伊良湖岬と恋路が浜
10月12日(日)、再び伊良湖岬に行ってきました。もちろん目的は「たか観」。
そして今回の相棒はエフロクです。
ここで「伊良湖のタカの渡り」について簡単に説明をします。
日本の中部地域を「渡り」のため通過する猛禽類たちのルートとしては、大きく分けて信州・白樺峠-岐阜・金華山の内陸ルートと愛知・伊良湖岬を中心とする太平洋沿岸ルートの2ルートがあるといわれています。
宮山原生林
伊良湖岬を通過するタカたちの多くは、宮山原生林に集まり翼を休め、ここで発生する「上昇気流」を利用して、高空まで舞い上がります。そして一気に伊勢湾口の神島方面に向かって飛んでいくのです。
伊良湖灯台と神島
上昇気流に乗れきれなかったタカは、先端の古山に降り、再び上昇気流を待ち渡りをするチャンスを待ちます。
岬先端部の古山
そして、数十から数百のタカたちが上昇気流に乗って高空まで舞い上がる姿を「たか柱」といいます。渡りのタカの個体数が減少気味の最近では、たか柱を観ることができる機会が少なくなりました。また、たか柱の大きさも小さくなっているそうです。
この日、カウントされたサシバは200羽あまり。今年はいつもの年より「渡り」そのものが早いようで、最後のサシバの集団が渡った日のようです。その一方で、「小型」といわれるツミが何十羽も姿を表してくれました。
今回のエフロクのオンボード上の燃費は27km/L前後。まあまあの数値かな?
私も実は星を見ることが趣味だったりして(なぜかブログにはほとんど書く機会無いのですが・・・)、こういうのちょっと惹かれます。
何もしない時間の大切さ贅沢さを、ここで知りました。
よろしければ来年、9月末から10月初旬の天気のよい日を狙ってお越しください。