Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

2週目に入りました。

2019年02月12日 08時32分08秒 | EXHIBITION


私にとって描くとは、
人が見たくないものを、できる限りの美しさを以て描くことです。
「隠されたもの」が描かれることによって、
再考、価値転換につながるならその一旦でも担えれば幸いと思ってきました。

今回のドローイングは
そんな私にとっての「隠されたもの」です。でも今はもう違います。
「線の芸術・Ⅱ」に参加して1週間、展示したその瞬間に作品がぶわっと意味を帯びる、
そんな基本に立ち返るような、幸せな時を過ごしています。

磨りたての墨を「生きた墨」というなら宿墨は動かない「死んだ墨」。
嫌われがちな宿墨ですが静かで重い澱は美しいとしか思えません。
私にとってのドローイングは、
言いかえれば、この「死んだ墨」の力を借りて植物をうつすことです。
その再生の不思議な表情に尽きない興味を抱いています。
今週は
13日(水)16時頃~
14日(木)13時頃~
16日(土)12時半~14時半頃まで在廊予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。
不忍画廊「線の芸術・Ⅱ」http://shinobazu.com/tag/ex190204

★画像作品は、画廊壁面に展示されていませんが、ファイルされて画廊にあります。
ご覧になりたい方は画廊スタッフの方にお声がけください。