◇ 裁判所の判決
朝日新聞の謝罪広告を巡って、裁判所は原告側の主張を認めなかった。
佐久間健吉裁判長は「国際社会では慰安婦問題に関して、多様な認識がありどのような要因が影響を与えたか特定するのは困難」と判断を示した。
裁判所は判断力が求められる所である。
判断力・・物事を正しく認識・評価・決断する精神的能力。
物事を正しく認識とあるように、現状の認識から始まるだろう。
原告側の主張を現実的に考え、調査する必要がある。事実かどうか。そうしなければ机上の空論となり、正しい調査から得られる事実が隠れ、評価やそれによる決断は 正しい判断が出来ない事となる。
国際社会では・・とあるが国際社会の判断が全て正しい事にはない。作られた筋書きによって作られ、それを土台にして事実らしき事が作られる事は世間では多い。
判断は、正しい調査によって正しい結論が出される。
裁判長の発言だと、国際社会では慰安婦問題に多様な認識があり・・と言っている。
その考えだと、国際社会の認識が元になり、調査が置き去りにされる。
真実は一つであり、その真実を基準に判断が行われなければ、社会の風潮に流される。
今回の判断は、昔の風潮を現代の事実に照らして調査していない結果の判断だろう。
昔言われている事の真実性が問われ、現代になって本当の真実が明らかになっている事実を、今度の裁判判断は否定している。
今度の裁判所の姿勢は、社会の認識によって判断が変わることの証明だろう。事実に基づかないと言う事である。
この判断であれば、別に裁判長でなくても風潮(世間の考え)が感じられる人であれば、誰でもいいと言う事だろう。