評価
再読(前回2017年3月21日)。
主人公5人の運命が刻々と転変する様に手に汗握る。公務員は買春に身を落とし、女子高生は監禁犯に翻弄され、セールスマンは殺人事件に巻き込まれ、中年女性は老齢の母親を引き取り、市議会銀は地位保全に悶々とする。そして、一同が会する時がやって来る。群像劇の結末や如何に・・・
それぞれの人生が奈落の底へ向かう様はハラハラドキドキの連続。そして、ラストシーンへなだれ込む!え?あれ?こんなあっけない最後だったっけ?としばし唖然。惜しいな~奥田さん!唯一の明るい材料は、監禁犯から解放された史恵。犯人へ向ける啖呵にスッキリ!