れきしどころ真理庵

江戸時代の江戸を中心に、医学史・蘭学史を調べています。日々の暮らしを歴史からみた写真日記。

1周年♪

2007-09-11 01:11:05 | 日常茶飯事記
昨年9月11日、唐突に始まったブログですが
お陰様で1周年を迎えることが出来ました。
ネタに困るのでは?と思っておりましたが、
むしろ逆で、書きたいことがどんどん出てきてしまい
アップはするものの、(仕事疲れなどで)根が尽き果てて、
写真のみということが幾度もありました。
ブログ継続の基本はまず体力と反省、肝に銘じています。

多くの方に見て頂き、本当に有難うございました!
内側のカウンターですので、私にしか分からないのですが、
ご覧いただけることが私の書くことの原動力になりました。

1年間お読み頂き有難うございました。
そして今後ともよろしくお願いいたします♪

現代丸の内図絵

2007-09-10 22:40:12 | 日常茶飯事記

今日街に出た際、東京駅丸の内側に寄りました。
小雨模様でしたので、地下を通って新丸ビルへ。
その時写真のパネルを見つけました。
錦絵調に描かれた東京駅と丸ビル・新丸ビル。
こういう表現の仕方って、私も好きです♪
http://www.marunouchi.com/about/history.html

ところで、お昼を食べようとうろうろしたのですが、
1000円程度となるとあまりなくて
仕方なくB1のイタリアンレストランへ。
最初は仕方なく入ったのですが、
入って良かったと思いました♪
Dapauloっていうお店だったのですが、
パスタランチ1000円+コーヒー&スーイツ200円は
お手頃の値段かなと思いました。
(実は5階も見たのですが、もう少しお高めです…)
http://r.gnavi.co.jp/a634221/
今度はお隣のパンレストラン(POINT ET LIGNE)に
http://www.point-et-ligne.com
寄ってみようかと思いました。

 


松田公太『すべては一杯のコーヒーから』

2007-09-09 00:17:25 | 真理庵文庫・経済
松田公太氏を初めて知ったのは「English Zone」No.3の
特集「英語でつかめ!日本を変えるビジネスマインド」からでした。
2003年のことです。
松田氏は帰国子女としては珍しい筑波大学出身で、
三和銀行員から転身、タリーズ(日本)を始めます。
私が聴講生としてキャンパスに通っていた時期に
松田氏も同じキャンパスにいらしたわけで、
雑誌記事しか知らなかったものの、凄く親近感を覚えました!

その後アカデミーヒルズで、彼の講演会があると知ったときは、
すぐに参加を希望し、聴講しました。
雑誌で見た写真の通りのイケメンさんで、
その点でも凄く嬉しかったです♪
その席上近々MBOを行い
非上場になった上で新しい展開をするとおっしゃていました。
実際お言葉通りになったわけで、実行力のある人だと思いました。
実は最近、クーツカフェ(松田氏が作った緑茶カフェ)に
行くことが多いので、以前読んだ本ですが、エントリーしました。

写真の本は「English Zone」No.3の後で読んだ自伝。
日本育ちと違ったワールドワイドな視点は、
今後ますます必要になっていくと思われます。



カタカナのイメージ

2007-09-08 23:04:44 | 日常茶飯事記

先日ある方とお話ししていたところ、
その方のおばあちゃまのお話に及びました。
(その方の父方の)おばあちゃまは、京都の町中の娘でしたが、
綾部に嫁がれたとのこと。
おじいちゃまがグンゼの社員だったからです。
で、その時その方が、グンゼを漢字に直して下さった。
「グンゼ」は「郡是
」だったのです!
私がきょとんとした顔をしていたのを見て、
「国是って知っているでしょ?国の方針のこと。
それの地方版で、地域をあげて地場産業を支えるっていう意味ですよ。」
と、彼は箸袋に「郡是・国是」を書いてくれました。

今で言うところの地域振興を一つの企業化したわけで、
明治期にそんな発想があったことに驚きました!

グンゼというとパンストや肌着のイメージがあるので、
レナウンと同様、横文字をイメージしていました。
それが郡是だったとは驚きでした!
ところでレナウンはダーバンと
レナウンダーバンホルーディングスになりました。
繊維メーカーの吸収合併もいろいろあるようですね。

写真は綾部市のグンゼ記念苑。
大正6年に建った歴史を感じさせる建物です。


江上剛『狂宴の果て』

2007-09-06 19:49:20 | 真理庵文庫・経済

昭和28年生まれの4人の少年のその後を追った物語。
『スタンドバイミー』みたいだといった人がいましたが
前半はそんな感じです。
ノブ・ケン・マサ・タクの4人は兵庫県の小畑村出身ですが、
小学校6年生の時4人の内のノブは滝で転落死してしまいます。
そのことに双子のケンは罪悪感を抱き続けます。
ケンとタクは早稲田に進学し、マサと東京で再会します。
その後バブル景気の時、
マサは不動産屋、ケンは大手銀行員、タクはフリーライターとして
再会することになるのですが…。

表紙が「ピエタ」なので、題名と併せて考えるとおおよその見当がつきます。
第一部が「原罪」で、第二部が「贖罪」
クリスチャンからすると、これでもか!っていう目次ですが、
内容はそんなに、というより、ほとんどキリスト教的ではありません。
『スタンドバイミー』や『エデンの東』では、
優秀な兄が亡くなりお馬鹿な弟が残るという
「カインコンプレックス」が出てきたと思いますが、
これは反対の優秀な兄が生き残ってしまって罪悪感を持つというと、
その時点で私にはどうもしっくりきません。

地方出身の方の結束力の強さは想像できますが、
マサとケン・タクの結びつきは、
もっと年上の人ならそうかと思いますが、
私より数歳上でこんなに強いものなのだろうかと
不思議な気もします。
また当時の大学生の風俗等は良く再現されているとは思うものの、
大学生の恋の相手が同じ女子大学生ではなく、
キャバレーのホステスさんや、ソープ嬢っていうのも、
私からすると、何だかず~と年上の人の話に感じてしまいます。

多分作者はバブル期の狂乱じみた時代(第二部)を書きたくて
その前提として第一部を書いたのでしょうが、
法律的な罪と、宗教的な罪って違うと思うし、
「罪を憎んで人を憎まず」という精神風土の日本で
金融犯罪を罪人とは単純に呼びにくいような気がしてなりませんでした。

折角骨子が良いのに、肉付けに失敗したように感じて残念でした。


ショックなこと

2007-09-04 06:08:08 | 日常茶飯事記

昨夕、思いがけないニュースが飛びこんでき、ショックでした。
野ばらちゃんのことはそう頻繁には書きませんでしたが、
数年来のファンですし、サイン会にまで行っていた
「遅咲きだけど、これから育って欲しい作家」の一人でした。
残念です。。。


麻布六本木学研究会発足について

2007-09-03 00:03:30 | 真理庵文庫・歴史&医学

実はアカデミーヒルズのギャザリングパーティにて、
メンバーズ・コミュニティを立ち上げることに致しました。

この「れきしどころ真理庵」を始めて1年近くなりますが、
どこかでネット上ではなく、
リアルな集いを持てたらと思ってきました。
ホームページの掲示板で出会った人々が集まるのを
オフ会と言ったと思いますが、
ある種オフ会的な集いの場を作れればと思いました。

で、私の提案したコミュニティが「麻布六本木学研究会」です。
残念ながらアカデミーヒルズのメンバーでないと参加できません。
果たして何人ご参加いただけるか全く未知数ですが、
お一人でも参加者があれば、
会として繋げていけると思っています。

で、どういう思いで作ろうと思ったのか等
お話しさせて頂きます。
六本木ヒルズに通っているというご縁ばかりでなく
六本木の職場に勤めています。
二つの点でこの街にお世話になっているわけで、
もともと郷土史好きにとっては、
六本木は格好の歴史ハンティングの場です!
また、「街おこし」に関して以前ある区に論文を出し
入選したことがあり、
単なる地域史のサークルではなく、
過去・現在を知ることで、
未来の六本木を提案できればと思っています。
まあ、平たく言ってしまえば、
お世話になった街に多少なりとも恩返ししたいということが発端です。

地域学と言う学問が果たしてあるのかは分かりませんが、
その街を知るには、学際的に歴史・地理・文化・産業・経済等
いろいろな側面からみていく必要があるように感じています。
また、社会学には「未来学」といった学問もあるそうです。
単に後ろ向きの視点ではなく、前(未来)を見つめるためにも
足元をもう一度確認したいなと思います。

…と、ちょっと理屈っぽく書いてみましたが、
基本はフィールドワーク。
まずは町歩きしながら、身近な歴史や小説の舞台、
坂の名前や旧町名等
六本木についてうんちくを語れるよう、
街探検をしたいと思っています。

思わぬ発見があること間違いなしです!

なお、何故サークル名が「六本木」ではなく
「麻布六本木」かと言いますと、
かつてここは麻布六本木(麻布区六本木)と呼ばれていたためで、
できれば六本木地域に隣接する
麻布についても併せて考えたいと思ったからです。

なお、いつも見にいらしゃって下さっている方々は、
突然こんな告知が入ると「?」かと思いますが、
サークルとして活動できそうな見通しがつきましたら、
ブログは別立てにするつもりですので、
暫しご猶予ください。
また、メンバー以外でも集いがあればとご希望下さる方も
いらっしゃるかもしれません。
いずれそんな機会を作れるよう
考えていきたいと思っております。

で、暫くこれをトップ記事の形にしていきたいと思うので
よろしくお願い致します♪

写真は月島・長屋の白百合。


もうすぐ1年です

2007-09-02 20:29:20 | 日常茶飯事記

昨年の9月、突然始まったブログも
お陰様で11日で1周年を迎えることになりました♪

「歴史」を中心に持ってきたブログなんて絶対に流行らない!
そう思っていたので、毎日のヒット数が100を越えているなんて
予想だにしていませんでした!
(最高は1日500台のヒット数でした!)

秘かな静かなブログを想定していましたので
親類縁者に知らせることもなく、
友人にも3ヶ月間は知らせませんでした。
(3ヶ月続かなかったらカッコ悪いと思ったので…)
以上総じてかなりおっかなびっくり始まったわけです。。。
毎日観てくださっている方もいっらしゃるようで
嬉しい限りです!!!
コメントやTBを頂くことのない静かな応援に支えられた1年でした。

ブログ上で知り合った方々もいらっしゃいます。
文章とお人柄とどこまで一致するのかと思っていましたが、
案外一致するものなのですね~♪
実際お目にかかって、「イメージと違う」っていう方は、
いらっしゃいませんでした。

派手さのないブログですが、継続は力で行こうと思っています。
これからも宜しく御願い致します♪


酒井順子『女子と鉄道』

2007-09-01 23:17:04 | 真理庵文庫・その他

私は実は小さい頃から鉄道好きだったそうです。
「この子は山手線に乗せたら1日中乗り続けるよ」と、
父母を呆れさせたそうな。
ただ、これは背景があって、父は鉄道会社に勤めておりました。。。

息子は男の子だからなのか、私の子だからなのか、
赤ん坊の時から電車が好きで、
言葉らしきものが出始めると、
電車の名前を連呼していました。

今回の酒井順子の『女子と鉄道』は、
鉄道好きな酒井順子の旅
エッセイです。
「鉄道オタク」が市民権を得た今、
「鉄子」がいても不思議はないのですが、
声高に宣言していないところが酒井さんらしくて良いです。
女子の目線で鉄道を観るとこう見えるというのが分かって、
共感できる部分も多かったです。