昨日、あんな嫌な上がり方をして、
やっと立ち直った所なのに・・・
朝から、また理屈の通じないおっさんが来ました。
開店は10時です。
それまではまだ、レジにお金入ってません。
つまり、お買い物できません。
店内の電気も点いてません。
準備中です。
ただうちの店、ドアがガラスなのがいけないんでしょうか。
外から、中に人間がいるのが見えるんです。
そりゃいるよ、人間。
開店前に準備しなけりゃ、開けられないじゃん。
9時50分。
おっさんがドアを叩いた。
「開けて! ダメ?」
というジェスチャーをしている。
ネーチャンが、
「10時開店です」と言っても、粘っている。
店長が、
「何かご用でしょうか」と聞くと、
「入っちゃだめ?」と言う。
外は寒くて、雨が降っていた。
店長は、どうぞとおっさんを中に入れてしまった。
私は、
「まだレジの準備ができていないので、お会計はできません」
と、念を押しておく。
すると、「この本ある?」と新聞の切抜きを出す。
だーーかーーらーー!!!
今、開店前の準備をしているわけさぁ。
本の検索なんか、開店後の仕事でしょう。
仕事のジャマしないでほしいんだよねぇぇ。
・・・と思いつつも、検索する。
1冊だけありそうだ。
たくさんあるとか、全然ないとかならいいが、
1冊だけあるというのは一番難儀だ。
探すのに時間がかかる。
「ありそうですね」と言うと、
「10時まで買えないの?」と言う。
あのねぇ。
「準備中」と書いてあるうどん屋に入って、
「うどん作って」って言わないでしょう?
それと同じことなんだよ。
わからないの?
そこへ店長がレジ用のお金を持って来たので、
開店5分前に、レジを開設することになった。
ゴリ押しすれば通ると、思わせないでほしいんだけど。
すると、そのおっさん、
店長が探して持ってきたその本を、
買うのかと思いきや、レジ前で立ち読みし始めた。
付録を組んだ雑誌を運ぶのに、そこにいられるとジャマ。
立ち読みしながら、
「これ、明るくなんないの?」と言う。
あほか。
店の電気をつけたら、
あんたみたいな客が、どんどん入って来ちゃうじゃないか。
結局、彼は10時5分まで立ち読みをして、
その本を買って行きました。
本の題名は「定年オヤジのしつけ方」。
何かの冗談か?