マヨの備忘録・・・マヨのぼやきから

いろいろあったな・・・真実を知りたい!この一心で始めたブログだったが、知れば知るほど世の中の闇は深くなるばかり・・・。

同姓不婚はどこから?

2009-01-27 09:24:34 | 古代史

きのう北魏を中心に調べていたのだが、北魏の支配部族、拓跋氏というのは鮮卑の一部族で、鮮卑とは他にも慕容氏、宇文、段氏等多くの部族の連合体だった。匈奴の流れという考えも成り立つが、それを言い出すと蛮族はすべてが匈奴であり、モンゴル人であり、あるいはトルコ系になってしまう。おそらく記録がない以上、誰にも断定できない事なのだろう。

あくまで、匈奴と対抗した勢力としてとらえるべきと思うが、あえて考えを固定する必要もないし、固定してはいけないだろう。

さて、問題は昨日の考察で、北魏から唐に到るまですべて拓跋王朝であったと述べた。これは従来の教科書的歴史観とは相当に異なるものだが、このようなことで歴史の真実を追求するべきなのだ。従来の歴史をすべて疑う事でしか真実は見えてこない。「そんなばかな!」と否定する人たちはすでに歴史の罠に取り込まれていると思って欲しい。

しかるに、WIKIだと思ったが、拓跋氏の項目で、「姻戚は必ず外部のものと行うことを掟とし、同姓の結婚を固く禁じていた。」とある。これを見て驚いた。このような記述を他の部族で見たことがない。

ご承知のように、韓国では同姓同士の結婚はもっとも野蛮なものといわれ、今でも忌み嫌われているとか。もちろん聞きかじりだから現実はどのようなのか承知しないが、日本の天皇家が藤原家と何重にも婚姻を繰り返すのと比べ、根本的に違う思想を持つことがわかる。民間においては法律で規定されている以上、近親ではありえないが、同族ならひんぱんに起こり得ることで、特に野蛮だとは思わない。

さて、韓国における同姓不婚の歴史は調べようがないのでわからないのだが、ユダヤでは旧約聖書にもあるように、近親相姦は血がより濃くなることでいまでもひそかに行なわれる事があると聞く。

鹿島氏の本でかつて読んだなかに、山梨県のさるでは、自分の娘を父親が犯し、できた子供は戸籍上、「母親不詳」とするところがあったという。

おそらくこれらの件は民俗学の範疇なのだと思うが、これに関し何か参考になることを知ってみえる方がいたらぜひ教えていただきたい。

民族の血が薄くなるのを嫌う部族と、薄く広がるのを望む部族が存在するのはちょっとおもしろいではないか。さらに、韓国にその風習が残っているという事は、歴史には現れないが、韓国の支配した部族が実は拓跋族だった可能性も出てくるということだ。