白堊スポーツ - since 2004.09.18

母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

オリンピック開催に反対なので、

2021年07月01日 | その他のスポーツ
今までは関連情報が流れるたびにスイッチオフにして来たが、始まったら情報の洪水になるんだろ~な~

ツイッターはNGワードを設定できるので「オリンピック」を指定すれば良いけど、Facebookに同様の機能があるのかな?

いずれにしても、ニッポン人選手が金を取ろうが、頑張ろうが、全く応援する気になりません。

高校野球も何年か前の甲子園のサイン盗み騒動以来しばらく1試合も見なかった。

嘘つきアーニャの真っ赤な真実ー米原万里

2021年07月01日 | 読書

評価5

再読(前回2018年3月11日)。
大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。同時通訳者の著者が1960年~1964年に在学したプラハ・ソビエト学校時代の友人3人とのエピソード、東欧の民族紛争で音信が途絶えたのち30年後の再会で知りえた事実を通じて民族とは?愛国心とは?友情とは?を問う珠玉のドキュメンタリー。

①リッツァの夢見た青空
 ギリシア人。父は亡命共産主義者。
②噓つきアーニャの真っ赤な真実
 ルーマニア人。父はルーマニア労働者党代表として「平和と社会主義の諸問題」編集局勤務。
③白い都のヤスミンカ
 ボスニア(ムスリム)人。父は在プラハ・ユーゴスラビア公使、後、ボスニア最後の大統領。

中学生世代の目線で見た民族のとらえ方、社会主義、共産主義への理解と現実、庶民を見下す特権階級意識、独特なソビエト式教育、どれもこれも興味深い。そして、難しい話の中に散りばめられた米原さんお得意の下ネタ(笑)。3人との再会には胸が締め付けられる。もちろん傑作!