図書の健全化を求める「良化特務機関」と行政の介入を阻止しようとする「図書館」との未来社会における闘争の物語。お互いの譲れない主張により双方武装部隊を持つようになり、死者が出る衝突に拡大するのであった。そんな中、女性初の図書館特殊部隊員となった主人公・笠原郁と教官・堂上との不思議な絆が軸となって物語が進む。
「図書を守るってことだけで撃ち合いするってがぁー!?」がラストに行くまでの感想で、「昨今のSFはさっぱりわげがわがらんっ!」と思っていたのだが、ラスト10頁で形勢逆転!なかなかの作品ってことに気付いたのだった。有川浩、曲者です(笑)!
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