お散歩日和 ♪

「山歩き」「街歩き」と「酒」の日々・・・

NomuNote(31)「南」「春鹿」「喜久泉」

2018-04-20 13:40:34 | NomuNote

先日、四国を訪問の際、Kさんのリクエストの酒を購入して来た。ちょうど同じタイミングで、N君が滋賀のAさんから「鮒寿司」を頂いたとの連絡が入る。これだけでも充分に材料が整った感じなのだが、更にKさんが自宅から奈良の酒を持参してくれた。一方、広島方面を訪問していたK(支)・ F君・S君・U君一行が、尾道のA. Fさんで青森の酒を頂いたとの事で供出してくれた。広島の「お好み焼き」もお土産に買って来てくれた。
と言う事で、今回は地酒三種に「鮒寿司」「お好み焼き」と言う超豪華な会になった。
メンバーは F君・N君・S君・U君・Kさん・私。
ビール党のU君は何時もの通り、日本酒を少しだけ舐めた後、「鮒寿司」を一口食べた途端に目が芥子粒の様に小さくなったかと思うと、逃げる様に帰ってしまった。(U君はチーズが苦手で鮒寿司も警戒していたが、やはり駄目だった様だ)

まずは四国の酒



「南 純米吟醸」
720ml (有)南酒造場 高知

・原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)
・使用米 松山三井 100%
・精米歩合 50%
・使用酵母 高知酵母
・アルコール度数 17度
・酸度 1.8
・日本酒度 +8.0

「南」は以前に一度「NomuNote」に登場しているので、今回は違うスペックの物を購入した。
口に含むとフルーティーな吟醸香と甘みが広がる。後味は期待通りの淡麗辛口。全体として上品な印象だ。

次は



「春鹿 超辛口 純米酒」
720ml (株)今西清兵衛商店 奈良

・原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)
・精米歩合 60%
・アルコール度数 15度

「春鹿」は以前「若草山」に登った際に飲んだ事がある。
ラベルに謳っている通りの超辛口で、しかも超淡麗だ。N君ではないが、いい意味で「水みたい」な酒だ。綺麗な味わいなのだが、私としては単体で飲むと少し物足りない気がする。しかしそれが「鮒寿司」に合わせると甘みが感じられて旨いから不思議だ。

最後は



「喜久泉 大吟醸」
720ml (株)西田酒造店 青森

・原材料名 米(国産)米麹(国産米) 醸造アルコール
・原料米 山田錦100%使用
・精米歩合 40%
・アルコール分 16度

華やかな吟醸香と濃醇な飲み口。発泡では無いと思うのだが、舌に微かに刺激を感じる。旨みが強く、奥深い味わいがある。当然の事ながら醸造アルコールの嫌味などは全く感じられない。

 

さて「鮒寿司」である。



私は以前から「鮒寿司」を肴に日本酒を飲んで「美味い!」と言える事が「カッコいい」と憧れていた。とは言え高価な「鮒寿司」を購入する様な冒険をする勇気は無い。
過去に一度だけ「鮒寿司」を食した事はある。彦根を訪れた際に安価な物を発見して購入。しかしそれは、ただただ酸っぱいだけで、お世辞にも「美味い!」と言える様な代物では無かった。
今回、この様な高価な「鮒寿司」を頂いて、食せる機会に恵まれた事には感謝の念を禁じ得ない。それと同時に今回美味く無ければ「鮒寿司」の事は諦めようと決心がついた。
「鮒寿司」と言えば先ず匂いが気になる。厳重な包装を開封する。心配していた様な匂いは全く無い。
一切れ口に入れる。やはり酸っぱいのだが、以前の物とは明らかに違う。二切れ、三切れと食べ進むと更に旨みが増してくる。酒を呼ぶ味だ。後、「鮒寿司」をくるんでいる「飯」も何とも味わいがある。こう言う発酵系の食品はハマると癖になると言うが、わかる気がした。念願が叶って幸せな気分になった。


さて、今日のN君であるが、至極まともな批評を展開している。しかし、何時もの独特な批評を期待しているメンバーからは「心がこもっていない」「どこかから借りてきた様な表現だ」などと攻撃を受けていた。

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