ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

11月22日(金) クロエ版「キャリー」

2013-11-23 08:39:18 | 映画
クロエ版の「キャリー」を見た。





34年前にシシー版を、祖父と一緒に見ている。
強く印象に残っているので、今回も見たかった。

夫は「キャリー」は初めて。

16歳のクロエはかわいい。
お鼻が少し上を向いていて、喜びを表現しようとすると鼻の孔が少し膨らむのがいかにも子供っぽい。

ウェンツ瑛士に似ている。

キャリーのママがいるだけで怖い。
76年版より、さらに狂信的で目がまともじゃない。

パニックを起こして泣くキャリーを動画で撮ってネットに公開するなど、2013年ならではのイジメ方だ。
あくどい。

シシー版キャリーは最後まで自信なさげで、追い詰められたイジメられっ子が自分でも訳がわからなくなって爆発したみたいな感じ。

クロエ版は、周囲におびえながらも徐々に自分の力に自信をつけて行く感じ。

血を浴びた後のシーンでは、スカッと爽快なカッコよさすら感じた。

目だけでテレキネシスを使うシシーと違い、クロエは全身を使う。

特に細くて長い腕と、不条理な動き方をする首や腰のひねりが、強い意志を感じさせる。
イジメられっ子では、すでにない。

かわいくて幼さが残るクロエだからこそ実感できたのは、キャリーがかわいそうな子供だということ。

かわいがって大事に育ててあげたい。

夫は泣いていた。

女性監督だからなのか、母娘の関係や歪曲した愛情が顕著に見えた。

シシー版で忘れられない、客席全体から悲鳴が上がったラストシーンはなく、それに代わるソフトなものになっていた。

ただ怖がらせるだけの映画じゃない。

満足。
コメント
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