香港気まま日記

気ままな不定期日記を写真とともに紹介します。

中国南西部へのいざない

2007年01月08日 | N73
またまたたいそうなブログタイトルにしちゃいました。

前回は西北部甘粛省のラーメン屋さんの話題でしたが、今回は南西部雲南省の米線のお話。
先日出前一丁第三弾の折に米線がビーフンの太いものだと紹介しましたが、あれはインスタントでパッケージのみ。
今回は雲南省の名物料理、本物の「過橋米線」の食べ物写真です。(^^;)

過橋米線とは橋を越える米線と言う意味。

その昔雲南省蒙自県というところに住んでいた書生さん、科挙の試験に受かるように遠く離れたあずまやにこもって猛勉強をしていました。
奥さんが毎日食事を届けるのですが途中の橋を越えてあずまやに着いたときには冷めてしまっています。
奥さんが何とか暖かい食事を届けたいと、熱々に焼いたどんぶりにスープを入れ、鶏の油で表面を覆って、具と米線と一緒に届けてあげました。
橋を越えて運んでもまだ熱々のままだった米線を食べて勉強を続けた結果、書生さんは科挙に合格したという故事に基づくものです。


どんぶりはオーブンで焼いてあります。具は全て生のまま、テーブルの上でスープに入れます。米線を最後に入れて出来上がり。
米線は太さはスパゲッティくらい、フルフルモチモチの歯ざわりは表現のしようがありません。

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