それほど、残念ではない

佐村河内守氏*¹　のゴーストライターの記事がでた。

この曲、大好きで
制作しながら時々（暗～く）聞くこともあった
買っておいて良かった。

ニュースを聞いて、まあ驚いたけど
不思議と、それほどショックではない。

あのいかにも「芸術家的」な風貌
耳の聞こえない中での苦悩
障害のある子ども達との交流
そしてこのやさしく重々しい楽曲

要素がすべて揃っていた。
私はテレビで知ったけど、
テレビで放送するに十分すぎる人物像だと思った。

正直、だから買ってみたくなった

きっかけはそこだ。

どういうことなんだろう…
世に出るということは

こんなこと考えても無駄だけど、
最初からあのゴーストライターの曲として世に出したら
売れたのかしら…？？

「クラウド・アトラス」*²　という映画の中で
非常に美しい曲を作った無名のピアニストは
その曲を横取りしようとした老師匠を殺してしまう。
老師匠の言い分はこうだ。
君は私のところで修行をしたのだから
この曲は私のものでもある、と。

この曲は今でも好き
この曲がこの世にある、ということが私には大事

この事件の展開を見守りたい。

＊１　http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E6%9D%91%E6%B2%B3%E5%86%85%E5%AE%88
＊２　http://wwws.warnerbros.co.jp/cloudatlas/index.html