お散歩日和 ♪

「山歩き」「街歩き」と「酒」の日々・・・

NomuNote(21)「悦 凱陣」「獺祭」

2017-08-04 16:30:03 | NomuNote

7/12〜7/13四国を訪問の際に香川の酒を調達して来た。これまでも四国の酒は結構試飲したが、高知と愛媛の物で香川の物は初めてだ。しかし、試飲会は皆の日程が合わず延び延びになっていた。
そんな中、昨夜は毎年恒例の福島のビアパーティーに、F君・N君・U君・私の4名で参加。そこで抽選会があり、何と信じられない事に、F君が「獺祭」の飲み比べセット(720ml×2 ¥8,000相当)を引き当てた。F君は「持っている男」だ。
と言う事で、今日は超豪華な試飲会になった。N君は、堺の市場で調達した「大トロ」入りの刺し盛りで花を添えてくれた。
今日のメンバーはF君・N君・U君・Kさん・私の5名。

まずは香川の酒



「悦 凱陣 純米吟醸 ブルーボトル 無ろ過生 H28BY 仕込33、34号」720ml
(有)丸尾本店(香川)

・原材料名:米・米麹
・原料米: 山田錦(国内産)100%
・精米歩合 60%
・使用酵母 熊本9号
・仕込総米 600kg
・アルコール分 15度以上16度未満
・酸度 1.7
・日本酒度 +9
・アミノ酸度 0.9

以前より気になっていた酒 長くなるがそのきっかけになった記事を以下に引用させてもらう。

「ところで、凱陣の味わいがなぜにマニアに支持されるのでしょうか?結論から言うと大手メーカーのお酒の対極にある事。
 多くの飲み手に安定した味わいを提供する事、これは大量生産する大手メーカーの宿命だ。そのために本来旨い部分の味わいをろ過、タンク別では味がばらつくので、ブレンドして調整することが必要になってくる。
 凱陣の酒造りは、多くの方に好まれる必要はない。旨いと感じる人に旨いと言っていただければいい。だから味わいを揃える必要がない。同じお米で同じつくりでも、昨年は昨年の味わい。タンク1本づつ味わいが違う。(これは当然なんだけれど)そして、できたままのすっぴんの無ろ過生や、加水火入れし素ろ過しただけの酒を愉しむのだ。」

一口飲んだ瞬間に、今迄に味わった事の無い酸味を感じる。しかもかなりガツンと来る。しかしそれはスッと消えて、その後に控え目な甘味と旨味が残る。予想に反して淡麗辛口だ。飲み進む内に、最初はキツく感じた酸味が心地よくなってくる。この季節、冷酒で飲むには爽やかで美味しい。

次は「獺祭」の飲み比べセット



「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」720ml
旭酒造(株)(山口)
・原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)
・精米歩合 23%
・アルコール分 16度

「獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分」720ml
旭酒造(株)(山口)
・原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)
・精米歩合 39%
・アルコール分 16度

プレミアムな飲み比べセット。値段の話ばかりするといやらしいが、「磨き二割三分」などはネット通販で¥5,000何がしの値段が付いている。まず自分で買って飲む事は無いシロモノだ。F君に感謝する。
杜氏のいない蔵で、徹底的に数値管理して醸された酒。二本に共通して感じたのは、濃醇で有り淡麗、辛口で有り甘口、酸味が有る様な無い様な。恐らく相反する様々な要素の絶妙なバランスを追求して造られているのだろう。
そんな二本を飲み比べてみると、それぞれに特徴がある。ザックリ言うと「磨き二割三分」は上品、「磨き三割九分」の方がイメージしている日本酒に近い。
はるか昔の事だが、「獺祭」を飲む機会があった。グレードは記憶に無いが、それ程美味しいと言う印象は残っていない。しかし、今日改めて飲んで見て全く印象が変わった。

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