世界は持ちつ持たれつですね。

G２０が終わりました。

メッセージは「財政赤字の削減ばかりやるな。」と。


当たり前のことです。

世界中で「財政赤字の削減」をやったら、消費する国がなくなり、
輸出が落ちて、貿易が止まります。

世界のGDPは確実に少なくなりますね。


そんなことを理解するのに、世界中からメキシコにあつまって
議論しなくてはいけません。

どうしてでしょうか？

それぞれの国が「自分の国だけは成長したい。」と強欲だからです。


でも、ようやく現実に気が付き始めました。

結局世界は持ちつ持たれつ。

そんなもん、当たり前です。

地球という有限の世界で暮らしているのですからね。


アメリカ並みに世界中の人がエネルギーを使えば温暖化で
すぐに南極の氷がなくなり、海面は１００ｍ上昇します。

日本並みに世界中の人が食料をかき集めれば、食料は高騰し
飢饉におちいる国が多発します。


ですから、強欲はそこそこにしとかないといけません。

でもこれが一番むつかしいのですね。

特に「国益を守るのが政治家の務め」と思い込んでいる人たちにはね。