バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

日本を代表するもの (日本人なのに - 後半)

2008年04月11日 | アメリカ生活
関連記事 日本がない (日本人なのに - 前半)


「私は日本人よ!」と声を大にして言いたかった
もう一つの出来事。

違う職場にいたころ、同僚だったローリーとお互いの夫の話をしていたときだ。

ローリーが何気なく聞いてきた。


「ケイエスの旦那さんも、やっぱりコリアンなの?」


ここでお分かりのように、かちんとくるもの 

           ↓

「ケイエスの旦那さん、やっぱりコリアンなの?」

この手の質問は、本当に本当にむかつく。

出来るだけ穏やかに、優しく(←すでに芝居がかっている)

「えっとね、NoNoよ。」

ローリーがギョッとする。やっぱり私は顔にすぐ出るようだ。

「私は日本人で、夫はアメリカ人。覚えといてね。」

ローリーは、やはり気まずそうに、

「ゴメンねー。知らなかったの。」と言う。

知らんのんじゃったら最初から聞けーや!と、つい広島風に毒付いてしまうが、
ローリーも悪気があったわけではない。我慢、我慢。

それにしても、何で勝手に決めつけるのだろう。

DC近辺、とくに北バージニアはコリアの人が多いが、
アメリカでは、アジアンはひっくるめて「チャイニーズ」と
呼ぶ人が多い。

アジア諸国の個性なんて、アメリカ人にとっては無なのだ。

しかし!!!


驚くべきことが起こる。

ある日、エレベーターで(エレベーターは会話が始まる場所なの)
ある男に、

「あなた日本人でしょう?」

と聞かれた。

その時の私の顔を想像できるだろうか。本当にビックリした。

「当たりです。どうしてわかるん?滅多に当てる人おらんのに。」

顔がほころぶ。

が、彼の次の発言で、気分がガラガラと崩れた。

「だって、あなたのバッグが、


















なので、そうだと思って。当たってよかったよ。」



...わたくし、言葉を失いました。




そうか。そうだったのか。
日本人はもはや、アイテム無しでは日本を主張できなくなっているのか。
そっか...。


オリンピックのジャパンのユニフォームと同様、
アピール度ハイレベルなLV。

私は肩を落として職場に戻ったのだった。


(次回は「日本人なのに(例外編)」)

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