裏面~U太の本音の本音~

新潟県小千谷市の農業マンのブログです☆
主に私の農業を紹介しています♪
無農薬・無肥料/自然栽培米を作っています。

生育不良/イネミズゾウムシ

2020年07月28日 00時25分41秒 | 私の農業
自然栽培米田んぼ。

田植えから1カ月半も経ったのにあまり成長しない田んぼがいくつかあります。
分げつが少ないし、草丈も伸びないし。
それに稲が無くなっているところが多い。

6月10日植え。
生育の良くない田んぼ。


草も生えていますが、多くてこのくらい。



6月10日植えの別の田んぼ。
こちらは育っています。



除草失敗したから??
日照不足だから??
と思っていたのですが、それ以外の原因が有るような気がしていたんですよね。


前回の記事書いた時に登場した「現代農業2010年8月号」を久しぶりに読んでみたら「原因これじゃないか!?」という内容が書いてありました!!

それが「イネミズゾウムシ」による食害です!!

「イネミズゾウムシ」とは??
成虫で越冬し、田植えが始まると水田内へ入り始める。
成虫は2週間程イネやイネ科の草を食べた後産卵を開始します。
成虫による被害は問題にならない。

問題は幼虫!!

卵は水面下のイネ新梢組織内に産み込まれる。(産卵は30~60日の長期間)
幼虫はイネの根を食害!!
幼虫は土中を容易に移動するそうなので、あちこち食べていた可能性あり。

食害が酷いと生育障害が起きます。
これが生育不良の原因の一つかもしれません。
(幼虫を確認はしていないので)

(詳しく書いているHP:http://www.jppn.ne.jp/fukuoka/boujyo/futuu/1223.htm)


また、イネミズゾウムシの幼虫は深水を好むようです。
私も抑草の為に深水管理にしていました。
水深の深いところのイネが特に無くなっていました。

現代農業に載っていた方の話によると
「深水管理でヒエが少なく、深水の効果だと喜んでいた。
ところが稲は分げつが少なかった。
調べてみると、深水を好むイネミズゾウムシがイネを食害した後に若いヒエの根に入って食害したためにヒエが全然なかったのだった。」
という事でした。


確かに今、上の写真の田んぼにヒエは無いです。
以前にも、ヒエが生えてきたのに後になって無くなったという事がよく有りましたが、イネミズゾウムシの幼虫が食べてなくなったのかも??
イネがなくなってしまったところは特に深水だったところが多いです。


今までそんなに問題になった事は無かったのですが、今年は目立つ。

暖冬で雪が全く無かったので、越冬成虫が多かったのかもしれません。
それ以外にも耕耘、代掻きのやり方や育苗、田植え後の水管理も影響が有ると思います。

来年の対策としては、まず苗をしっかり作り、一番活着の良いタイミングで植える!
活着まではごく浅水。活着後も朝水が良いのかな??
水の入れ替えをして水を澱ませない。
根張りが悪いと被害に遭いやすいようなので、土の中の環境に注意ですね。


まだまだ課題はありますね。

最後にミズカマキリさんの写真を載せておきます。



それではまた☆



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