宇宙論、ブラックホール、ダークマター、ホーキング放射、相対論

ブラックホール、ダークマター、ホーキング放射、相対論 etc etc

ニュートリノ、60年前の予言証明 千葉大など観測

2022-11-23 10:47:56 | 日記

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2021/4/12 7:16 | 最終変更

 

https://www.sankeibiz.jp/macro/news/210311/mca2103110619005-n1.htm

『・・・宇宙を飛び交うニュートリノは物質とほとんど反応せず、地球も通り抜けてしまう。しかし、あるタイプのニュートリノが極めて高いエネルギーを持つと、物質中の電子と反応し、別の素粒子が生じるとの理論が提唱されていた。

 この理論は米国の著名な物理学者でノーベル賞受賞のシェルドン・グラショー博士が1960年に発表。素粒子物理の基本法則の一つとして知られるが、実験装置では作り出せない非常に高いエネルギーが必要なため、検証が困難だった。

 国際チームは南極に設置した観測施設「アイスキューブ」で2016年に捉えたニュートリノを詳しく解析。理論通りのエネルギーを持つ「反電子ニュートリノ」と呼ばれるタイプが、南極の氷が持つ電子と衝突し、予言された反応が起きたことを突き止めた。

 このニュートリノは銀河の中心にある巨大ブラックホールなどが放出するとみられ、観測を続けることで極めて高いエネルギーを持つ未知の天体現象のメカニズムの解明につながるという。』


宇宙から飛来した高エネルギーニュートリノを南極の氷を検出器にしたアイスキューブでとらえたデータがありました。

今回、そのデータを詳細に検証した結果が上記記事になります。

そうして、これが今後の加速器では作り出せない高エネルギー現象を追いかける物理の一つの在り方を示している様に思われます。

 

 

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加速器実験の未来

2022-11-23 10:44:30 | 日記

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 | 投稿日時 2021/3/27 11:12

 

セルンでの加速器実験が一つのピークであるように思われます。

これを超えるエネルギーレベルでの加速器を計画している様ですがサイクロトロン、シンクロトロンに始まった電場と磁場によって荷電粒子を加速、コントロールする方法はもはやそのあたりが限界である様に見えます。

それとも人類は地球半径の加速器まで作るつもりでしょうか?

まあそれもまた一興とは思いますが、もはやそれは信仰の世界、「究極の人類の目標は加速器を作る事」という世界であります。

さてそうなると加速器実験に頼ってきた、繰り返し再現性に頼ってきた素粒子実験は、素粒子探索はどうなるのでしょうか?

その答えは宇宙を観測する、という事になろうかと思います。

宇宙では相当に高いエネルギー反応がおきており、そこからのメッセージが地球に届いております。

しかしながら、宇宙初期からのメッセージ、一番エネルギーが高かった場所からのメッセージは届いてはくるのですが、そこには繰り返し再現性、という事は望めません。

我々はこの宇宙にしか生きておらず、目の前の宇宙しか観測できなからであります。

さてその事の結論は、といいますれば「物理実験からの繰り返し再現性の消滅」という事になろうかと思います。

注:ここでは「宇宙を観測する事も物理実験」と言う様に表現しています。

この表現には異論があろうかとも思いますが、そうなりますと「素粒子実験は、素粒子の探索を行う実験は、セルンを超えた次の世代の加速器あたりで終了」という事になります。



 

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ブラックホール囲む「リング」確認 赤外線望遠鏡で観測 京産大など

2022-11-21 11:40:18 | 日記

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2022/11/19 0:15

 

https://archive.fo/vcvbJ

『・・・研究チームは2010年から、地球から6200万光年離れた渦巻き銀河「NGC4151」中心部の巨大ブラックホールを米カリフォルニア州のウィルソン山天文台で観測。周辺のガスが落ち込んでいるブラックホールの中心部から噴出する高エネルギーのプラズマ「ジェット」に対し、垂直の方向にダストがリング状に広がっていることを確認した。

 リングの半径は0.1光年。複数の赤外線望遠鏡を組み合わせ、高い解像度を実現することで確認できたという。 

 巨大ブラックホールの中心部には、周辺のガスが落ち込む円盤構造と、その外側にリング状のダストがあると予測されている。・・・』


さてこれは「複数の赤外線望遠鏡を組み合わせ、高い解像度を実現」という所に注目でしょう。

光望遠鏡であって、電波望遠鏡ではないはず、と思いますが、、、。

そうなると「得られた光の画像を干渉させた」と言う事になりそうです。

そこのところ、詳細を知りたいところですね。


画像の拡大図
https://archive.fo/1ve38


よくイラストで出てくる絵と同じですが、これは想像図ではなく実物です。

いや、ものすごいですね。

 

 

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地球から最も近いブラックホールの発見に天文学者たちは困惑

2022-11-21 11:38:57 | 日記

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - | 投稿日時 2022/11/16 4:14 | 最終変更

 

https://archive.ph/DMqCZ

『・・・「私たちのジェミニ追跡観測によって、この連星が通常の恒星と少なくとも1つの休眠ブラックホールからなっていることが合理的疑いの余地なく確認されました」とエル=バドリーは付け加えた。「観測されたこの星系の軌道に、ブラックホールが1つもないことを説明できる宇宙物理学的に妥当なシナリオを見つけることはできませんでした」

この星系が奇妙なのは、ブラックホールの形成に関する科学者たちの現時点での理解と適合しなていない点だ。BH1は、恒星として生まれた初期段階で、超巨星へと膨張するのに十分な大きさだった。実際、その伴星が現在のような太陽類似星へと成長するはるか以前に、それを呑み込むことができるくらい膨張していたはずだ。

「この星系を通常の連星進化モデルでは容易に説明できないのは興味深いことです」とエル=バドリーは指摘する。「今回の発見は、この連星系がどのように作られたか、またこのような休眠ブラックホールがほかにいくつ存在するのかについて多くの疑問を提起しています」・・・』


休眠中のBHであればホーキング放射の観測が可能になると思われます。

しかしながら1600光年にある休眠状態のブラックホールの本当に弱いホーキング放射を地球から観測する、と言うのは「至難の業」であります。


「裏庭ほどの距離」地球に最も近いブラックホールが見つかる
https://archive.ph/uuaXx

 

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ブラックホールの“4本目の毛”?「渦度」を持つ可能性が示される

2022-11-21 11:38:00 | 日記
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ブラックホールの“4本目の毛”?「渦度」を持つ可能性が示される
https://archive.ph/WACoZ


「たられば」の連続の様な話ですが、新しいブラックホールの仮説が誕生した模様です。

Source
Gia Dvali, Florian Kühnel & Michael Zantedeschi. “Vortices in Black Holes”. (Physical Review Letters)

Physical Reviewにでたのですから、当方が唱える「ダークマターはプランクスケールの原始BHだ」仮説よりはずうっと業界受けが良い仮説なのでありましょう。

まあそれはさておき、いまだにダークマターを構成している新素粒子の発見はおろか、そのしっぽさえも、あるいは影さえも見つかってはいない様です。

そうしてまたイタリアの山の下に据え付けられたダークマター検出用の観測装置はもう動いていると思うのですが、第一報はまだですか?(注1)

首の長さが十分に伸びて、そろそろ限界に達しそうであります。

注1;グラン・サッソ国立研究所
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%BD%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80






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