ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

4月27日(木)後半・「ライフ・イン・ザ・シアター」

2006-04-27 22:52:28 | ミュージカル

レッスン終了後、今日はお茶に寄らず、
KUMIさん、のんちゃん、Inさん、Senさんと一緒に、
三軒茶屋へ直行。
世田谷パブリックシアターで、
市村正親&藤原竜也の二人芝居、
「ライフ・イン・ザ・シアター」を観る。

その前に、地下でパスタを食べる。
おいしかった~。

今日は雨のせいで、手術をしていない方の左脚が痛いと、
のんちゃんも杖で歩いている。
右脚が(特に)痛む私と2人で左右対称の、
変型股関節シスターズである。
劇場へ着くと、スタッフがよく気遣ってくれて、
エレベーターへ案内してくれる。
私たちの他にも杖をついている人が何人かいる。
脚の悪い人って、案外多いのね。

パブリックシアターは初めて。
とてもいい劇場だ。
世田谷区はいいな、うらやましい。

「ライフ・イン・ザ・シアター」は、とてもおもしろかった。
2人ともうまい。
市村ファンのポポちゃん「永遠のハーミア」が、
さかんにせつないと書いていた市村さんの衰え(の演技)が絶品。
あまりにもすばらしいから、ファンはせつないのだな。

実力のある2人が、
隠せない年齢差ゆえのズレを前面に押し出し、モチーフにしているので、
私もついつい、自分の上に流れた年月を思ってしまう。

舞台が進むにつれて、若い俳優ジョンは、
老優ロバートが、どんどんうっとうしくなってくる。
態度も悪くなっていく。
勘弁してよという声が聞こえてきそうな、
老いを疎んじる若さ。

17歳の時に、市村さんのエクウスを観て、
その時、アランは今の藤原竜也と同世代だった。
身体も若くて、きれいだった。
藤原竜也は生まれていなかった)
市村さんが、どんなに名優でも、身体は50代になっている。
(また、彼らが舞台上でよく脱ぐの。
それで、身体年齢の差も、どうだと言わんばかりに見せるの)
客席の私の上にも、市村さんと同じ30年が流れたわけよ。
私はそれがちょっとせつなかった。

20代の人間にとっては想像できないことだろうが、
40代、50代、60代の人間にとっては、
20代の彼らは、ついこのあいだまでの自分の姿なのだ。
あー、人生は短いね。

30年後の藤原竜也の舞台も観てみたいわ。
できれば、今日の市村さんの役を演るところを観たい。

こんなにおもしろかったのに、
やはり、私は時々、マチネの睡魔に襲われた。
観たくてたまらないので、目をひん剥いているのだが、
時々、首がカクッと傾いて、必死でたてなおすこと数回。

さて、藤原竜也
本物の男の子なのに、あんなにきれいでいいのか。
汚い芝居もちゃんとできる人だけど、
あのきれいさに、邪魔されることはないのか。

あんな息子がほしかった。
藤原竜也になら、
「美しく産んでやったんだから、感謝してよ」と言えるわ。
そんなこと、歯牙にもかけないだろうからこそ、
彼は光っているのだけどね。

帰宅後、死ぬほど眠くて、変な時間に眠り込んでしまった。



コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 4月27日(木) 前半・新譜2曲 | トップ | 4月28日(金) GW前の修羅場 »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
楽しかったね (KUMI)
2006-04-28 15:36:30
すごくよかったのに、

最後のほんの数分意識がなかったのが悔やまれます~(*_*)



携帯から書いてみました。
返信する
Unknown (chiha)
2006-04-28 21:39:28
歌の後、二部があったんですねぇ~~!

いいな!いいな!

ところで、藤原竜也さんって、確か、ロンドンで、裸でお芝居してのデビューでしたよね?

その後、注目されるようになったけど、暫くの間は、TVでよく失言したりして、その場の雰囲気を悪くしていたのを記憶しています。

人生経験を積んで、内面が磨かれたか、言葉に気をつけるようになったのかな。。

それにしても、童顔は相変わらず・・で、母性本能をくすぐるイイ男ですね!

返信する
藤原竜也 (KEN(♀))
2006-04-29 01:20:06
> KUMIさん

うん、本当にすっごくよかったね。

あの2人すごいわ。

DVDになってほしいわ。



> chihaさん

パスタを食べながら、chihaさんの話もしていました。

chihaさんちはお子さんが可愛くてうらやましいけど、

我々は、とっくに可愛くなくなっているからこそ、

こうして芝居を観に来たりできるようになったのよね、なんて。

やっぱり苦あれば楽あり、楽あれば苦ありですね。



失言していた頃の藤原竜也って、よく知りません。

私が何かのトーク番組で見た時には、

慎重に言葉を選びながら、きちんと話していて、

なんて頭のいい子なんだろうと思ったものです。

そういう過去があったからこそなのね。



本当に陶器のような肌、うっとりします。

返信する
藤原くん (KUMI)
2006-04-29 21:08:12
私も失言してた頃って知らないけど、

20才前の頃なんでしょ?高校生くらいの時かな?

その年頃の息子を持つ身としては、

藤原くんの方がよっぽどイイ子だって思えます。

我が家の息子は話してもくれないくせに

分かってないなあという顔をして私を見る・・・。

私には答えようがありません。

早く大人になって欲しいものです。
返信する
20歳前の男の子 (KEN(♀))
2006-04-29 21:37:06
こんなに最低なものってないですよね。

本当に大人になれるのかなぁ・・・。
返信する

コメントを投稿

ミュージカル」カテゴリの最新記事