言語空間+備忘録

メモ (備忘録) をつけながら、私なりの言論を形成すること (言語空間) を目指しています。

菅内閣不信任案否決

2011-06-02 | 日記
47NEWS」の「菅内閣不信任案を否決 首相の退陣表明で」( 2011/06/02 15:23 )

 衆院は2日午後の本会議で、自民、公明、たちあがれ日本の3党が提出した内閣不信任決議案を反対多数で否決した。菅直人首相はこれに先立った民主党代議士会で東日本大震災復興、福島第1原発事故対応に一定のめどがついた段階で退陣する意向を表明。これを受け、不信任案賛成の意向だった鳩山由紀夫前首相らが反対に転じた。

 震災復興や原発事故の収束が喫緊の課題の中で、不信任案が可決されれば、憲法の規定に基づき首相は10日以内に衆院解散・総選挙か、内閣総辞職を決断する必要があった。首相の退陣表明を踏まえ、民主党内で不信任案可決による震災対応への影響を懸念する声が強まり、大量造反は回避された。




 「一定のめど」とは「何か」が問題になりますが、次に引用する報道によれば、「第2次補正予算案にめどがついた段階」を指しているようです。



 なにかと批判されることの多い内閣ですが、震災対応については、現内閣は「一生懸命対処している」と思います。

 批判するのは簡単ですが、実際に行うのは難しいはずです。おそらく、(今回の震災対応は)誰が対処しても大差なかったでしょう。私はそれなりに現内閣を評価しています。



産経ニュース」の「不信任案は反対多数で否決 菅首相の退陣表明受け造反少なく」( 2011.6.2 15:26 )

 菅内閣に対する不信任決議案は2日午後、衆院本会議で採決され、賛成152、反対293(投票総数445、過半数223)で否決された。菅直人首相が民主党代議士会で自発的な退陣を表明したことを受けて、小沢一郎元代表が「首相から今までなかった発言を引き出したのだから自主的判断でいい」と支持派議員に不信任案に賛成しないよう呼びかけたため、民主党内からの大量造反はなかった。ただ松木謙公元農水政務官が賛成票を投じ、小沢氏は本会議を欠席した。

 不信任案は自民、公明、たちあがれ日本の野党3党が共同提出した。菅首相の政権運営や党運営に批判的な小沢氏支持議員らが、野党に同調して賛成する動きをみせた。5月31日夜に会談した鳩山由紀夫前首相が首相に退陣を要求。小沢氏は1日夜、記者団に「国民が支持してくれた民主党に戻さなくてはいけない」と不信任案に賛成する意向を表明するなど造反の動きが広がり、不信任案可決の公算が大きくなっていた。

 首相や岡田克也幹事長らは当初、不信任案可決なら衆院の解散総選挙を断行するとして、造反組を牽制(けんせい)したが、造反の動きが予想以上に広がったため、党分裂の危機を回避しようと、首相の自発的辞任の表明に踏み切った。

 首相は2日昼、党代議士会で「東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に責任を果たさせてもらいたい。一定のめどがついた段階で若い世代の皆さんに責任の引き継ぎを果たす」と述べて自発的辞任を表明した。具体的な辞任の時期は明言しなかったが、鳩山氏は代議士会に先立つ首相との会談で、平成23年度第2次補正予算案にめどがついた段階で辞任することで合意したと明かした。政府の復興構想会議が復興計画を示す6月末以降の可能性が高い。