おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

忘れないうちに書きとめました

2010年12月10日 | 日記・エッセイ・コラム
一通の封書が届いた
 
見覚えのある封書だ
早速開けてみると、何やら名前が・・・  
 
「あっ!」  
 
理解した
先日参加したパーティーでの返事だ
パーティーとは、いわゆる“ねるとん”で
意中の相手に意思表示カードを郵送すると言う、
少し入り組んだシステムの返事で・・・  
と、ここまで来て、何やら違和感を感じた  
 
(これは、夢だ)
 
時折おもしろい現象に遭遇する
周りの気配を感じながら夢を見る事がある
布団や枕を感じつつ、朧げながら
これは夢だ!と、確信しつつ夢を見るのだ
もう一つは、続編を見ることだ
あれ?この夢、前も見たぞ?なんて思いながら、
夢の中を彷徨う
時によっては、即座に前編を作り、
今から見る夢を超大作に見せるように細工を
しているかも知れないが・・・  
 
今回の場合は後者だった  
 
封書を見つめながら、確かにこれは
あの時の返事だ!と分かるのだが、
そもそも、そのパーティー自体が、
夢の中の出来事だったか、現実に開催され、
気になるあまり、夢にまで出て来たのか?の
区別が付かない  
 
しかもコレは、夢の話
御丁寧に、肝心な文字がぼやけて見えない
所々、名前やアドレスは読み取れるが、
ハッキリと見えないし、何故か覚えられない  
 
幼い時、欲しかった玩具を買ってもらった
それを大事に本棚に飾った所で、この物語が夢だとわかる
もちろん、分かったのは目が覚めた後だ
本棚の何処を探しても、マジンガーZはない
そんな辛い経験を幼少期にしていた僕は、
今回は同じ轍は踏むまいと、ペンを手に取った  
 
奇跡的な事だ
もちろん、夢を見続けている上に、実際にペンを手にとって、
夢を記録しようとしている
気になる、そこに書かれた名前とアドレスを 書き写そうとしている
まさに天文学的な確立のなせる技  
 
(どこまで必死なのか!)  
 
自分に呆れたが、次の瞬間目が覚めた
手元を見ると、確かに名前とアドレスが書かれた紙切れが!
僕は、書き残す事に成功したのだ 
 
最早、その成り行きが夢だったかどうかなんてのは
気にする必要がないと思った
だって僕は
確かに、夢の中の出来事を、朝に持って帰ってきたんだから  
 
書き写した文字を読みながら、書かれた名前が
どんな人だったか、しばし記憶を整理していると
また、目が覚めた    
 
 
 
と言う、手の込んだ二段落ちの夢から覚めた今朝だった
 
 
忘れないうちに、書き留めたのは
言うまでもない
 
 
 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ぼったくりバー方式です | トップ | 青信号を待つタイプです »