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母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

昭和50年白堊野球物語3 作:佐藤泰久(S42)

2016年10月03日 | 白堊野球物語
こうしてセンバツまであと一歩の実力を持った一高の前に、春の盛岡に敵は無かった。

春の盛岡市大会:○16-0盛岡北、○4-3龍澤、○9-4盛岡商、○7-1盛岡四

またしても準決勝では盛商と激突したが、文句なく打ち破った。唯一の接戦が龍澤(現盛岡中央)であるところが現在の岩手県の球勢を暗示している。

しかしさしもの我が一高、春の県大会では一関一を四番金野のホームランで4-1と下したが、宿敵黒沢尻工の前に1-4で敗れ2回戦敗退となった。(平舘氏は、秋の大会決勝・対高田戦で金野がホームランを打ったのでは、とのことだったが、高田戦でホームランを打ったのは林のほうで、金野は一関一戦でホームランを打ったというのが私の手元の記録である)

かくして前哨戦は終了した。春の県大会で惜しくも敗れはしたものの、夏に強い我が一高、自他ともに許す「大本命」で夏の大会に臨んだ。そこには熱い熱い夏のドラマが待っていた。 パァンハ゜ハ゜ンパンパァーン。