Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

イタリア旅行記2日目をアップ / 着物カビ発生注意報!! / 今半のお弁当 / 夜はデスクディナー

2012-07-26 23:30:34 | 旅行

イタリア新婚旅行記の2日目をアップしました。6/24付けの記事になります。
やっとこの日から観光が始まり、ローマの観光名所などを回ってきました。
よろしければご覧くださいね

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今日は朝から30度近くあり、日中はうす曇りでも、とても暑い一日でしたね
東北もいよいよ梅雨明けして、日本列島は本格的な夏に突入したようです。

朝、着物の湿気対策のために和室においてある温湿度計をチェックしたら、
気温30度、湿度80%でしたこ、これは...カビが発生する最高の条件
慌てて窓を閉め、除湿機の「おまかせモード」を稼動させて出勤しました。

このモードは湿度55%前後に保ってくれるそうで、人がいない時は効果的。
しばらくの間は、空気の入れ替えが出来ない日中は毎日稼動させたほうが
良さそうですね

試しに温湿度計を桐箪笥の中に入れておいたので、帰宅したら、桐箪笥の
中がどのくらいの温度と湿度になっているのか見てみようと思います。

それにしても、日本の民族衣装である着物の一番の敵が、日本の気候の
一番の特徴でもある湿気とは、これまた皮肉な話ですよねぇ

まぁ、昔の日本建築は「夏を旨として」作られていますから、風通しも良く、
現在の鉄筋マンションのように機密性が高くて結露が発生するようなことも
なかったのでしょうけれど...よく年に数回の虫干しだけでカビが防げていた
ものですね


今日のお昼はお弁当の頂き物をして、ちょっと贅沢なランチでした
人形町今半さんのものです。美味しく頂きました


今週から仕事が忙しい期間に突入しているので、今日もデスクディナー
お買い物に行ける範囲が限られているのであまり目新しいものが買えない
のですが、最近和食や中華ばかりだったので、RF1のお惣菜にしました
リングイネのボロネーゼと、少しずつ盛られたお惣菜で、大満足

しっかり食べて、夜もお仕事がんばりました


そうそう。桐箪笥に入れた温湿度計の結果は気温31度、湿度62%でした。
除湿機によって数度温度は上がりますが、カビは温度ではなく湿度で発生
ますので、除湿機がきちんと着物を守ってくれたようです。おまかせモード
の湿度55%設定は数%の誤差があるということで、今回は7%上回って
いましたが、80%以上の湿気と比べたら格段の差です

2リットル溜められるタンクが、吸い取った水でいっぱいになっていました。
たった6畳の空間に、こんなに水分があったのですね...


イタリア新婚旅行記、順次アップしています / 7月前半のデスク飾り

2012-07-25 23:57:21 | 旅行

イタリア新婚旅行記の、1日目をアップしました6/23付けの記事です。

残りの2日目~最終日も順次アップしていきますが、数週間かかるかと…
でも、思い出をしっかり心と記事に留めておくためにも、時間はかかっても
最後までアップしますので、よろしければご覧くださいね

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7月はデスク飾りが2種類ありましたので、前半のものをご紹介します。
7月前半のイベントと言えば、やっぱり七夕ですよね

今年はイタリア旅行前後で夏越の祓も七夕飾りも見に行けなかったので、
せめてデスクの上だけでも...と、一人で七夕気分を盛り上げていました


ちりめんで出来た笹に、ナスやきゅうりやカットスイカ、色紙の飾り、
お星様や短冊が飾られている可愛らしいもので、京都の龍虎堂さん製です。
水色の短冊は細幅の付箋で作ったもので、昨年、元上司が願い事を書いて
飾ってくれました。懐かしいなぁ

今年はこういった遊びも一緒にできないので寂しいですが、またいつか、
一緒にこの飾りを見られたらいいなぁと思います


別誂え訪問着、友禅が完了しました / 工房紹介

2012-07-24 23:52:26 | 着物
別誂えをお願いしていた訪問着の友禅が完了して、先日画像が届きました


こちらは上前の前身頃の部分です。
写真は接写したのでかなり暗く写っているとのことですが、今回は40代ごろ
まで着られる着物、ということでお願いしたので、以前作って頂いた単衣の
訪問着に比べて、少し大人っぽい色使いになっているようです。

友禅の色は工房に全てお任せしましたが、「少し予想よりも地味かも
とお伝えしたところ、「写真は接写をしたのでかなり暗く写っていますが、
実物は写真よりも数倍華やかで、また、金彩を加えた完成形を予想して
色挿しをしているので、今見ると地味に見えるだけで心配いりませんよ
とおっしゃっていました。

先方のご好意で、金彩が仕上がり次第、一度反物を手元にお送り頂いて、
仕立てる前に現物を見せて頂く事になりました。その際に万が一もう少し
華やかにしたいようなら、色を追加する事も可能ですとおっしゃって頂けて、
臨機応変で細やかなご対応に、とても安心しました

百貨店では、多くの人を経由するので、自分の思っていることがその通り
に職人さんに伝わらずうまく行かないという事がありますが、こうして直接、
職人さんとお話できるこちらの工房は、こういう小さな不安にもとても親身に
ご対応頂けるので、本当に助かります

私はこちらの工房に着物をお願いしている人達の中でもかなり要望が多い
というか、自分の好みや希望をたくさんお伝えしている方だと思うのですが、
どんな事にも誠実にお応えくださる主催者さんのお人柄は素晴らしいです

偶然のご縁ですが、信頼できる工房と出会えて私は本当にラッキーでした。
今後もこのご縁を大切にしていきたいと思っています

金彩が出来上がり、手元に反物が届くのが待ち遠しいです

この訪問着の製作を請け負ってくださった「公庄工房」さんについては、
以前のブログで掲載していますので、そのままの転載でご紹介します

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昨年から私が訪問着の別誂えをお願いしているのは、こちらの工房です。
今までは許可を頂いていなかったので名前を掲載していませんでしたが、
先日京都に行ってお話をして許可を頂いたので、ご紹介させて頂きます

「公庄工房(ぐじょうこうぼう)」さん
http://www.yuuzen.jp/

今までの職人悉皆仲間問屋前売り問屋小売店顧客という、
驚くほどに多くの中間業者を通して行われてきた古い慣習的流通を見直し、
職人顧客というダイレクトな流通にする事により、中間マージンを抑え、
着物をより身近なものにするとともに、職人さんの生活も支えていくという、
まったく新しい手法を取り入れられた工房です

過去数十年、欧米文化や洋服が入ってきたという背景はあったものの、
着物の値段が上がっていったことも一因となり、民族衣装にも関わらず、
自分で着物を着られる人がほんの一握りとなるほどの着物離れが起き、
それにより仕事を失った職人さん達は、次々と廃業に追い込まれました

そんな中で問屋さんが打った手は、安価な「プリント着物」の量産でした。
最近の安い着物の多くは、インクジェットプリントで作られているのです。

これによりなんとか残っていた職人さん達も更に仕事がなくなってしまい、
このままでは後継者も育たず、数十年後には数えるほどになるでしょう。
そんな状況に異を唱え、新しい風を吹き込もうと頑張っていらっしゃいます

私は百貨店での別誂え経験もありますが、それと比べてもかなり質の高い、
そしてセンスも良い、素晴らしい着物を作っていただけます

気になる事にはとことん答えて下さいますし、密にコミュニケーションを取り、
アドバイスもして下さり、安心して製作をお任せする事ができる工房です。
業界内でも質が高いとされる染匠さんの仕事を任されている職人さんで、
その腕は確かです

何でもそうですが、モノは業者を通せば通すほどマージンで値段が上がり、
最終的に顧客に渡るときには数倍の値段になることもしばしばあります

流通を変える事で、顧客は質の良いものをコストを抑えて買うことができ、
職人さんは「プリント着物」に奪われてしまった仕事を取り戻すことができ、
着物業界は大切な伝統技術を継承し守っていくことができます。

昨年秋に作った流水花筏文の単衣の訪問着も、こちらでお願いしたもの。
現在私が別誂えをお願いしてる訪問着も、百貨店を通せば150万以上の
値段になるものだとおっしゃっていました。

私のような庶民が数百万単位の着物をちょくちょく作ることはできませんが
こちらの工房でお願いできるくらいの予算であれば、毎年でも可能です。
(そこは夫の理解があるので、ありがたいと思っています。ありがとう

きちんと予算に合わせて、その範囲内で最大限の努力をしてくださいます。
百貨店では最初に伝えた予算から十万以上あがることもしばしばですが、
こちらではそんなことはありません。

それでも洋服と比べると数十万という価格は大きく感じるかもしれませんが、
着物は洋服と違い数十年単位で着られますし、子供に譲ることも出来ます。
私は着物が大好きなので、「プリント着物」は苦手ですし(持っていますが)、
私の子供の世代まで、手描きの着物が残っていって欲しいと願っています

私は公庄工房さんの考えに全面的に共感し、その新しく素晴らしい活動を、
今後も着物をお願いする事で、出来る限り応援していきたいと思っています。
小紋以外は、今後こちらに一任するつもりでいます。

店頭に置いてある在庫の中から選ぶことが普通になっている現代ですが、
昔は多くの着物が別誂えでした。好きな柄を好きな色で好きな生地に。
そんな楽しい着物が出来上がったら、本当に大切に出来るものです。

もし別誂えに興味はあるけれども躊躇しているという方がいらっしゃったら、
是非一度、お問い合わせだけでもしてみてください。
きっと誠実にお答え頂けます


落花生最中 / 三味線のお稽古 / おうちごはん(冷やし中華)

2012-07-23 23:50:51 | 日舞&三味線
今日から暑くなると言っていましたが、うす曇だったのであまり暑すぎず、
過ごし易い一日でしたね。会社にいるといまいち外の気温がわからないの
ですが、朝駅まで歩くときと夜寝るときに、暑さ寒さを実感します。


今日のおやつタイムは落花生最中を頂きました。千葉の郷土菓子とか。
ピーナッツの形をした皮につぶあんが入っていました。ころんとしていて
可愛いですもう1つ、ピーナッツ餡タイプももらったので、また明日にでも
食べようと思います。

最中に入っている餡は水飴がたくさん使われていてちょっと粘り気がある
ところがお気に入りです。一番好きなのは白餡の最中

夜は三味線のお稽古に行ってきました。
先週新しく追加した部分の半分くらいはなんとか暗譜していったのですが、
残り半分がけっこうあやふやで、そこを中心にお稽古して頂きました。
残り半分、今週中には暗譜してしまいたいです

帰宅したのが9時だったのですが、ささっと出来るもので夕飯を作りました


今夜のメニューは冷やし中華、揚げ豆腐の中華ネギソースがけ、焼き餃子、
えのきとニラの生姜入り中華スープ、という「中華風な」一汁三菜です

冷やし中華は実は中華料理ではなく日本生まれの料理ですので、それ以外
のメニュー達も「中華風」な感じで選んでみました。餃子にしても元々中国は
水餃子が主流で、今日本で主流になっている焼き餃子は日本のものです。

先日からランチョンマットに手拭いを使っていますが、今日ランチョンマットに
使ったのは、日本橋の老舗鰻屋「喜代川」さんのもの。ちょっと幾何学的な
感じもあるので、中国風メニューにも合うかな、と思いまして

今日は比較的彩り鮮やかなメニューだったので、このくらい落ち着いた色の
手拭いでちょうど良かったです


ゆったりした一日 / 今週のお花 / おうちごはん(鳥の黄金焼き)

2012-07-22 23:27:16 | 日記
今日も昨日のように涼しい一日でした。
また明日から暑くなるようですが、たまにはこのくらい涼しい日が欲しいです。

夫は今日もお仕事だそうで、日曜日なのにいつもと同じ時間に出社しました。
いつもいつも大変そうです…でも来週末は珍しく少し余裕が出来るそうで、
土日両方とも会社に行かなくて良いようです

来月から今よりも少し責任の重いポジションになるそうで、その前のひと休み
といったところでしょうか。夫は今のお仕事がとても好きで頑張っていますが、
体だけは壊さないように気をつけて欲しいです

今日は朝から何も予定がなかったので、ゆっくりとした一日を過ごしました。
午前中は冬物の掛け布団や毛布などを洗いに出したあと、義理の実家への
暑中見舞いの手配に行ってきました。

余りもので簡単にお昼ご飯を食べて、午後は1時間ほど三味線の自主稽古。
その後はお掃除、洗濯、お片づけをして、溜まっていたアイロンかけを敢行
毎週やればそんなに量はないのですが、溜めてしまうとなかなか大変です

毎週着物用の手拭い・小風呂敷・ハンカチ、お稽古の浴衣、毎日のハンカチ
などなど、自分の使ったものでアイロンを掛けるものがそれなりにありますが、
夫のシャツはクリーニング派なので、まだ助かっています

色々と用事を済ませた後は、実家に行って庭のお花達をもらってきました


先週綺麗に咲いていたグラジオラスが全て終わってしまったようで残念です
今週は百日草と千日紅が綺麗に咲いていたので、数本ずつ活けてみました。
どちらも葉の形があまり綺麗ではないので、鈴蘭や紫蘭の葉を使っています。


いつもだと庭のお花だけで満足しているのですが、お買い物に行った帰りに
通りかかったお花屋さんで、綺麗な百合があったので買ってしまいました。
まだまだ蕾も付いているので楽しみです。玄関が良い香りに包まれました

帰宅後はご飯作り。最近お料理が楽しくて、時間があると作りたくなります。


今日のメニューは鳥の黄金焼き、ナスの肉味噌炒め、オクラの梅山葵和え、
しめじのお味噌汁の、一汁三菜を作りました。今日も完全和食にしました~
茄子の肉味噌炒めは、ジャージャー麺の残りの肉味噌に更にお味噌を加え、
少し濃い目の味付けにしてあるので、ご飯がどんどん進みます。

鳥の黄金焼きに添えたキュウリは、桔梗型の飾り切りにしてみたのですが、
初めてだったのであまり綺麗にいきませんでした 中は味噌入りです。
飾り切りは色々な種類があるようで、華やかなものをいくつか覚えたいな

ランチョンマットを買おうと思いつつもなかなか気に入るものに出会えなくて、
どうしようかと思っていたのですが、当面手拭いで代用することにしました。

今日は彩りの中に赤が足りなかったので、赤茶と白の市松が印象的な、
「獅子柄」の手拭いにしてみました。市松の中にあるぐるぐるしている模様が
獅子の鬣を表しています。

今回夫の朝ごはん用に多めに作っておいたのですが、それを夫に伝えたら、
何やら非常に感動したようで、「出会えた事に感謝...」と言ってくれました。
私、そんなに期待値が低かったのでしょうか(笑)

今度は何を作ろうかな~