不思議なガラス

　昨日出かけた空港の話だが、不思議な面白いガラスに出会った。
離陸時間が迫っていたので着いてすぐ展望台へと向う。
なんといっても一日に数回しかない飛行機の離発着、これを見ないと次は数時間後になってしまう。
幼稚園の子供たちがガラスに顔を押し付けるように飛行機を見ていた。
その頭の上を私も背をかがめて見る。

あれ？　なんかガラスが変だな～？
左側が白っぽくくもって見えない。
いよいよ私も白内障か・・・。
どれどれ右に移動して・・・と見やすい場所を探しながら移動。
ところが、どこに行っても左側が白っぽい。

あとで分かったことだが、ガラスに特殊加工（偏光ガラス）がしてあって、左側が見えないようになっているとのこと。
実は隣は自衛隊の百里基地。
格納倉庫が見えないような仕掛けになっているようだ。
ただ肉眼で見るだけなら問題ないが、写真に撮ってネットで公開されたりしたらまずいらしい。私の動向も怪しいって事になる。
軍事機密ってことでしょうか。

飛行機はゆっくりと右方向に移動し、おもむろにＵターン。同じ滑走路を今度は少しづつ加速をつけながら離陸体制に入っていく。
子供たちの可愛い小さな首がその動きと共に動いているのがほほえましい。
いよいよ離陸！というその一瞬！
あれ？　例のガラスで見えません。
それって、あんまりでないの？
ガッカリです。

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