Matthewの映画日記?

Matthewの独断と偏見に満ちたお気楽日記

18秒の遺言 / ジョージ・D・シューマン

2008-05-18 13:54:24 | '08 読書
18秒の遺言 (ヴィレッジブックス)
ジョージ・D. シューマン
ヴィレッジブックス


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『18秒の遺言』読みました。
題名に惹かれて、読んだのですが、なかなか面白かったです。
この作家の処女作で、シリーズ化して2作目も発表されているそうです。

あらすじは

主人公シェリー・ムーア、彼女は5歳の時、フィラデルフィアの病院の外階段で、意識不明で倒れているところを発見され、保護された。その階段から転落した時に頭を強く打ったのが原因で、記憶を失い、盲目となってしまった。彼女の両親探しはメディアを通じ、大々的に行われたが、彼女を知る者は現れずに、市の施設に預けられ、大人になり、一人つつましく生活を送っていたのだが、あることがきっかけで、彼女の生活は一変する。

そのあることとは、彼女には死者に触れると、その人の死ぬ前18秒間の記憶を読み取ることができるのだ。
23歳の時、偶然、死者の記憶を読み取ってしまい、それが巷を騒がす「トラック組合委員長事件」につながったことから、世間に知られ、依頼の話が舞い込み、盲目の自分が、人々の役に立てる(必要とされる)ことが嬉しく、その能力を生業として生きて行くことにしたのだ。

そんな中、「トラック事件」から9年の付き合いになるジョン・ペイン刑事に、「被害者(死者)の記憶を読んで欲しい」と頼まれる。ペイン刑事は、シェリーのよき理解者であり親友であったが、今までそんな頼み事をしてきたことはなかった。しかし、今回の事件は、「聖人のような人」と周りから言われるほどの善人で、被害者の女性の周りには、射殺されるほどの恨みを抱く人物も、手がかりも、何も掴めず、君に頼るしかないというのだ。彼女は依頼を快諾し、捜査に関係がないよう遺族にわからないように、告別式のときに知人を装い、死者に手を触れ、最後の記憶を読み取る。そして・・・



ちょっと、死者の記憶を読むという、超能力というか霊能力というか、特殊能力を持った女性が主人公の話なので、「どうかなぁ?」と思ったのですが、作者のジョージ・D・シューマンは、元警部補だったと言うことで、事件捜査や警察内の内情など、詳しく描かれていて、ミステリーとしても読み応えのある作品でした。
最後、ちょっと残念でしたが・・・



主人公 シェリー・ムーアシリーズ2作目
最後の吐息 (ヴィレッジブックス)
ジョージ ・D ・シューマン
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