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ぼんくら(下)ー宮部みゆき

2022年02月23日 | 読書
評価4

再読(前回2019年6月15日)。
鉄瓶長屋での人殺し、長屋の住民の相次ぐ失踪に絡んで家主の湊屋が怪しいと睨んだ同心・井筒平四郎は八方手を尽くして真相究明に乗り出す。そしてついに湊屋から顛末を聞き出すと、女主人おふじと長屋差配人・佐吉の母との確執が原因だった。下町情緒漂うサスペンス時代劇【完】。

上巻で様々な伏線があったので、どのように回収されるんだろう?と興味があったのだが、全て、女同士の陰湿な権力争いと旦那の浅慮に行きついてしまって、期待した美形小僧・弓之助、記憶マシン・おでこの活躍もさほどなく何やら尻切れトンボ感有りでガッカリ・・・宮部さん、ちょっと人物盛り込み過ぎではなかったでしょうか?


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