Matthewの映画日記?

Matthewの独断と偏見に満ちたお気楽日記

『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』 (WOWOW)

2009-05-13 20:47:39 | '09 映画 (洋画)
WOWOW録画の『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』を見ました。

トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ共演で、話題になりましたよね。
ちなみに、「魔法にかけられて」でジゼルを演じていたエイミー・アダムスも出ていました。



あらすじは

下院議員チャーリーは、酒と女が好きなお気楽政治家。しかし、その内面では、平和を愛するゆるぎない心を持ち、ソ連の攻撃に苦しむアフガニスタンを常に気にしていた。国防歳出小委員会がアフガニスタン支援に500万ドルしか用意していない事を知ると、委員会のメンバーである彼は、予算を倍にするよう指示する。そこに、テキサスで6番目の富豪で、反共産主義者のジョアンが目をつけ、アフガニスタンを救うよう彼に訴える。
米ソが対立する冷戦時代、たった一人のの破天荒な男が世界を大きく変えていく、国際政治ショー。人生を楽しむのがモットーのお気楽政治家チャーリーが、セレブで反共産主義のジョアンとはみ出し者CIA捜査官ガストと組み、おおらかな人柄と人脈で人類史上最大のプロジェクトを成功させる。一見遊び人だが、実は誰よりも政治家らしい政治家、チャーリーには男も女も惚れちゃうこと間違いなし。 ~goo映画より~



この作品は、CIA捜査官のガストが、特に際立っている。“あく”は強いが好人物のガスト役を演じる、フィリップ・シーモア・ホフマンが、とっても良いです。
さすがに、上手いです

冷戦時代、一人の下院議員チャーリーが属する小委員会で、日本の埋蔵金(?)と呼ばれるような使途不明金を無尽蔵に、アフガン支援に使い、ソ連をアフガンから撤退させるのに成功した話かと思いましたが、そうではなく、一番に伝えたかったことは、ガストからの忠告を受け入れ、小委員会にかけ、金を引き出そうとするも、実現できなかった(失敗した)と、コメントが読まれますが、まさにそれこそがアメリカに世界に伝えたかったことだと思いました。
いくつもの内戦に、アメリカは横から割って入り、力ずくで抑え、叩きのめすも、その国の未来までは、考えてはあげない。戦争に投じたお金の10分の1でも、出せる国であったなら、今の荒廃した世の中には、なってはいなかったかもしれないと、考えさせられました。それこそ、現在、敵対しているテロリストたちに育つこともなく、親米家になっていたのではないでしょうか。

この映画、本国アメリカでは、どう受け取られたのでしょうか?
その後のチャーリー下院議員は、どうなったのでしょうか?
ガストとかも、今は何をしているのか?
そちらも、気になるところですね。

米国には、自分達の力を誇示するだけではなく、その国の子供たちの未来を考えて、手を差し伸べてほしいですね。
オバマ大統領なら、きっと、やってくれそうな気がする

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー - goo 映画

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UPJ/ジェネオン エンタテインメント


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