Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

エスパ・座 小品展のお知らせ

2016年01月22日 09時03分57秒 | EXHIBITION


なんと新宿三丁目バー「エスパ」にて
座の会の小品展を開催いたします。

私は「薔薇」を出展いたします。
 
「薔薇」24×19cm 岩絵の具・アクリル・墨・洋紙 2016加筆 亀井三千代

これはもう随分前に描いた作品に
最近もう一度手を入れて仕上げました。

日本画・墨を学び始める前にはアクリル絵の具も使っていました。
そのアクリル独特の色合いが、今見ると
妙に新鮮に感じられます(毒、ですかね毒)。

バー「エスパ」は座の会の会議で、度々使わせて頂いておりました。
今回の小品展はママさんのご厚意によるもの。
会期が延び延びになっていましたが、やっと開催にこぎつけました。

そして座の会とは、日本の伝統技法で制作する作家によるグループで
5年ほど前に発足しました。
伝統技法と言っても、主に日本画と漆の作家しかいません。
20名ほどいるメンバーは、世代もバックグラウンドもばらばら
くせ者ぞろいで時々ガチでぶつかります。
実際仲がいいんだか、悪いんだかわかりませんが
なぁなぁなところがないといった意味では、
私はとても居心地がいいです。
よく5年ももったなぁ…

特に今回の9名は座の会第1回から参加しているコアなメンバーで
各々に所属の団体や画廊、活動の世界を持ち精力的に活躍しています。


これも「薔薇」墨・和紙 2016 亀井三千代
スペースが残っていたらこれも展示したいですが…





この「エスパ」を知ったのは
座の会の発起人である 米谷清和先生の行きつけの店だったから
と、会議しながら飲めるから、といった単純な理由です。
展示がしたいのか、我々が飲みたいのか…

米谷先生は現在 三鷹市美術ギャラリーで個展をされています。
私のようなキャリアでは、本当は出会うことができないような大作家で、
作品のみでなく振る舞いまでも学ぶところが多いです。

人人会の会員である自分からしてみると
人人と座の会は何故か対極と思えます。
人人はすでに物故となった創立メンバーの意思を
どうしても引き継ぐ形になってしまう、レールがあるから逆に言うとその分ゆるい。
座の会はそんなものはそもそもない、といったところから
自分たちが漂流しながら、じゃあ何をよりどころにするのか
常に模索しながらぶつかるところが面白い。

エスパ展・座、是非お越し下さい。

2016年1月24日(日)ー2月28日(日)
PM6時~ 無休
1月24日、2月14日、28日はPM3時~閲覧可能です。

出展作家:
小林努 古伏脇司 神保千絵 鈴木敬三 高田研二郎 豊田正秋 羽田雄貴 八木幾郎 亀井三千代

会場:
エスパ 新宿区新宿3-6-12藤堂ビル4F
03-3351-7173
新宿三丁目駅徒歩2分、新宿末廣亭隣り