崎の南南西 約70km
 中心気圧:985hPa 
 
 <31日15時の予報(推測値)> 
 温帯低気圧:日本の東
 中心気圧:996hPa

 【追記:10月29日朝】

 平成22年10月30日
 06時50分:気象庁 発表

 <30日06時の実況>
 存在地域 潮岬の南 約250km
 中心位置 北緯 31度20分/東経 136度10分
 進行方向、速さ 北東 35km/h
 中心気圧 975hPa
 中心付近の最大風速 30m/s
 最大瞬間風速 45m/s(85kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 110km(60NM)
 15m/s以上の強風域 北東側 560km/南西側 330km
 
 <30日18時の予報(推測値)>
 存在地域 三宅島付近
 進行方向、速さ 北東 35km/h(20kt)
 中心気圧 985hPa
 
 <31日06時の予報(推測値)>
 温帯低気圧
 存在地域 牡鹿半島の東南東 約260km
 進行方向、速さ 北東 45km/h(25kt)
 中心気圧 998hPa

 【追記:10月29日夜(最終)】

 平成22年10月30日
 19時45分:気象庁発表
 
 <30日19時の実況>
 存在地域:勝浦市の南 約120km
 中心位置:北緯 34度10分/東経 140度35分
 進行方向、速さ:東北東 45km/h
 中心気圧 992hPa
 最大風速 30m/s
 最大瞬間風速 40m/s
 25m/s以上の暴風域 全域 70km
 15m/s以上の強風域 北東側 650km/南西側 330km
 
 <31日06時の予報(推測値)>
 温帯低気圧:いわき市の東 約320km
 中心気圧:996hPa
 
 <31日18時の予報(推測値)>
 温帯低気圧:日本の東
 中心気圧:1002hPa

 

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台風13号(2010年):21世紀最強の台風がフィリピンに上陸。

2010-10-18 21:24:00 | 台風関連

 
 台風第13号 (メーギー)。
  http://www.jma.go.jp/jp/typh/1013.html

 発生当初はこんなに凶暴な台風に成長すると考えた、
 気象の専門家や予報士は誰一人いなかったと思う。 

    
    10月18日12時:885hPa(画像・気象庁)

    
    10月18日15時:910hPa(画像・気象庁)

 発生当初(10月14日頃)気になったのが台風の進路。
 個人的な話だが、
 10月20日、
21日と東京へ出張するために台風の進路を確認。
 5日間予報でフィリピン方向へと進路を進める予報に安堵した。
 気象庁の発表では、
 15日夜の予報では940hPa(非常に強い)まで成長。
 16日夜の予報では950hPa(強い)と予報勢力が弱まっていた。
 進路を気にはしていたが暴風域が巨大ではなく、
 進路が北よりのルートであれば被害は小さいと感じていた。
 昨晩は(17日)は日本に影響がない事から、
 台風13号の進路・勢力の確認を怠った。
 
 ところが今日(18日)の朝刊の天気図で、
 午前9時にフィリピン東近海を910hPaとの予報。
 ???
 携帯電話に登録してある台風情報を確認して驚いた。
 890hPaの数字には目を疑うしかなかった。
 ~その後885hPaまで成長。
 ただし、
 25m以上の暴風域は相変わらず巨大でないことに救いを求めた。
 夜7時のニュースを視聴後に、
 中心点の上陸地点が気になったので確認してみると、
 ルソン島中部の人口過密地帯(マニラ、ケソン周辺)ではなく、
 人口の少ない北部東海岸に上陸。
 
 地図で確認した所、
 18日18時現在はプログ山山頂付近か?
 今後はサンフェルナンド、バキオとの地名の都市に、
 台風の中心付近が近接すると予想される。

 
*18日18時の実況
 大きさ:-
 強さ  :非常に強い
 存在地域:ルソン島
 中心位置:北緯16度50分/東経121度10分
 進行方向・速さ:西南西 25km/h
 中心気圧:930Pa
 中心付近の最大風速:50m/s
 最大瞬間風速:70m/s
 25m/s以上の暴風域:全域150km
 15m/s以上の強風域:北東側560km/南西側370km
 ~大きさに表示がないのは比較的コンパクトな台風。
   平成12年まで使用された中型、小型との表示の中型。
   ただし大型に近い数字は決してコンパクトな台風ではない。

 【補足】
 調べてみたら18日9時の最盛期には大型で猛烈と表示。
 885hPaで中心付近の最大風速は65m(瞬間90m)
 暴風域は200kmで強風域は直径1060km。
 稀に見る強烈な台風であることが分かる。

 午後6時(18時)の中心付近の気圧が930hPaは、
 伊勢湾台風の上陸時の気圧と同じ
でルソン島北西部では、
 経験した事のないような猛烈な暴風が吹き荒れていると予想。
 大変な事態が起きていると言える。

 <24時間の中心気圧の推移>

 
【18日】
 ・18時:930hPa
 ・15時:910hPa(上陸?)
 ・12時:885hPa
 ・ 9時:885hPa
 ・ 6時:890hPa
 ・ 3時:890hPa

 
【17日】
 ・21時:895hPa
 ・18時:910hPa

 私の記憶に間違いがなければ、
 昨年は台風の上陸が多かったフィリピンでは、
 今年は台風の上陸が少なく(2号、3号)、
 フィリピン近海での台風発生も少なかった。
 ~今年は沖縄県の南海上での発生が多かった。

 なぜこの時期にフィリピン近海で猛烈に台風が発達したのか?
 何か不思議な感じがする。

 偶然なのか?
 台風13号の発生と時期を同じくして日本では、
 北陸~東北の日本海側で竜巻の発生が多発。
 北からの寒気の流入と南からの温暖な空気。

 これかの季節。
 寒気が流入しやすい日本海側と日本の東南海上の温暖な海域。
 寒暖のぶつかりは異常気象をもたらすことは真夏だけではない。
 暖かいながらも平穏な毎日(10月)を過ごす日々の生活の中で、
 何か嫌な予感がよぎるのは私だけではないだろう。


 <資料>

 *日本に於ける上陸時気圧の低い台風(地上)
 
・室戸台風:912hPa(1934年9月21日)
 ・枕崎台風:916hPa(1945年9月17日)
 ・第2室戸台風:925hPa(1961年9月16日)
 ・伊勢湾台風:930hPa(1959年9月26日)
  ~小数点は四捨五入。
 <参考>
 ・台風9号(沖永良部台風):907hPa(1977年9月9日)

 *参考資料→ http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/statistics/ranking/air_pressure.html

 
*記録に残る気圧の低い台風(海上)。
 ・1979年10月12日:台風20号=870hPa
 ~推定風速は85メートル(時速304km)とされる。
 ・1973年10月 6日: 台風15号=875hPa
 ・1975年11月19日:台風20号=876hPa
 <参考>
 ・1961年 9月12日:第2室戸台風=888hPa
 ・2005年10月(不明):ハリケーン・ウルマ=882hPa
 

 
~以下台風13号関連Web記事転載。

 *ロイター発表・フィリピン(10月18日)
 大型で非常に強い台風13号が18日午前11時25分(比・時間?)に、
 ルソン島北東部のイサベラ州に上陸し夕方過ぎまでに西南西に進行。
 中心付近は時速180キロ(風速50メートル)に上るという。
 気象予報機関トロピカル・ストーム・リスクによると、
 台風13号は最高レベルの「カテゴリー5」で、
 同島北部の山間部では時速250キロ(風速70メートル)の最大風速も記録。
 通信当局によると、
 イサベラ州では通信手段が最大90%不通になっているという。

 *CNN発表・フィリピン(10月19日)
 大型の台風13号がフィリピン北部ルソン島を直撃。
 当局者らによると同島のパンガシナン州では倒木により3人、落雷で1人が死亡。
 イサベラ州では3人、カリンガ州で1人が死亡した。
 ヌエバエシハ州とカガヤン州ではそれぞれ1人が川を渡ろうとして水死。
 さらに同島の高原都市バギオでも倒木で1人が死亡した。
 台風13号は上陸直前に最大風速約75メートル(約270キロ)を記録し、
 2005年にカリブ海を襲ったハリケーン「ウィルマ」以来、
 最大規模の暴風雨となった。
 19日現在最大風速約46メートル(約166キロ)の勢力で、
 南シナ海の海上を進んでいる。
 数日中に香港や中国本土に接近・上陸する可能性がある。

 *国内メディア・日本奄美(10月20日)
 台風13号からのびる秋雨前線の影響で奄美地方では局地的豪雨。
 奄美市内の雨量計では、
 1時間:130ミリ、2時間雨量:260ミリ、24時間:650ミリ。
 日本の気象観測史上でも稀に見る記録的大雨となり3人が死亡。
 多くの地域で孤立、停電、電話回線の普通が起きた。

 *NHK発表・台湾&フィリピン(10月22日) 
 台湾の中央気象局によると、
 南シナ海を北上する台風13号に伴う活発な雨雲の影響で、
 台湾東部を中心に局地的に猛烈な雨が降っており東部の宜蘭県では、
 21日の降り始めからの雨量が1000ミリを超える記録的な大雨。
 台湾東部を中心に各地で河川の増水などが起きており、
 土砂崩れに巻き込まれた観光バスに乗っていた中国大陸からの旅行客と、
 台湾の運転手のあわせて2人が行方不明になっている。
 一方、
 今月18日~19日にかけて台風13号が横断したフィリピンでは、
 増水した川に流されるなどしてこれまでに26人が死亡。
 台風が直撃したルソン島北部を中心に住宅など18万8000棟が被害を受け、
 今も3万3000人が避難所にとどまっている。
 
 *AFP発表・フィリピン(10月22日) 
 台風13号による22日までに確認されている死者は、
 フィリピンで36人、台湾で20人。
 赤十字などによると、
 フィリピン各地では多くの家屋が屋根を吹き飛ばされるなどしたほか、
 田畑は壊滅的な被害を受け、停電、地滑りなども発生している。
 

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台風9号(2010年)北陸(敦賀市)初上陸&予想外の大雨。

2010-09-08 21:10:00 | 台風関連

 昨晩は台風9号の進路、勢力を判断し恵の台風と表記しました。
 石川県加賀地方では予想通り大きな風も吹かず大雨にもなりませんでした。
 石川県能登地方では昨晩からの累積もあり大雨による土砂崩れや、
 局地的な雨による家屋の浸水被害も見受けられました。
 しかしこれは予想の範囲内で大きな被害がでなくてよかったと安堵。

 昨晩の記事で、
 気象庁の発表では北陸で最大150㍉の雨量。
 今日100㍉を超える雨を観測した能登北部以外の石川県では、
 局地的短時間豪雨が観測されない限り雨の被害も免れそうで、
 ホッと胸を撫で下ろしています。
 との予想は概ね的中。

 本来ならば120㍉を超える雨でも冠水被害や土砂被害が出るのですが、
 今回は8月14日以降に雨らしい雨を記録していないだけに、
 山地や田畑が治水の役割を果たし大きな被害がでないと予想しました。
 例えば前日に80㍉を超える雨や7日間で200㍉を超える雨が記録された場合、
 100㍉の雨量でも危険雨量になりますが今年の夏は日照りの上に日照りが続き、
 局地的短時間豪雨以外ならば150㍉の雨量でも大丈夫。
 そんな判断を文字にしてみました。
 
 ところが夜のニュースを見て驚いています。 
 大きな被害と言えるかは分かりませんが想定外の大雨が、
 東海~関東の太平洋側で観測。
 そこで
 tenki.jpのホームページで積算雨量を確認。

 アメダスランキング(全国)
 午後7時(2010年9月8日)まで。

 1. 神奈川 丹沢湖 495.5mm  
 2. 神奈川 小田原 238.5mm  
 3. 静岡 井川 224.5mm  
 4. 静岡 御殿場 218.0mm  
 5. 岐阜 樽見 215.5mm
 6. 静岡 梅ケ島 187.5mm  
 7. 岐阜 関市板取 180.0mm
 8. 神奈川 箱根 180.0mm  
 9. 岐阜 六厩 164.0mm
 10. 岐阜 揖斐川 162.0mm
 
~以上tenki.jp.HP記事転載。

 台風の進路を再確認すると、
 午後11時頃に福井県敦賀市に上陸
 余呉町、岐阜市と通過し午後3時に静岡市の手前で熱帯低気圧
 *台風9号進路→ http://www.jma.go.jp/jp/typh/1009l.html

 思いもよらぬ進路は想定外の気象条件を導いたようです。
 昨晩の予想進路を観ながら福井県と石川県の県境に上陸し、
 千葉沖に出る進路が最南ルート考えていましたが、
 予想された石川県中部から100km以上も南の福井県南部に上陸。

 東に向かうと予想された台風の中心が東南に進路を進めることで、
 中心部分から最も危険地帯である3時→6時(時計の短針)の位置が、
 静岡県から神奈川県に到達。
 中心(目)付近が太平洋に近づいた事で南からの湿った空気が過剰反応し、
 不安定な大気条件の中で大きな範囲で雨雲(積乱雲)が発達。
 そんな感じでしょうか?
 ~台風9号本体の雨雲だけが大雨の原因ではないと考えます。
 
 “恵の台風”との言葉は軽はずみだったと反省しています。
 北陸(福井県)初の台風上陸には驚きませんでしたが、
 台風が南東側:4時30分(短針)の方向に進路をとる事に驚き。
 気象予測は時として私が有する常識を覆します。

 <ブログ内:関連記事>

 *続々・台風9号(2010年)の進路:石川県に初上陸?
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20100907

 *続・台風9号(2010年)の進路&京都の猛暑記録&小沢コール
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20100906

 *台風9号の進路や高校演劇(青春舞台)&ごちゃまぜな話題。
 http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20100905

 

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続々・台風9号(2010年)の進路:石川県に初上陸?

2010-09-07 22:00:00 | 台風関連

 只今のBGMはハービー・ハンコックのベスト盤。
 理由は、
 『ジ・アイ・オブ・ザ・ハリケーン』を聴きたかったから(笑)。

 先ず今日も台風9号の進路の話題。
 *7日20時:江津市の北北西70km/996hPa
   中心付近の最大風速 20m/s、最大瞬間風速 30m/s
   15m/s以上の強風域:南東側260km/北西側170km
 *8日06時:鳥取市の北996hPa
 *8日18時:富山市付近998hPa
   最大風速 18m/s、最大瞬間風速 25m/s
 *9日15時:日本の東海上

 昨晩とは違い安心できる数字が並んでいます。
 台風9号は既に台風としての体裁を崩し消滅に向かい進路を東へ。
 予想進路では明日(8日)の昼頃に石川県羽咋市~金沢市周辺に上陸
 ~台風がダイレクトで石川県に上陸するのは観測史上初めてかも?
  でも衰弱して上陸前に台風は消滅?

 上陸時の推定中心気圧は998hPa。
 予想される最大風速は15m~18m(瞬間22~27m)。
 おそらく風による大きな被害はないと予想。
 果実への影響も最小限に留まるのではないかと考えられます。
 また気象庁の発表では北陸で最大150㍉の雨量。
 ~台風9号の特徴として“台風の目”の東側に雨雲が集中。
   つまり上陸前にまとまった雨雲が接近する状況です。
 今日100㍉を超える雨を観測した能登北部以外の石川県では、
 局地的短時間豪雨が観測されない限り雨の被害も免れそうで、
 ホッと胸を撫で下ろしています。
 ~稲刈り前の大量の雨は辛いものの風が弱い分助かります。

 面白かったのは今日のお昼頃に出先の方に聞いた話。
 「小松市(石川県南部)では32℃の気温に対し、
 輪島市(石川県最北部)では22℃。
 同じ県内で10℃も気温が違うんだよ。
 (能登北部の雨が)うらやましいよな。」
 
 
そこで調べてみました。
 輪島市では朝から台風から伸びる前線にともなう激しい雨。
 
輪島市の今日の最高気温が午前1時(真夜中)で29.3℃。
 降り始めの午前8時から急速に温度は低下し午後3時には21.7℃を記録。
 輪島市では8時~15時までの7時間に100㍉を超える大雨を観測しました。

 小松市ではお昼12時に気温33.4℃の真夏日を記録。
 午後1時過ぎからパラパラと雨が降り出し午後3時には25.6℃に低下。
 総雨量は2時間で僅かの4.5㍉。
 雨の力恐るべしを感じる結果になっています。

 ~小松市では今日で54日間連続真夏日の石川県記録を更新。
   これまでの記録は昭和60年(1985年)金沢市の53日でした。
   昭和60年(1985年)の石川県も9月中旬まで猛暑が続き、
   今ほどエアコンも普及しておらず辛い夏だったと記憶しています。
   思い出としては9月中旬に経験のない激しい雨が短時間降り注ぎ、
   寒気の流入で一気に涼しくなり以後真夏日はなかったと記憶しています。
   当時の経験は“夏の終わりを告げる大雨”を強く印象に残しました。

 夕暮れは昨日に続き曇り空。
 連日晴天続きで気が付きませんでしたが、
 日暮れの早さに驚いています。
 午後6時20分でライトを点灯。
 土砂降りの雨の日ならば午後6時でも真っ暗かも?
 確実に秋の夜長は近づいています。

 近畿、中部、関東等の明日は、
 台風9号の恩恵を受けて凌ぎ易くなりそう?

 明日の雨は多くの方々にとって恵の雨となりそうです。

 <ブログ内関連記事>

 *台風9号(2010年)北陸(敦賀市)初上陸&予想外の大雨。
 http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20100908

 *続・台風9号(2010年)の進路&京都の猛暑記録&小沢コール
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20100906

 *台風9号の進路や高校演劇(青春舞台)&ごちゃまぜな話題。
 http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20100905

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台風22号(ニーダ):2009年11月。

2009-12-03 19:52:00 | 台風関連


 *台風第22号 (ニーダ)の進路。
 http://www.jma.go.jp/jp/typh/0922.html

 <03日09時の実況>

 大きさ -
 強さ -
 熱帯低気圧
 存在地域 日本の南
 中心位置 北緯 22度00分/東経 134度00分
 進行方向、速さ ほとんど停滞 
 中心気圧 1000hPa

 台風22号は午前9時に熱帯低気圧に変わりました。

 <02日18時の実況>

 大きさ -
 強さ -
 存在地域 日本の南
 中心位置 北緯 20度55分/東経 135度20分
 進行方向、速さ 西 15km/h(8kt)
 中心気圧 985hPa
 中心付近の最大風速 25m/s(50kt)
 最大瞬間風速 35m/s(70kt)
 15m/s以上の強風域 北西側 460km/南東側 300km

 台風22号は急速に勢力を弱めながら西に進んでいます。
 予報では明日(3日)にも熱帯低気圧に変わりそうです。

 <01日21時の実況>

 大きさ -
 強さ 強い
 存在地域 日本の南
 中心位置 北緯 20度40分/東経 137度35分
  進行方向、速さ ほとんど停滞 
 中心気圧 970hPa
 中心付近の最大風速 35m/s(70kt)
 最大瞬間風速 50m/s(100kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 90km(50NM)
 15m/s以上の強風域 北西側 460km/南東側 300km

 <30日18時の実況>

 大きさ:-
 強さ  :強い
 存在地域 フィリピンの東
 中心位置 北緯 19度55分/東経 139度05分
 進行方向、速さ 西北西 ゆっくり
 中心気圧 950hPa
 中心付近の最大風速 40m/s(80kt)
 最大瞬間風速 60m/s(115kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 100km(55NM)
 15m/s以上の強風域 北西側 460km/南東側 300km

 台風22号は勢力を弱めながらに西へ進行。
 今後さらに勢力を弱めながら週末頃にも、
 フィリピンの東の海上に近づく予報が出ています。

 <29日18時の実況>

 大きさ -
 強さ 非常に強い
 存在地域 フィリピンの東
 中心位置 北緯 19度30分/東経 139度20分
 進行方向、速さ ほとんど停滞 
 中心気圧 930hPa
 中心付近の最大風速 50m/s(95kt)
 最大瞬間風速 70m/s(135kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 130km(70NM)
 15m/s以上の強風域 北西側 480km/南東側 330km

 <28日18時の実況>

 大きさ:-
 強さ :非常に強い
 存在地域 フィリピンの東
 中心位置 北緯 19度00分/東経 139度20分
 進行方向、速さ ほとんど停滞 
 中心気圧 925hPa
 中心付近の最大風速 50m/s(95kt)
 最大瞬間風速 70m/s(135kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 130km(70NM)
 15m/s以上の強風域 北側 480km/南側 300km

 猛烈表記だった台風22号は非常に強いに勢力を弱めましたが、
 その実昨晩との状況に変わりはありません。
 ただし週明けにも小笠原諸島に接近との予報は修正され、
 停滞状態を保ちながらやや西に進行する見込みです。
 台風22号は迷走台風になる可能性が高くなっています。

 <27日18時の実況>

 大きさ:-
 強さ  :猛烈な
 存在地域 フィリピンの東
 中心位置 北緯 18度05分/東経 139度00分
 進行方向、速さ 北 15km/h(8kt)
 中心気圧 915hPa
 中心付近の最大風速 55m/s(105kt)
 最大瞬間風速 75m/s(150kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 150km(80NM)
 15m/s以上の強風域 全域 440km(240NM)  

 <26日18時の実況>

 大きさ:-
 強さ  :猛烈な
 存在地域 フィリピンの東
 中心位置 北緯 15度25分/東経 139度55分
 進行方向、速さ 北西 10km/h(6kt)
 中心気圧 910hPa
 中心付近の最大風速 55m/s(110kt)
 最大瞬間風速 80m/s(155kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 150km(80NM)
 15m/s以上の強風域 全域 410km(220NM)

 猛烈な台風22号は910hPaまで成長し、
 現在がピークだと考えられます。
 台風は当面勢力を維持したままで北上し、
 週明けにも小笠原諸島に接近する模様です。
 

 <25日18時の実況>

 大きさ:-
 強さ  :猛烈な
 存在地域 マリアナ諸島
 中心位置 北緯 12度05分/東経 142度35分
 中心気圧 915hPa
 中心付近の最大風速 55m/s(105kt)
 最大瞬間風速 75m/s(150kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 130km(70NM)
 15m/s以上の強風域 全域 370km(200NM)

 一夜明けて恐るべき台風に成長した台風22号は、
 マリアナ諸島近海を北上中。
 暴風域が130kmと小さく中心付近を除いては、
 暴風域強風域とも大きいとはいえませんが、
 気象庁の予報では905hPaまで成長後
 やや勢力を落しながら29日ごろ
 沖ノ鳥島近海で停滞する見込みです。

 <24日18時の実況>

 大きさ -
 強さ -
 存在地域 カロリン諸島
 中心位置 北緯 8度50分(8.8度)東経 145度25分(145.4度)
 進行方向、速さ ほとんど停滞 
 中心気圧 990hPa
 中心付近の最大風速 23m/s(45kt)
 最大瞬間風速 35m/s(65kt)
 15m/s以上の強風域 北側 330km/南側 260km

 23日午後9時頃に台風22号が発生しました。
 今後発達しながら西方向にゆっくり北上し、
 28日にもフィリピンの東の海上に到達する予報がでています。

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台風21号 (ミリネ):2009年10月

2009-11-03 19:55:00 | 台風関連


 *台風第21号 (ミリネ)
 http://www.jma.go.jp/jp/typh/0921.html

 フィリピンの首都マニラの北東部のケソン州に上陸した台風21号の影響で、
 死者は少なくとも14人、行方不明者は4人と国家災害対策当局が発表。
 国営フィリピン通信と民間防衛関係者によると被災状況が最も深刻なのは、
 南ルソンとビコル地方で1万3000人余りの住民が被災。
 フィリピンでは、
 今年9月の16号(ケッツァーナ)、10月の17号(パーマァ)、
 10月の20号(ルピート)に続き、21号(ミリネ)が1ヶ月で4番目の台風。
 20号は上陸しなかったものの国内各地で豪雨となった。
 (CNN Japan:2009年11月1日/記事転載)

  ベトナムの被害はより深刻で少なくとも116人が死亡し、38人が行方不明。
 ベトナムでは9月にも台風16号が上陸し、160人以上が死亡している。

 <03日03時の実況>

 大きさ -
 強さ -
 熱帯低気圧
 存在地域 カンボジア
 中心位置 北緯 13度00分/東経 107度00分
  進行方向、速さ 西 30km/h(15kt)
  中心気圧 1000hPa

 
台風21号はカンボジアで熱帯低気圧に変わりました。

 <02日18時の実況>

 大きさ -
 強さ -
 存在地域 ベトナム
 中心位置 北緯 12度50分/東経 109度10分
 進行方向、速さ 西 20km/h(12kt)
 中心気圧 992hPa
 中心付近の最大風速 23m/s(45kt)
 最大瞬間風速 35m/s(65kt)
 15m/s以上の強風域 北側 300km/南側 220km

 台風21号はこの時間ベトナム南部に上陸した模様です。
 今後は勢力を弱めカンボジアに進む予報がでていますが、
 大雨が降りやすい状況には変わりありません。

 <01日18時の実況>

 大きさ -
 強さ -
 存在地域 南シナ海
 中心位置 北緯 13度30分/東経 114度05分
 進行方向、速さ 西南西 15km/h(8kt)
 中心気圧 990hPa
 中心付近の最大風速 23m/s(45kt)
 最大瞬間風速 35m/s(65kt)
 15m/s以上の強風域 全域 300km(160NM)

 フィリピンで10人以上の犠牲者を出した台風21号。
 勢力は衰退していますが、
 2日の午後にもベトナム南部に接近・上陸の可能性が高く、
 ゆっくりとした速度での上陸は大雨被害が予想され、
 心配な状況は続きます。

 <31日18時の実況>

 大きさ:-
 強さ  :-
 存在地域 南シナ海
 中心位置 北緯 14度10分/東経 118度10分
 進行方向、速さ 西 30km/h(16kt)
 中心気圧 980hPa
 中心付近の最大風速 30m/s(55kt)
 最大瞬間風速 40m/s(80kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 60km(30NM)
 15m/s以上の強風域 北側 300km/南側 220km

 台風21号はフィリピンに上陸しマニラに近い南を通過しました。
 フィリピンは間もなく強風域からも抜け出し台風21号は、
 南シナ海からベトナム南部へ進行する見込みです。

 <30日18時の実況>

 大きさ:-
 強さ  :強い
 存在地域 フィリピンの東
 中心位置 北緯 14度40分/東経 124度05分
 進行方向、速さ 西南西 20km/h(10kt)
 中心気圧 965hPa
 中心付近の最大風速 35m/s(70kt)
 最大瞬間風速 50m/s(100kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 90km(50NM)
 15m/s以上の強風域 北側 330km/南側 220km

 昨晩よりも勢力を弱めたものの強い勢力を保つ台風21号は、
 現在フィリピン中部に暴風域がかかり始めています。
 今後ゆっくりとした速度で31日お昼にもマニラ近辺に到達
 そのため31日はマニラ周辺の都市部では暴風が吹き荒れ、
 交通機関がマヒする状況が想像できます。
 さらに大雨の条件もそろっており、
 再び大きな災害が起きる不安は否めません。 

 <29日18時の実況>

 大きさ:-
 強さ  :強い
 存在地域 フィリピンの東
 中心位置 北緯 16度05分/東経 129度40分
 進行方向、速さ 西 30km/h(16kt)
 中心気圧 960hPa
 中心付近の最大風速 40m/s(75kt)
 最大瞬間風速 55m/s(105kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 110km(60NM)
 15m/s以上の強風域 北側 370km/南側 220km

 強い勢力の台風21号は、
 31日の未明にもフィリピン北部に暴風域が接近。
 その後上陸する可能性が非常に高まりました。
 当初の予報よりも勢力は強くならないものの、
 予報円のコースが南よりに進んだ場合マニラ大洪水を起こした、
 台風16号と似たコースを辿る可能性もあり緊張感が高まります。
 いずれにせよ31日のフィリピン北部の上陸は確実な状況で、
 大荒れ必至の予報が出ています。

 <28日18時の実況>

 大きさ:-
 強さ  :強い
 存在地域 フィリピンの東
 中心位置 北緯 16度10分/東経 136度20分
 進行方向、速さ 西 25km/h(13kt)
 中心気圧 960hPa
 中心付近の最大風速 40m/s(75kt)
 最大瞬間風速 55m/s(105kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 130km(70NM)
 15m/s以上の強風域 全域 330km(180NM)

 強い勢力に成長した台風21号は31日にもフィリピンに接近。
 20号のように迷走することなくフィリピン北部を横断する予報
 予報では31日午後3時の中心気圧が935hPaと、
 非常に強い勢力での接近は不安がつのります。

 <27日15時の実況>

 大きさ:-
 強さ  :-
 存在地域 マリアナ諸島
 中心位置 北緯 14度55分/東経 143度40分 
  進行方向、速さ 西 30km/h(15kt)
  中心気圧 998hPa
 中心付近の最大風速 18m/s(35kt)
 最大瞬間風速 25m/s(50kt)
 15m/s以上の強風域 全域 220km(120NM)

 27日午後の台風21号が発生しました。
 気象庁の予報では今後強い勢力に成長し、
 フィリピン北部に接近する見込みです。

 

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台風20号 (ルピート):2009年10月

2009-10-27 17:52:20 | 台風関連


 *台風第20号 (ルピート)
 http://www.jma.go.jp/jp/typh/0920.html

 台風20号による直接的な被害報道はありませんが、
 伊豆諸島の八丈島近海で乗組員8人が行方不明となった、
 漁船:第1幸福丸の転覆事故は記憶に残ります。
 船内に残された3名が転覆(24日)から4日後の28日に救出。
 船外に出た4名が行方不明。
 救命いかだで脱出した船長が死亡。
 海上保安庁の活躍と奇跡の生還は大きなニュースになりました。

 <27日15時の実況>

 大きさ:-
 強さ  :-
 温帯低気圧
 存在地域 北海道の東
 中心位置 北緯 42度00分/東経 150度00分
  進行方向、速さ 北北東 85km/h(45kt)
 中心気圧 960hPa

 <27日12時の実況>

 大きさ:大きい
 強さ  :-
 存在地域 北海道の東
 中心位置 北緯 40度50分/東経 147度30分
  進行方向、速さ 北北東 100km/h
 中心気圧 965hPa
 25m/s以上の暴風域 東側440km 西側280km

 台風20号は北に位置する寒気の影響で勢力を増しながらも、
 温帯低気圧に変わりました。
 昼頃には100kmの速度で移動し暴風域も急速に拡大
 しかし中心位置が、
 列島との間に距離があったことと強風域が東側に拡大したことで、
 各地で大きな被害が出なかったのは幸い
でした。
 また注目すべき点として進行方向が北東方向への速度の加速と、
 強風域の南西方向の風速が相殺されるのかに興味を抱きました。
 温帯低気圧は北上に伴いさらに勢力をアップし、
 今暫くは北日本の風の強い状態は続きます。

 <26日19時の実況>

 大きさ:大型
 強さ  :-
 存在地域 八丈島の南南西 約350km
 中心位置 北緯 30度30分/東経 137度50分
 進行方向、速さ 北東 60km/h(33kt)
 中心気圧 980hPa
 最大風速 30m/s(55kt)
 最大瞬間風速 40m/s(80kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 170km
 15m/s以上の強風域 南東側 560km/北西側 440km

 大型に発達した台風20号予想以上に速度を速め北東に進行。
 暴風域は拡大しており間もなく伊豆諸島が暴風域に入る見込み。
 関東の東南部も今夜中に強風域に入り午前3時にも暴風域に入る可能性
 台風が速度を速めているために暴風域内では瞬間的に40㍍を超える暴風
 特に未明~明方の関東地方は思いもかけない嵐に要注意。
 その後台風は勢力を急速に拡大
 お昼には東北の東の海上、夕方にも北海道の東の海上に進行
 根室沖では960hPaにまで発達し移動速度は70kmを超えることから、
 東日本では27日は大荒れの状況が必至の予報になっています。
 進路が列島の沿岸を進む場合は至る箇所で50㍍近い瞬間風速も示唆され、
 台風が過ぎ去るまでの数時間は屋内で待機してください。
 2004年の台風18号を髣髴させる北上しながらの発達に、
 厳重な注意が必要です。

 <25日19時の実況>

 大きさ -
 強さ -
 存在地域 南大東島の西南西 約180km
 中心位置 北緯 25度10分/東経 129度30分
 進行方向、速さ 東北東 25km/h(14kt)
 中心気圧 980hPa
 中心付近の最大風速 30m/s(55kt)
 最大瞬間風速 40m/s(80kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 110km(60NM)
 15m/s以上の強風域 西側 560km/東側 370km

 予想以上に早く沖縄の南海上に達した台風20号の影響で
 現在、沖縄本島~南西諸島が強風域に入っています。
 今夜半にも大東島を暴風域に巻き込み奄美~鹿児島県南部
 明日にも強風域に入る可能性が高まっています。
 決して強力な台風とはいえませんが雨風が強まる可能性が高く、
 特に海上では大時化(おおしけ)が予想されます。
 台風から伸びる前線の影響で、
 列島でも太平洋側は荒波や風雨に注意。

 <お知らせ>
 23日と24日は出張のため実況を記述できません。
 申し訳ありませんがご了承ください。

 <22日18時の実況>

 大きさ:-
 強さ :強い
 存在地域 フィリピンの東
 中心位置 北緯 18度50分/東経 124度05分
 進行方向、速さ 北西 ゆっくり
 中心気圧 965hPa
 中心付近の最大風速 35m/s(70kt)
 最大瞬間風速 50m/s(100kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 130km(70NM)
 15m/s以上の強風域 北西側 560km/南東側 370km

 フィリピン北部を強風域に巻き込んだ昨晩とほぼ同じ状態
 現在の位置に2~3日間ほど停滞する時間が続き、
 その後向きを北→北東に変える見込みは昨日にも記述しましたが、
 予報の中心位置を確認すると26日午後にも先島諸島に暴風域が接近
 その後沖縄本島へと進む可能性が高く気象予報に留意してください。

 <21日18時の実況>

 大きさ:-
 強さ  :強い
 存在地域 沖縄の南
 中心位置 北緯 19度35分/東経 125度55分
 進行方向、速さ 西南西 15km/h(8kt)
 中心気圧 965hPa
 中心付近の最大風速 35m/s(70kt)
 最大瞬間風速 50m/s(100kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 120km(65NM)
 15m/s以上の強風域 北側 480km/南側 410km

 強い台風20号は昨晩よりもさらに勢力が衰え
 ゆっくりとした速度で西南西に進んでいます。
 フィリピンへの直撃の可能性は緩和され暴風による被害は、
 最小限に留まりそうな見込みでしょうか?
 しかし速度が遅く今後ほぼ停滞する模様でフィリピン北部は強風域の中、
 雨風が強まると予想され特に大雨による水害被害が懸念されます。
 懸念と言えば、
 24日をキーポイントに北→北東に向きを変え
 週明けには先島諸島に接近する可能性も示唆されています。

 <20日18時の実況>

 大きさ:-
 強さ  :強い
 存在地域 沖縄の南
 中心位置 北緯 20度35分/東経 129度25分
  進行方向、速さ 西北西 15km/h(8kt)
 中心気圧 950hPa
 中心付近の最大風速 40m/s(80kt)
 最大瞬間風速 60m/s(115kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 130km(70NM)
 15m/s以上の強風域 全域 440km(240NM)

 昨晩よりも勢力、暴風域の大きさとも著しく弱くなっています。。
 それでも強い勢力を保ちフィリピン北部に進路を進めており、
 まだまだ油断できない状況は続きます。
 南西諸島での波の高い状態が2日ほど続きそうです。

 <19日18時の実況>

 大きさ:-
 強さ  :非常に強い
 存在地域 フィリピンの東
 中心位置 北緯 19度10分/東経 132度50分
  進行方向、速さ 西北西 15km/h(8kt)
 中心気圧 930hPa
 中心付近の最大風速 50m/s(95kt)
 最大瞬間風速 70m/s(135kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 190km(100NM)
 15m/s以上の強風域 全域 440km(240NM)

 台風20号は幸いなことに当初の予報よりも発達することなく、
 現在が勢力のピークだと気象庁は判断しているようです。
 しかし暴風域にかかると思われる21日午後の勢力が940hPaと、
 非常に強い勢力での接近になるためフィリピン北部では厳戒態勢が続きます。
 また台風が南よりに進路をとるとマニラ周辺への上陸も示唆され、
 不安な日々が続きます。

 <18日18時の実況>

 大きさ:-
 強さ  :非常に強い
 存在地域 フィリピンの東
 中心位置 北緯 17度35分/東経 133度55分
 進行方向、速さ 東北東 10km/h(6kt)
 中心気圧 940hPa
 中心付近の最大風速 45m/s(90kt)
 最大瞬間風速 65m/s(130kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 240km(130NM)
 15m/s以上の強風域 南西側 500km/北東側 410km

 非常に強い台風20号は今後も勢力を強めながら
 予想に反して東北東に進行しました。
 今後は向きを北西に変え21日の午後にも、
 フィリピン北部が暴雨風域に入る可能性
 大型で猛烈な台風に変わる可能性も高く、
 フィリピン北部では厳戒態勢が続きそうです。

 <17日18時の実況>

 大きさ:-
 強さ  :強い
 存在地域 フィリピンの東
 中心位置 北緯 15度55分/東経 132度20分
 進行方向、速さ 北 ゆっくり
 中心気圧 955hPa
 中心付近の最大風速 40m/s(80kt)
 最大瞬間風速 60m/s(115kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 190km(100NM)
 15m/s以上の強風域 北東側 480km/南西側 370km

 強い勢力の台風20号は今後さらに発達して、
 フィリピンの東の海上をゆっくりと北西に進む見込みです。

 
 <16日18時の実況>

 大きさ:-
 強さ  :-
 存在地域 フィリピンの東
 中心位置 北緯 14度00分/東経 134度55分
  進行方向、速さ 西北西 35km/h(18kt)
 中心気圧 980hPa
 中心付近の最大風速 30m/s(55kt)
 最大瞬間風速 40m/s(80kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 90km(50NM)
 15m/s以上の強風域 全域 370km(200NM)

 16日早朝に台風20号が発生しました。
 今後非常に強い勢力に成長し、
 フィリピン近海に接近する予報がでています。

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