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MNP

2006年10月25日 | 日記・エッセイ・コラム
いよいよ番号ポータビリティが始まった。

少し、マスコミが騒ぎ過ぎている感も否めないが、
いままで出来なかった事が出来るとなれば、少しは興奮することだ。

ただ、乗り換える事を前提に考えれば、
どの会社も決定的なモノが足りない。個人的に考えても足りない。

おサイフケータイ、音楽、ワンセグと、一昔前の携帯から思えば、
凄い進化を遂げている。

もし、タイムマシンがあって、
たとえば10年前に戻って、今の携帯を見せれば
羨望の眼差しを向けられるか、信じてもらえないかのどちらかだろう。

「お財布ケータイ? なんじゃそりゃ?」

そう思えば、今から10年先の携帯はどうなっているだろうか?

アリバイ携帯。
奥さんに電話をすると、バックには駅の音やら、飲み屋の音が流れる。
これ、購入時のオプションにしておく必要がある。
また、スイッチ一つで色んな人の声を出せる機能はどうだろう。

「サザエ、今日は遅くなりそうだよ。 ちょっとアナゴ君に代わるから」
「奥さん、ちょっとマスオ君をお借りしますよ!」

なんてアリバイ工作がひとりで出来る優れモノだ。

これに対抗して、ライバル会社が新製品を出す。

“女性の味方! アリバイ撃退携帯!! ”

あらかじめ設定しておくと、ボイスチェンジャー機能で喋っている相手の
声がすべてクリーニングされ、ばっちりわかってしまう優れモノ。

余計な機能をつけてくれたものだと、乗り換えが増えるかも知れない。

他にはどんな機能がいいだろうか?

自走式携帯電話。
どこに置いておいても、また、何処かに忘れて来たとしても、
着信があれば、手元まで自分で走ってくる携帯。

「あっ! 携帯忘れた。ちょっとオレの電話鳴らしてくれへん?」
「ええよ」
「あ、来た来た。ありがとう」

これならマナーモードにしたばっかりに、どこにあるのかワカラナイなんて
事もなくなるだろう。忘れて帰ってきても大丈夫。

そして、ライバル会社がまたまた対抗機種を発売する。

“空を飛ぶ携帯”

これは機能的には同じだが、走るのではなく、飛んでくるのだ。

でもこれ、結構危険。
だって、街中携帯が飛び交う事態だって想定しなくてはいけないから。

ほかには、高齢者でも問題なく使える

“テレパフォン”

なんてのはどうだろう。
いちいち、アドレスを探す事もなく、頭に思い浮かべただけで
かけたい相手に電話が出来る。
メールだって、音声入力しなくても、思い浮かべた言葉が文字になる。

で、これを高齢者向けに開発したとしても、
爆発的に売れるとすれば、若者が飛びついたりする。

合コンなんかで重宝する。
電話番号やメールアドレスを聞いた瞬間に、相手にすでに繋がるんだから。

でも、ライバル会社が対抗携帯をまたまた発売する。

“テレパフォン拒否機能搭載”

いやだなぁ~と思った相手からはかかってこない。
これはこれで淋しい。

「余計な機能つけやがって」

またまた乗り換え需要が増える。

こんな携帯を総合してみると、

呼べば飛んで来て、こちらのしたい事を携帯が感じ取り、
適切なパターンを検索して、最良の結果になるようにフル稼動。

痴漢や暴漢に教われそうな時は、ベルトのバックルに装填すれば、
変身してやっつける事が出来る。

空になげれば、2シーターの車に早変わり。
颯爽と走り去る携帯自動車。

う~ん、これぐらいの携帯が発売されれば
番号ポータビリティ制度を使わなくも無い。
 




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