日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

人生の潤滑油は『思いやり』です。

2024-05-29 12:46:00 | 日記

プロローグ

きのうは、台風にもかかわらず、息子と草むしりに出かけました。朝から降ったり止んだりの空模様、迷っていましたが、息子の一言でいくことにしました。
「スマホで雨雲情報を教えてくれるから行こう。降るときと止むときをきちんとおしえてくれるから大丈夫」
そんなわけで行くことになりました。自宅から現地まで車で約一時間、その間、雨は降ったり止んだり、そして午前11時現地到着、スマホの雨雲情報を確認したら、その時間から正午までは晴れでした。作業時間は約1時間ですので、"ラッキー"。歳のことは忘れてひたすら草をむしりました。予定どおり終了、そして帰宅、ビ-ルで乾杯、仕事のあとの一杯は格別にうまい、改めてそうおもいました。

今朝目が覚め、起きようとしたら、カラダ全体が筋肉痛、動くたびに"ズキンズキン"と痛みを感じます。何故だ?きのうは草むしりをしたんだ、痛みの原因はそれだ!立ったり座ったり、カラダを酷使したからだ!早く痛みがなくなるように、わたしのカラダにお願いしました。きょうは有給休暇でよかった、あしたは午後出勤、それまでに痛みは和らぐでしょう。

半年以上前の未投稿のブログがありましたので、載せました。
よろしかったらお読みいただければ幸いと存じます。



はじめのことば

生きてくってことは冗談ごとじゃねぇからな
山本周五郎「へちまの木」

孟子の教え

飽食暖衣、逸居して教えなければ即ち禽獣に近し
         孟子
「食べたいだけ食べ、着たいだけ着て、ぶらぶら暮らし、ただそれだけで教育がないとすれば、その人間は禽獣に等しいものである」

「どんなに生活水準が高くても、徳を育てるしつけができなければ、人は禽獣に等しいものになる」
あと半分の教育」井深大著書
       p168



教育に大切な三つは、知育・体育・徳育、そのうち「徳育」だけが欠けていると書かれてあります。本は32年前に出版されています。頭と体を鍛えても、一番肝心なのは『心』の教育だ、と説いています。
 
「臨界期」
生理学用語で、人間の脳の発達の幼児期においてある刺激を与えられたとき、その効果が最もよく現れる時期のこと

幼児期において、してよいこととわるいことをおしえることが、その子の人生の行く末が決まるのでは、読書後の感想です。育てる両親が物事の善悪がわからなければどうにもなりませんが?児童虐待が年々増加という記事を読んで、子育て世代が、子どもにどのようにしつけをするのか羅針盤を見失っているのではないか、そんな気がします。しつけとは?羅針盤の指針、知恵の蔵が道徳になります。それは、日本人が先人たちから受け継いできた生きていくための術です。そこからヒントをもらい、幼児期にしつけに役立てることができます。

しつけとは
「日常生活での行儀作法や生活慣習の型身につけさせることをいい、おもに家庭内での初期教育をさす」
   コトババンクより

知恵の蔵より拝借した私の座右の銘です。
  
論語『衛霊公』より

   子貢問曰
有一言而可以終身行之者乎

子貢問ひて曰く
一言にして以て終身之を行ふ可き者ありや
   子曰
其恕乎。己所不欲、笏施於人
子曰く
其れ恕か、己の欲せざる所は人に施すなかれ

口語訳
子貢が尋ねていった。
ただひとことで、一生行ってゆくに値することばはありましょうかと。

子曰く
それはまず恕(すなわち思いやりの心)だろうな。(恕というのは)自分が人からされたくないことは人にはしてはならない(ということだよ)と。
   旺文社「論語」より

朝日新聞デジタル
虐待相談、過去最多の21.9万件
有料記事 2023年9月7日 16時30分

 全国の児童相談所が2022年度に子どもの虐待について受けた相談は、21万9170件(速報値)で過去最多を更新した。32年連続の増加で、前年度より1万1510件増えた。こども家庭庁が7日、公表した。
 内容別でみると、「心理的虐待」が最多の12万9484件(59・1%)、次いで「身体的虐待」が5万1679件(23・6%)、「ネグレクト(育児放棄)」が3万5556件(16・2%)、「性的虐待」が2451件(1・1%)だった。相談経路は、「警察など」が11万2965件(51・5%)で最多。次いで「近隣・知人」2万4174件(11・0%)、「家族・親戚」1万8436件(8・4%)、「学校」1万4987件(6・8%)だった。また、21年度に虐待を受けて死亡したことがわかった子どもは全国で74人いた。

児童虐待について

人間と動物の違いはどこだろうか?動物の親子をみていると、母親がこどもたちに無償の愛情を注いでいます。人の母子関係も同じです。しかし、一つ違うのは、人は、感情、気分によって自分の気持ちを制御できなくなる場合があります。子どもを自分の都合でほめたりしかったり、基準は自分の物差しで、相手は二の次になります。“恕“と唱え、一呼吸置くことにより、優しいことばがでるかもしれません。“恕“の精神は、子育て以外、夫婦、友人、同僚、すべての関係の潤滑油になります。思いやり、いいことばです!

きょうはこれでお仕舞いです。ご訪問くださいましてありがとうございました。