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こうのとり

2009年05月12日 | masudaizumi.com
私の部屋に飾ってあるコウノトリです。

モダンアートのお友達が、リトル出産のときにお祝いにくださったコウノトリの木製モビール。

その上に、クレイ(粘土)アーティストのママ友からプレゼントされたセレックというブランドのスタイをかけております。

あと2ヶ月半くらいで、こうのとりさんが、新しい命をこの手に運んできてくれると思います。


自分が次女だったので、この2番目の子に対しては、とても複雑な思いです。
なんでも2つ上の姉といつも比べられて、お勉強の出来るお利口さんの姉、目が大きくて可愛らしい姉に、嫉妬ばかりしていた私。

私みたいに、悩まないで、愛されていることを感じて成長して欲しいなぁと思うのですが。。。

私の両親は、きっと同じように情をそそいだはずなのに、受け取る側の私は、どうして、自分を、認めてくれないのか、どうして、いつもお姉ちゃんと比較されてしまうのか、どうして、お姉ちゃんは勉強ができて、私は馬鹿!といわれるのか、どうしていつもお姉ちゃんのお下がりの洋服なのか、、、いつもがんばっているのに、どうして?どうして?どうして?の繰り返しでした。


綺麗な洋服を着たい!、この現実から逃避したいというなかで膨らんだ空想癖は、当時は家庭という居場所を心地よくするための真剣な悩みでしたが、いま思えば悪い環境ではなかったのです。というのも、大人になると、オペラに憧れるというきっかけになったわけで、負けず嫌いや強さができたのも、NYに単身で留学できたのも、この環境あってこそ、よくいう「精神的な親離れ」をするために、本当の自分を、自分で知りたかったのだと思います。


最近になって、父から「お前は、姉さんより、ぜんぜん読み書きの才能があって、なんでも覚えるのが早くて、芸術の才能があったから、天才かしら?って皆でびっくりしていたもんだけど、、、ま、大きくなったらたいしたことぁ~無いね!はははははははははは」と笑っていました。


そんな褒められて育ったことなんて、子供の都合のよい記憶のなかでは、これっぽっちも覚えていなかったのです。

どうせ、私は馬鹿だから、、、、お母さんに言っても無駄、という思いがカチカチに固まっていた耳では、なにも良いことが聞こえなかったのでしょうね。


そんな自分自身の経験から、褒めて育てよう、オーバーなまでの、親の笑顔、喜ぶ顔、を見せてあげよう、子供と一緒に自分も育っていくことが大事なんだから、、、と自分に言い聞かせてしまいます。


コウノトリさん、どうぞ、気をつけて赤ちゃんを運んできてね。



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1 コメント

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Unknown (☆ピヨン)
2009-05-16 14:05:02
不安になっちゃダメですよ~
ヽ(  ´  ∇  `  )ノ ♪
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