モアイのためいき

日々のこと・ハンドメイド・若い頃の旅など

放射線の怖さとは・・・。

2011-04-12 06:30:30 | 音楽・本

新学期が始まって約一週間がたち、日常が戻ってきました。

中三になった末っ子息子は朝読書の時間に、

先日買った「虐殺の世界史」を持って行くらしい。

いつまでたっても幼い・・・末っ子息子。

さて、この本が怖いとほざく息子に、

「本当に恐ろしいのはこういう本だよ」・・・と薦めてみたのが、

冒頭の本です。

原発の放射能漏れが気になった昨今ですが、

以前、核燃料を作っている工場で放射性物質の臨界事故があった件、

その時に被曝された方の治療記録です。

最初に読んだのはこの本が出てすぐのことなので、10年位も前になりますが、

ときどき、手に取っています。

NHKで放送された番組をまとめたものですが、

被曝した体にどういうことが起きるのか、

・・・破壊された染色体の写真を見て、

目に見えない放射線の恐ろしさをまざまざと見せ付けられました。

それ以来、人間の力でコントロールできなくなるような

原子力発電所には疑問を持っておりました。

だからといって、

今回の原発の件について、怒っているわけではありません。

むしろ、この本を読んでいたからこそ、

報道の仕方が人々を混乱させたのではないかと、

冷静にニュースを見ることができたように思います。

今回被曝された方が、何事もないよう、願っています。


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