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未来の大阪

2007年12月30日 | masudaizumi.com
この年末に、なにを書きましょう、と思うのですが。


最近大阪は市長選挙が終っていまは知事選挙の話が注目されています。立候補のなかにテレビでいつも観ていた橋本弁護士がいるから、ということでも非常に盛り上がっているのですが。

新聞やテレビ討論会が連日行われていて、立候補しているお三方が教育問題についてお話になったとき、三人とも違った方向性なのです。


「全国45位に下がった大阪の子どもの学力をトップ5にアップさせる」
「少人数のクラスで授業をして、効率を高める」
「全国の成績ランキングが落ちたことはたいしたことではない。子どもには好きなことをさせたら、いい。」

この記事をみたときから、結構真剣に新聞を読んでいます。

そのなかで、ある候補者の「負け組が貧困層を背負っていく」という発言には、どうかと思いました。


負け組って、、、そんな言葉を使う大人がいるから、子どもがだめになるんじゃないのか==?
しかも貧困層を背負っていく、って、、

こんな言葉の使い方をする大人が未来の大阪を作っていくって、ちょっと怖いな、と思ってしまったり。


自分が子どもの頃って、どうだったかな?

私は、小学校、中学校と、学校という体制が嫌いでした。
みんなと同じことをしないといけない、というものが、どうにも性分にあわなくて。
子どもながらに、自分の個性をつぶされる、ここは軍隊か?自由な思想はないのか?と、とにかくいやがっていたのを覚えています。友達付き合いでもね、人数多ければ、みんな意見は違うはずなのに、みんな一緒じゃないと「変」といわれて白い目で見られたり。


勉強の成績も悪くて親を心配させていました。
中学校までは、なにかが義務って感じでいやだったの。


でも高校で、環境が変わって、すっごくいい友達と先生に恵まれて一緒に勉強できて、勉強も楽しくなって、学校というものが毎日、毎日楽しかった。

先生がみんな個性的だったしね。

郷ひろみの恋愛ネタが世間で話題になったとき、授業の前に、「実はね、、わたしおちこんどるん」と郷ひろみにぞっこんだったことを打ち明けためちゃ可愛い先生。

明るくてハキハキして美人で、ぐいぐい私たちをひっぱっていってくれた生物の先生は「先生、なんで生物の先生になったん?」と授業中きくと「私、微生物が大好きなんよ!」といって、いろいろな微生物の話を情熱的に語り、脱線していったり。

一番強烈な個性だった英語の先生がだす質問に、答えを間違えると、「はあ?そんなこというたら、ショックで耳から血が出るわ、耳血!」と目をきょろきょろ。



勉強だけでなくて、脱線したことの方が思い出に多くて、おかげで勉強も面白くて成績もアップ。

どの先生にも感謝してる。

少人数制のクラスでもないし、男女混合クラス、女子クラス、両方体験したけど、成績にそれほど違いはなかったかな。
当時は携帯やパソコンも当時は無いし、ゲームセンターやプリクラ、お酒、みたいな遊び場の環境も廻りになかったから。

子どもの本質って、実は変わっていないのに、この社会を低レベルにしているのは、大人。
政治の方針で授業が削減され、10年くらい経ってみると、いまは学力が落ちたから、また増やすという話まででてきて。

知事選挙でも、教育ひとつで、こんなに政策が違うなら、自分たちで選んでいかないと、未来は知らぬ間に変わっていくんですね。

選挙って大事、本当に、大事。


なんだかこの時期に、マジな話ですんません。

来年のお正月は寒くなるといいます。

どうぞ暖かくしてお過ごしくださいね。










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