-メインクエスト-
さて、悪名も消え、最早聖人君子ばりの善人になっているPC。レベルも20前後、あるいはそれ以上まで上がっている事でしょう。
しかし、何か忘れていませんか?
そう! 最初の地下洞窟で、今は亡きユリエル皇帝より託された“アミュレット・オブ・キング”がアイテムリストにしっかり残っているハズ――クエストに関わる重要なアイテムは捨てる事が出来ない。ただし、クエストアイテム属性がある内は重量がゼロなのでジャマにはならない――です。これまでずっとスルーしっぱなしでしたが、いよいよこれをウェイノン修道院にいるジョフリー修道士に渡しに行きましょう。
ジョフリー修道士にアミュレットを渡すと、すごくビックリされます(←そりゃそうだ。どこの馬の骨とも分からんヤツがいきなり皇帝の証を持って現れたんだから)が、PCの話しに理解を示し、自分達の正体――“ブレイド”と呼ばれる皇帝直下の近衛兵団。古くから皇帝の守護者として存在し、影から帝国を守ってきた存在で、隊員にはアカヴィリのKatana(注:アカヴィリ族はタムリエル大陸から海を隔てた向こうにある国の種族。モデルは日本人。なので、武器は当然刀である)を支給され、同時に隊員の証となる。普段は修道士としてシロディール各地に散らばっているが、有事の際には集結して皇帝と帝国のために戦う――を明かし、ユリエル皇帝の最後の血脈、マーティンの居所を教えてくれる。
ジョフリーは、忙しくなる自分に代わってマーティンを連れてきて欲しいと言う。
マーティンを捜すためにクヴァッチの街に向かうPC。しかし、街に近付くに従い、辺りは暗くなり、赤黒い雲が天を覆ってゆく。
街の近くには、街の人々が街道の周囲でキャンプを張り、皆疲れきった様子でいる。何事かとNPCに話しかけてみると、彼らは口を揃えてこう言った。
「“オブリビオン・ゲート”だ! 街で“オブリビオン・ゲート”が開いた!」
オブリビオン・ゲート――。
それは、デイドラ・プリンスの一人、メイルーン・デアゴンが支配するオブリビオン界――忘却界――と物質界とを結ぶポータル。
天は厚い雲で覆われ、海は赤い血に染まり、大地は荒れ果てた岩山と化す世界。
それは、まさに地獄絵図とも呼べる死が支配する世界。
そんなオブリビオン界と物質界を結ぶポータルであるオブリビオン・ゲートが、クヴァッチの街に突如出現! このゲートを通って、オブリビオン界に住むクリーチャーたちがクヴァッチの街を襲撃したと言うのだ!
しかも、マーティンは逃げ遅れた人々と共に、今だ教会に立て篭もっていると言うではないか!
PCは、街の外にいた警備兵数名と共に、クリーチャー渦巻く街の中へと突入するのだが……!
のっけからイキナリ難易度高めの集団戦闘をしたり、シロディール各地を歩き回って様々なアイテムを集めたりと、さすが“メインクエスト”と名乗るだけの事はあるボリューム満点のキャンペーン。
特に、後半の協力要請――“とある事情”で大規模な戦闘を行う事になり、その戦闘に参加してくれる兵力を集めるために各主要都市の領主に協力を要請するクエスト。通称“オブリビオンマラソン”。進行上は攻略しなくても良いが、攻略しておくと後々とても良い事がある。また、件の大規模戦闘は、クヴァッチ解放戦以上の規模となる最大規模の集団戦闘。ココでのマーティンの演説がテラカッコユスです!――のトコロや、ラストの最終決戦など、大規模な戦闘が多く、まるで戦争映画のワンシーンのように迫力満点。
さらに、終盤の“パラダイス”――詳細はあえてヒミツにしておきます。その目で確かめて下さい――のクエストでは、この世界ではタブーとも言えるような衝撃の真実が明かされる!
ココまでキャンペーンクエストを順次進めてきたPCであれば、特に問題なく攻略できるキャンペーンです。
衝撃のエピローグ。タムリエルの歴史が動くその瞬間を見逃すな!
余談ですが、このゲームは全てのNPCのセリフがフルボイス化されています。ほとんどのNPCは、数人の声優によって演じられたモノが使い回されていますが、このメインクエストで中心的なキャラクターとなる3人は、それぞれ有名俳優がCVを担当していたりします。
ユリエル・セプティム7世陛下役には、映画『X-MEN』シリーズでチャールズ・エグゼビア――プロフェッサー・X――を演じたパトリック・シュチュワート。
マーティン・セプティム役には、映画『007/ゴールデン・アイ』でボンドのライバル、006役を演じ、映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでは、ボロミア役を演じたショーン・ビーン。
メイルーン・デアゴン、及びマンカー・キャモラン役には、映画『スターウォーズ・エピソード1』や『ホーンテッド・マンション』に出演し、リドリー&トニーのスコット兄弟が製作総指揮したTVドラマ、『ザ・ハンガー』の1stシーズンではホストを担当したテレス・スタンプ。
う~ん、まさに豪華キャストです! オブリビオン・ゲート(左)とオブリビオン界(右)
まさに“地獄”と呼んでも間違いではないほど、その狂気にも似た凄まじいまでの汚れと歪みを有するヴィジュアルは、シロディールの美しい風景とは真っ向から対立する。
しかし、そうであるが故に、対照的なある種の美意識を内包したデザインは、これもまた“ヴァーチャル・リアリティ的なファンタジー・ワールドの構築”に貢献し、TES4の魅力の一つである事を立証しているモノと言えるだろう。
ちなみに、オブリビオン・ゲートはクヴァッチ解放戦直後にシロディール各地に多数出現し、それぞれ中に入って閉じる事が出来る。クエストとしてフラグが立つワケではないので、全てを攻略する必要はないが、やっておくとスキル&レベルアップ、及びアイテム蒐集に役立つ。正確な数は分からないが、僕は30近く見つけました。
さて、メインクエストを攻略すると、ストーリー的にもゲーム的にもひと段落と言ったところかもしれませんが、キャンペーンクエストはまだまだあります! なので、ここでゲームを終わらせてしまっては勿体無い! ゲームを続けましょう!
って、言いたいトコロですが、……うぉ! もうこんなに書いたのか!? いつも通りの書き過ぎですね。(笑) すまぬ、また終われなかったっス……。
というワケで、今週はココまで。続きはまた来週、『忘却界ぶらり旅・Part.3』で。
ご意見ご感想、ご質問等があればコメにどうぞ。
それでは皆さんまた来週。
お相手は、asayanことasami hiroakiでした。
SeeYa!(・ω・)ノシ
きょーのはちゅねさん♪
??
Thanks for youre reading,
See you next week!
-参考資料-
※この記事は、以下のウェブサイトの記事を適宜参照しました。
・The Elder Scrolls Ⅳ:OBLIVION公式サイト
※コンシューマ版TES4の販売元、スパイク社のTES4日本語版公式サイト。ただし、TES4の開発元であるBethesdaの親会社、ZeniMaxメディア社が日本を中心としたアジア地区現地法人を今年設立したため、コンシューマ版の販売は今後ZeniMax社が直接行う。間もなく、その第1弾となるTES4のゲーム・オブ・ザ・イヤー・エディション(注:ヴァニラ、KotN、SIがセットになったパッケージ。PC版と同じ内容)とSIのパッケージ版がリリースされる予定。
・OBLIVION Wiki JP
※前回紹介済み。
・TES NEXUS
※最大規模のTESシリーズのMOD専用のUL/DLサイト。ここで扱っているMODは、基本的に全て無料――一部有料会員専用――でDL出来ます。ただし、ファイル容量が2MBを超えるMOD――種族追加MODや装備追加MODなどはほとんどコレにあたる――のDLには、アカウントの取得が必要(注:無料。ヘンなスパムが来るような事もないので、安心して下さい)です。取得しましょう。(注:安全です!)ちなみに、上記のWiki内で紹介されているMODは、ほとんどがこのサイトに置いてあります。
・ウィキペディア日本語版
検索ワード:オブリビオン
※この記事内にCVの俳優のリンクがあります。そちらも合わせてご覧下さい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます