おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

右折

2006年09月29日 | 日記・エッセイ・コラム
たまにある。

交差点。右折専用レーンに止まっている車。

信号が青に。

おもむろに左のウィンカーを点滅させ、何食わぬ顔で直進。

(もぉ~!)

ブレーキを踏む。

常々思っている事がある。

“周りに迷惑をかけるのは上手な運転ではない”

と言う事。
僕は、どちらかと言えば運転が上手い方ではない。
時に街で見かけるスムーズな動きを見せる車に関心する事がある。

そんな中、強引な自己チュー的動きで、周りの車にブレーキを踏ます車。

交差点近くのホームセンター。駐車場から出るのにちょっとした時間がかかる。
信号待ちの車が目の前に止まる。
決まって運転手は前方を見据えたまま固まっている。
少しは“目の前に止まった事”に気を使っている人もいるが、
顔を見ると

「別に悪いことじゃないでしょ!」

と、その顔が物語っているヤツもいる。


「そんな時は、強引に突っ込んだらええねん。絶対に止まるから!」

そう言われるが、僕には出来ない。
基本的にドライバーを信用してないから。
どんなヤツが乗っているのかワカラナイ車を信用するわけにはいかない。

昨日はそんな面白い車に二回も遭遇した。

信号は赤。
直進&左折レーンに車を止める。しばらくすると僕の横に車の気配がした。

僕は左折するつもりでいた。横の車もそれを分かっていたかも知れない。

ただ、“やり方”がまずかった。

信号が青になると、突然幅寄せをしてきた。
対向車もいないのに、慌てて直進レーンに入るように、僕に幅寄せをしてきた。

よく、隣の車がバックすると、自分が前に動いたと錯覚する事がある。
隣のホームの電車が動き出すと、まるで自分が乗っている車輌が動き出したと
思う時があったものだ。

一瞬、僕の車が向こうに近寄って行っている錯覚になり慌てたが、
近寄ってきたのは向こうだ。


僕自身もたまにレーンを間違えてしまう事がある。
でもそんな時は、申し訳なさそうに

「入れてください」

的な遠慮勝ちな態度で徐々に近寄っていく。

間違ったレーンに入ってしまうのと、左折の車の後ろでは時間がかかるので、
わざと右折レーンに入って直進する車があるのも理解しているつもりだ。

ただ、

“周りの車にブレーキを踏ます”

では、スムーズとは言い難い。

昨日の車が、“間違って”なのか“わざと”なのかはこの際関係ない。
問題は、“幅寄せ”してきたことだから。

ちょっと“むっ”と来たので、そのまま左折せずにその車の後をつける
事にしたが、それ以上は何もしなかった。

だって、どんなヤツが乗っているかわからないから。

(わざとじゃないと言う事にしてやる!)


冷静な気持ちを取り戻しそのまま進むと、
青信号の交差点で車の列に引っ掛かり止まってしまった。

(なんで止まっているの)

不思議だった。
この交差点も右折レーンはある。直進はいつもスムーズに進めるはずなのに。

待っていると、先頭の車が右折した。

(急に思い出したんかぁ?)

急いでいる時なら、もっとイライラしたかも知れないが、
さっきの“幅寄せ”の件もあるので、少し余裕があったのか、
微笑ましいシーンのようにも感じた。
 





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