おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

親譲り

2007年12月21日 | 日記・エッセイ・コラム
僕の親父は器の大きな人だ。
 
情緒不安定気味の僕。
イライラしたり、落ち込んだり。自分で自分が嫌になるほど、
器の小ささを嘆く。
仕事中でもイライラすると態度に出てしまう僕。
 
親父はいつでも笑顔だ。
聞いてみた。
 
「イライラする事とかないの?」
 
間髪入れずにとはいかなかったが、
それでも時間をおかず、
 
「無いなぁ~、イライラする事がないなぁ~」
 
なんと言う器の大きさ。
 
僕もあやかりたいと思うのだが、
数日もするとそんな心掛けも何処へやら。
またまた、イライラしてモノにあたったりする。
 
「あー、くそぉーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
 
ストレスを吐き出すために奇声をあげる。
 
その時、
 
器の大きな親父が振り返った。
顔は何故か怒っている。
 
 
「お・ま・え・は、なにをイライラ・・・・しとんのじゃぁあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
 
 
  聞いてみた。
  間髪入れずにとはいかなかったが、
  それでも時間をおかず、
 
  「無いなぁ~、イライラする事がないなぁ~」
 
 
親子なんだと、改めて思った。
 
 
イライラしてるやん!
 
 

 


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