銀の人魚の海

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二人の旅路 酪農家大家族 26年

2020-07-17 | ドキュメンタリー NNN、Nスぺ、ガイア、BS世界のドキュメンタリー~など
二人の旅路 酪農家大家族 26年
TV岩手制作。

NNNドキュメント。

94年から取材を続けている、ある家族模様。

子どもが7人、

父は農大を卒業後、岩手県田野畑村で、山地酪農を始めた。


簡単に言えば肥料を使わず、はえている草を食料とする畜産方法。

草地農業ともいうらしい。

自然な中で、牛たちは放し飼い、のびのびしていて

鶏の離し飼いと同じ感じだった。

草地をウロウロしている牛たち。いいよ(^^♪

妻とはお見合いで出会い、8ヶ月の文通、182通!で結婚した。

出身地は二人とも千葉だというので、

驚いた。
千葉でも田舎のほうかな~

それにしても、理想を追い、二人で岩手へ。

初めの10年は電気もなかったという。

農協からの書類、収入、1番目はたったの7円だった!

これもびっくり。。。

そして7人産まれ、育てた。

牛は草だけの餌なのでか、お乳は普通の3分の一、

出ない。なので収入が少なく、とても苦労したという。

妻は7人育て、酪農を手伝い、お金もない。

楽観的な方だったのかな~

68歳の父は、子供たちはどこへもつれていけなかった。

デパートなどで買い物もしなかった。

ゲームも当然していない。

遊園地、動物園などへも。

これでいいのか?と感じた。

学校は行ってるの?

いってるよね。

高校からは、寮だったのか?

余り語られない。

96年、収入を増やそうと、プライベートブランドの

牛乳を作ることにした。

岩手の仲間も応援してくれ、

これで夜逃げしないですんだという。

100キロ先の岩手市内へ牛乳を売りにいく。

長女との話がでる。

理想だけでは食べていけないよ~と父に言う。

父は強いが、泣いたりもする。


その長女が結婚する。

研修に来ていた人とみたい。

結婚したので、第二牧場を持とう、土地を探したい

と父は言うが

簡単にはできない、と長女はいう。

同感。

長女に子供が生まれ、夫の実家、母が一人になったので、

岡山へ移住することにした。

7人、娘は一人なのかな?

お別れの会で、母、娘、とても泣いていた。

岡山は遠いね。

長女が去っても、父はまだ第二牧場への夢を捨てなかった。

銀行へ融資依頼するが却下された。

年間、400万も返すのは無理、ということで。

そうだと思う。老後も考えないといけないよ。

次男は、この生活に疑問を感じ、父と話す。

山地酪農を強制するな、まだ若い弟たちのためにもという。

が、自分の気持ちを伝えるだけで終わる。

次男は結婚し、北海道で自分なりの畜産を始めた。

そう思う。
皆が父の理想についてはいけない。

親子でも違う人間だもの。

18年、長男が結婚し、息子が誕生。

父を継ぐことになり

隣に家を建てたよう。

20年、四男は、乳製品を創るために、ブランドを立ち上げ

工場も立てた 。

チーズ、ヨーグルトを販売している。

これはいいね~

今でも、父は週3回、牛乳を配達している。

お得意さんなどお店に、岩手のブランドとして販売する。

妻とは、仲良く40年、一緒に仕事もしている。

妻は丈夫な方だと思う。

普通なかなかこれはできない。

まず、家族健康があったからこそできた人生。

岩手、東日本大震災のことは、何もでなかった。

地図をみたら、海に遠くはなかったが、

高台なので、揺れたくらいですんだのかな?

NNN、26年の取材は素晴らしい。

家族にとり現金収入にもなっていたと思う。


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