津々浦々 漂泊の旅

「古絵はがき」 に見える船や港。 そして今、バイクで訪ねた船や港のことなど。       by ななまる

白鳥の湖

2011-08-20 | 旅行
先日、一泊二日のツーリングで、榛名湖~野尻湖~猪苗代湖と一周してきた。
単なるツーリングではなく、白鳥の生息地めぐりでもある。

東北道を北上し、先頃全通した北関東自動車道を経由して榛名湖に入った。
夏の湖水を渡る風は、木々の緑まで溶かし込んでいるようで心地よい。幼い頃、
祖母から聞かされた「ひともっこ山」伝説を思い出しながら、「はくちょう丸二世号」
の出港を待っていた時である。
桟橋修理を監督されていた方と、ふとしたことから会話が始まった。
榛名湖への白鳥型遊覧船導入は、相模湖、諏訪湖に次いで三番目であったことや、
バランスの良い安定した船を造る砂賀造船所のことなど、お聞かせ下さった。
話の端々から、「はくちょう丸二世号」への愛情が感じられ、船好きにとっては
たまらないひと時であった。

白鳥型遊覧船の嚆矢は昭和41年に相模湖に登場した「スワン丸」であることは
有名だが、その全貌となると、まとまった資料は見当たらない。
ここ数年間に出会った白鳥型遊覧船は10隻。資料をあたってみると、JG船7隻、
JCI船9隻の、計16隻が建造されたと思われる。最後に建造されたのは平成4年。
ここのところ運航隻数は減る一方で、今夏は6隻となっている。

出会った10隻の白鳥の顔を並べてみたい。飼い主(オーナー)さんなら、一発で
ご自身の白鳥を見当てることだろう。




















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