おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

手酌

2008年11月05日 | 日記・エッセイ・コラム
最近、家呑みに浸っている
 
「晩酌なんてのは、歳をとった親父のすることだぁ!」
 
若い頃からそう思っていた晩酌をするようになった
以前は、家で呑むと
その後、何も出来なくなるので呑まなかったし
一人で呑むのは淋しいと思っていた
痛風が発覚してからは、極力呑まないようにしたし
付き合いが減っても、べつに酒恋しいとは
思わなかった
 
今でも、恋しいとは思わないかも知れない
酒の味を愉しんでいると言うよりは
酔った自分が楽しそうなのが
客観的にみて楽しいときもあるし
そんな理屈抜きに、酔ったら楽しいと感じる
 
それと家呑みを始めたきっかけは
もうひとつある
昨年の某忘年会で
 
「年々、酒が弱くなるわよぉ!」
 
と弱音をはいていると
 
「量を増やしたら、また戻るよ」
 
若い頃の僕は、浴びるように飲んだ
就職した時には、あまりの呑みっぷりに
飲み会のお誘いがひっきりなしにあった
呑みっぷりと騒ぎっぷりが評判になって
友達が出来るのも早かった
 
そして、どれだけ呑んでも酔わなかった
それが、徐々に弱くなって
吐くようになり、道端で眠るようになり
感情のコントロールさえできないようになってきていた
 
(これじゃ駄目だ)
 
そういう経緯もあって、今年の暑かった夏から
酒を家でも呑むようになった
まずは、発泡酒を一箱
一日一本ずつ呑んだ
同時に買ってきた日本酒もちびちび飲んだ
最初に買ってきた日本酒は一ヶ月で飲んだ
二本目に買ってきた酒は、一週間で飲んだ
三本目は三日で飲み干した
 
そして、最近買ってきた酒は
二日でなくなりそうになった
 
一升瓶から手酌で湯のみに酒をつぐ
 
(晩酌なんては・・・・)
 
って思ってたが、気がつけば
ザ・晩酌
これぞ、晩酌
昭和のにおいさえ漂う
 
あの時間がいまは楽しい
 

 


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