今年の花粉症

　冬の間中いつもと違い、喉のガラガラや、咳、クシャミがなく、快適に過ごした。
　この調子だと今年の花粉の季節は楽に暮らせるのではないかと期待した。
　花粉の思う壺にならないように、気にしないようにしながら、花粉を吸い込まないようにいつもより気をつけて暮らしていた。
　３月９日までは快適に過ごした。

　しかし、１０日から一転して苦しくなった。花粉が多く飛び出した日だ。
　その日の夜、一晩中寝ているか起きているかわからない状態で食べたり（食べている時が一番楽）、飲んだり、飴をしゃぶったり、ガムをかんだり。ああ苦しかった。

　でも３年前の苦しさを思えば軽いものだと思えたし、去年は１月３１日に頭痛がしたことを思えば今年はずいぶん得しているとも思えた。


　１４日、３時間半の答錬を、２コマ受けた。どんなことになるのか受けてみるまではわからない、と思っていたが案ずるより生むが安で、思ったほど苦しくなくなかった。答錬途中で目が痒くなったりしたが、いつのまにかそれも忘れていた。

　こんな状態で受けた答錬だが、結果に納得することができたので、薬無しでこの季節を乗り切ろうと思う。

　答錬に行く途中で出会った体の不自由な人のことを思い、アトピーで困っている姪っ子のことを思うと、私のこの状態の悪さは一時期のことだし、これ以上の快適さを望むのは欲張りだ、と思うと気持ちが軽くなってきた。

　体にいいわよそのままでと、心で発進すると、とても楽になってきた。
　そんな気持ちでいると調子がいいから不思議だ。