れきしどころ真理庵

江戸時代の江戸を中心に、医学史・蘭学史を調べています。日々の暮らしを歴史からみた写真日記。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

『霊ナァンテコワクナイヨー』

2007-11-29 23:08:27 | 真理庵文庫・その他

以前「スピリチュアル」流行に対する苦言を述べました。
そんな私がこの人を好きだというと、
「言行不一致!」と言われそうです。
ですが、三輪明宏さんに関しては、
丸山明宏時代からず~と好きでしたので、
霊が云々だからとか、人生相談とかで、
彼(彼女?)の本を読んでいるわけではありません。

三島由紀夫が亡くなってから、
三輪明宏と親しかったことが分かり、
三島作品を読みながら、
三輪明宏のイメージを重ねていたところもありました。

この本にも、三島由紀夫のことが出てきます。

三島由紀夫さんが自決なさったときに憑いていた霊は、
二・二六事件の首謀者で、磯部浅一という人の霊でした。…
(三島由紀夫は)
「二・二六事件の反乱軍の将校達の首謀格で、事件の後、
処刑されているんだ。死後、天を恨み、国を恨み、
天皇陛下をうらみ、友を恨み…とにかく呪いに呪いまくった
遺書が出てきたんだ。そういう奴だ」
とおっしゃいます。
「そう、じゃあ地獄にいるのですね。
しかしこうして他人に頼ってくるとは一体何事だろう」と、
言ったのですが…。
                 (270~271p)

三輪さんにとって、三島のクーデター未遂・自決は
上記のような解釈なのでしょう。

三輪さんが霊がこわくないのは、
霊と同じくらい生身の人間がこわいという
裏返しの事実があるからです。

一般的なお薦め本ではありませんが、
人生を真正面から捉えたい人には
お薦めしたいです。


コメント

町歩きの下見

2007-11-27 23:31:50 | 歴史散策

昨日町歩きの下見に行ってきました。
2時半から歩き初めて麻布十番に到着したのは5時少し前。
薄暗くなり始めていました。
写真は善福寺脇の理容店。
「1818年から」というと、いまから189年前。
凄い歴史です!
散歩の詳細は↓。

http://blog.goo.ne.jp/gracefull-world/e/0ef1e5ed11f64672e249bee171a4f620

コメント

須藤元気『風の谷のあの人と結婚する方法』

2007-11-26 22:39:32 | 真理庵文庫・その他

この本のことは少しだけ、金田一先生のところでご紹介致しました。
それ以上話題にするつもりはなかったのですが、
驚いたことに須藤元気が「結婚」していまい、
題名と同じようになってしまいました。。。
http://crnavi.jp/sudogenki/blog/2007/11/post_81.html

ただし、この本の内容は人生訓であって、
恋愛成就のハウツー本ではありません。
僕は、自分なりの哲学や思想を、テーマごとにこの本にまとめてみた。その中
ですべてに通じて言いたいことは、「すべての生命が喜びと愛にあふれることが
真の成功なり幸福である」ということ。
『風の谷の「あの人」と結婚する方法』というタイトルにしたのも、ひとりひと
りがナウシカに象徴される自然に対する敬意と、愛と慈悲なる形而上的な何かに
つながる、という意味を込めて付けさせてもらった。
 そろそろ思い出してもいいのではないだろうか、僕らは地球というゆりかごに
揺らされて生きていることを。地球は僕らのものではなく、僕らが地球のもので
あるということを。
 地球にとって今の人類は癌細胞みたいなものなのに、子供の成長を見ているか
のように地球はただ見守ってくれている。

 母親に抱きしめられている赤ん坊のような、穏やかで平和な世界を目指してい
こう......ナウシカが最後に着ていた服のシミのように、美しく輝くこの世界
に。                                 〔本人内容紹介より〕

彼が最近結婚した相手がナウシカ似かは知りませんが、
あまりのタイミングのよさに、
思わずエントリーしました。
元気さん、末永くお幸せに♪

 

 

コメント

初めての連句

2007-11-25 22:50:55 | 歴史散策
11月8日、アカデミーヒルズの【江戸コミ】で、
連句の会が催され、参加しました。
偶然、macoさんもご一緒で、お仲間がいてホッとしました。

先程その時12名のメンバーで作った連句の公表が送られてき、
会の時の時のことを思い出して、
再びドキドキしてしまいました。
(懐かしいと言うには近過去過ぎて…)

凛と輝く初冬の月

その時私が作った句です。
コメント

久しぶりの町歩き

2007-11-24 22:55:43 | 歴史散策
コメント

嶽本野ばら『アラジンと魔法のお買物』

2007-11-23 21:47:01 | 真理庵文庫・その他

この本は9月14日発売となっています。
野ばらちゃんが逮捕されたのは9月2日。
逮捕は発売直前だったわけですが、
出版した勇気にまずは敬意を表します。
で、内容ですが、「ダ・ヴィンチ」に
連載されていたものを加筆の形です。

で、どこを加筆したかというと、
「アラジンと狂気のお引っ越し」の部分。
読みながら、【もの】に振り回された野ばらちゃんの
哀しさを感じてしまいました。

「主役は人間でしょ?」って。
皮肉にも物に囲まれていながらひとりぼっちの
孤独な野ばらちゃんが浮き彫りになりました。
「やっぱり荻窪にお戻りなさい!」って、
言いたくなってしまったエッセー集でした。

ところで、逮捕後休止状態だった
野ばらちゃんのサイトですが、
再開しています。
でも、BBSは使えません。
まあ、世間が忘れた頃、静かに復活させて下さい。
最年長のファンとしては、静かにお待ちしています。

コメント

江守徹講演会

2007-11-22 21:18:23 | アート

演劇については、素直に語れない自分がいます。
私自身が学生時代演劇部に入っており、
妹は劇団Sで脚本部に所属していたことがあります。
その上に息子が自分でアマチュア劇団を立ち上げてしまい、
9月に公演しました。
好きかと問われれば、好きなんてものじゃない、大好きです!
ですが、素直にそうは言えない。
人生かけて、あるいは職業として演劇をやることには
正直抵抗がありますし、
現在息子とちょっと歯車が合わないのもその部分でしょう。
(学生なのだから学業に専念して欲しいのです!)
ただ同時に「甘美な毒」ですよね、演劇って。
はまってしまう気持ちも良く分かる。
…う~ん、アンビバレントな気持ちです。。。

ところで、先日アカデミーヒルズの「秋の読書セミナー」で、
俳優の江守徹氏が
「本を読んだら劇場へ、舞台を観たら本を手に」という
講演をなさって、参加させて頂きましたが、
江守氏のストイックなまでのシェイクスピアへの思い入れ
-原文が日本語で講演されたときの訳仕方で内容が変化することや、
原文で、何故ここにこういう言葉が入るのかという
微細な部分にまでこだわりを持つこと-
の深さをすごく感じました。

多分ほかでは(養成所とかでもない限り)
ここまで深いお話はないでしょう。
脳梗塞を発症され克服なさった後のご講演でしたが、
「演劇一筋」の人生に羨ましさと同時に
息子にはそうあって欲しくないと言う身勝手な思いも
過ぎりながらの、複雑な思いでの聴講でした。。。


コメント

吉越浩一郎氏の講演会

2007-11-21 23:53:48 | 真理庵文庫・経済

ずっとお目にかかりたくって、
そのチャンスがなかった人の一人として
吉越浩一郎氏がいらっしゃいます。
と、お名前を上げてもお分かりにならかと。

下着メーカー、トリンプの前社長と言えば、
多くの方が、「ああ、あの人!」とお分かりかと思います。

トリンプという外資系企業の日本支社の業績を
社長就任以来ずっと増益させた人、
早朝ミーティングは全員参加で議題ごと各2分で即決。
「小悪魔ブラ」や「天使のブラ」という一回聞けば、
忘れられないインパクトのあるネーミングセンス。
話題作りには事欠かない方でした。
私にとっては大学の先輩ですので、
そちらでお目にかかれるのでは?と、
ちょっと期待していたところもありました。。。
ですが、あれだけの「お忙氏」となると、
なかなか一般の立場で講演会というのはありません。

今回やっと、アカデミーヒルズのランチョン・セミナーで、
その機会を得て、幸せでした♪

実は吉越氏の『革命社長』を、CCQタロー氏の受け売りで
随分以前に読みました。
そのユニークさ、明快さに息をのみました。
それで、トリンプのサイトに行って、
オンラインショップの会員になったのです。
昨冬の【コルセレブ】の時は、
ロングブラというか、コルセットというか
それが気に入って、複数着注文しました。
ところで、【コルセレブ】って、
肩こりの「こる」ではありません。
医療用コルセットの「コル」で、
姿勢矯正の側面が強い下着です。

今年の3月でトリンプを退任なさったので、
今は社長さんではありませんが、
私はユーザーとしても、(質疑応答の時間があれば)
お礼を申し上げたかった。
本当は講演は40分の予定だったのですが、
そんな短い時間では折角用意した内容が話せないと、
全て講演に変わり、質疑応答は無し。
その講演も5分延長ということで、
1時間以上お話しなさいました。
シャネルのコラス氏もそうでしたが、
優秀な経営者って、言葉が熱い!
お二方とも時間オーバーなさいました!

帰りのエレベーターはたまたまモデレーターの
米倉教授と乗り合わせたとき、
「ああいう熱い人の下で働きたいでしょ?」
と、お声をかけられました。
確かに!…ですが、私だけに関してだと、
採用されるには年取りすぎ…かな。。。

元気をいただいた一時でした。

コメント

金田一教授とシンクロニシティ

2007-11-19 22:29:11 | 真理庵文庫・その他

マイブームという言い方自体最近は使いませんが、
「シンクロニシティ」はここのところ
私にとってはキーワードになっています。

で、そのことを意識していたら、
今日不思議な偶然がありました。
用事があって東京駅まで出ました。
エキナカに、グランスタがオープンしたと聞いたので、
http://gransta.jp/
折角だからと寄ってみました。
ちょうどお昼時。
テイクアウトと思って、パン屋さんのところでケースを見ていたら
中年男性と隣り合わせになりました。あれ、この人。。。
その方は勿論パンに目がいっていて、
こちらの様子には気づいていない様子。
で、確認の意味も兼ねて、ちょっと観察していました。
その人はパンと飲み物を頼んでレジで支払いを済ませました。
振り返って数歩歩み出したところで、
私はお声をかけました。
「金田一先生!」と。
男性は別段怪訝そうな様子もなく、
「はい?」
と、こちらを見、歩みを停めました。
「上智大学心理学科でしたよね?」
「ええ」
「私80年卒なんです」
「ほほっ?僕はえ~と、77年か。じゃあ、重なってない?」
「いえ、加賀先生の研究室で1,2度お目にかかってます」
「え!?本当?」
そこまで勢いで話してしまって、
何か急に恥ずかしくなって、
しどろもどろになってしまいました。
「いえ、あの、ご活躍陰ながらお祈りしています。
それをお伝えしたくって。。。」
私は会釈すると、逃げるように金田一先生から離れました。
というのは、先生はこれからご旅行でも行かれるらしく
キャリー付きのスーツケースを持ってらしたからです。
何か長話するべきじゃないかなと。
先生は別段焦ってはいらっしゃいませんでしたが。。。
名刺くらいお渡しすべきだったかなと思いましたが、
まあ、名乗らないというのもいいかなと。
6月の終わり頃、金田一先生のことはブログにアップしました。
そして今日お目にかかれたわけで。
これもシンクロニシティかなと。
http://blog.goo.ne.jp/maria-sophia/e/00fbdc1b4f34f2137986a1bbe461f6c1

実はその時鞄の中に入っていた本が
須藤元気の『風の谷のあの人と結婚する方法』でした。
その一節は以下のようでした。

『直感』とは、自分をいい方向に進めるために、
降りるべくして降りてくる必然です。
たまたまひらめくのではないのです。
この世に『たまたま』などありません。
すべてが必然。
すべてがつながっています。
ユングが提唱した〈意味ある偶然の一致〉
シンクロニシティと呼ばれるものも、
この延長上にあります。
              (83頁)

まあ、これ以上書くと薄気味悪さと同時に
コジツケめくのでここまでにしておきます。


コメント

黒木亮 『貸し込み』

2007-11-18 18:34:25 | 真理庵文庫・経済
黒木亮の作品を読むのはこれで3作目になります。
この作品は『巨大投資銀行』と同様の
国際経済がらみのお話ですが、
舞台は殆どが法廷です。
脳梗塞で痴呆状態になった女性に過剰融資がなされ、
結果返済不能になったという。
大手都市銀が犯した犯罪を明らかにするために
弁護士と共に立ち向かう
ニューヨーク在住の投資銀行パートナー右近祐介。
経済用語+法律用語で、圧倒はされますが、
黒木氏は簡単な説明を随所でしてくれるので、
一気に読めました。

読後感が小気味いいのは『巨大投資銀行』の時と一緒ですが、
アマゾンの書評を読んで驚いた!
実はこの小説の下敷きになっていたのは、
彼が三和銀行から受けた同様の被害で、
法廷に立ったという事実。
実話、それも海外にいることを良いことに
その犯罪を仕組んだのは彼と決めつけられるという不条理。
こんなことがつい数年前に起こったと知って、
ぞっとしました。

小説の中では「悪」は結果的には
お裁きによってではなく、
都市銀行同士の統廃合の中で
消されていく(退職させられる)のですが、
多分ここの部分も実話と同じであろうと思いますし、
そうあって欲しいと思わずにはいられない小説です。

ですが、上記の事実を知らなくても充分楽しめます。
コメント

きいちのぬりえ

2007-11-17 21:43:38 | 真理庵文庫・その他

子供の頃は【駄菓子屋に行ってもいいけれど、
食べ物は絶対買ってはならない。】というのが
母との約束でした。
ですが、駄菓子屋の魅力は何と言っても「駄菓子」なわけで、
それに目をつぶるというのは、
子供にとっては辛いことでした。

【買い食い禁止】の話すと、
「随分なお嬢様だったのね!」と年下の方からは揶揄されますが、
当時の衛生状態からすると、それも仕方なかったかと思います。
小学生低学年までの私は食の細い腺病質の子供だったからです。

で、制約付きの私が何しに駄菓子屋に行ったかというと
きいちの塗り絵を買いに行ったのです。
袋に入ったざら紙に黒色のインクだけで印刷された線画。
そこにクレヨンや色鉛筆で色を入れていくのです。

絵を描くことが大好きな私にとって、
塗り絵を塗っている時間は至福の時でした。。。

そのチャンスが、40年後に訪れようとは!

今日荒川区町屋のぬりえ美術館に行って来ました。
土日祝日のみ開館という、普通とは逆の美術館です。
(時々間違って平日にいらっしゃる方があるとか)
一般の民家の一部を美術館として開放している
可愛らしいけれど、ちゃんとコンセプトのはっきりした
折り目正しい美術館です。

そこでは自由にきいちのぬりえを塗ることができます。
私も30分強、今日の最後のお客さんとしてぬりえを楽しみました。

こういう美術館って、過去を慈しむ人々のものだと思っていました。
行って驚きました!
若い女性がたくさん来ている。
その上にぬりえを楽しんでいる!!

過去を知らない彼女たちにとっては、きいちの絵柄が
むしろかわいくポップに感じられるのでしょう。

過去と対面するだけではない、
新しいぬりえと出会えた不思議な体験でした♪

ぬりえ美術館のアドレスです↓
http://www.nurie.jp/

コメント

須藤元気 『幸福論』

2007-11-16 09:58:08 | 真理庵文庫・その他
数年前ですが、若い知人が修士論文に四国巡礼「お遍路さん」を
書きました。(彼女自身巡礼しました)
当時四国巡礼ブームで、
それまで中高年くらいしか行かなかった四国巡礼に
若い人も行くようになりました。
バブルが崩壊し、心の拠り所を求めたのかも知れません。

その四国巡礼に須藤元気が挑み、88ヶ所全てを踏破した記録です。
というと、すごく大変に聞こえますが、
彼は不思議な人で、悲壮感が全くないんですね。
当然かも知れない。
彼が最初に思ったのは、司馬遼太郎の空海の本を読んで、
「この人イイ!」と思ったという極めて単純明快なことだから。
勿論何度も道を間違え、山中で迷子になるという危険な思いもしています。
ですが、それでもやっぱり悲壮にならない。
アクシデントを楽しんで知るとさえ感じました。

「四の五の言ってないで行動しろよ!」ということにつきるのでしょう!
歩み出すことで見えてくることもある。
元気の面構えは修行僧のようで、
格好良かったです。

コメント

甘糟りり子 『中年前夜』

2007-11-13 01:30:51 | 真理庵文庫・その他

甘糟りり子の本は『麻布狸穴午前二時』というエッセー集を
昨年読みました。
勿論題名に惹かれたからですが、
いわゆる情報誌的な印象のエッセーで、
その人個人の感性というのはあまり感じられませんでした。

で、今回の『中年前夜』という小説。
これも題名に惹かれて。
甘糟さんはネーミングセンスは抜群の人のようです。
内容は40前後の三人の女性の生き方の模索。
男モードの編集者、有名クリニックの医院長愛人、専業主婦。
この三人のがたまたまお料理教室で出会って、
お互いに影響しあい、自分の人生を模索する話ですが、
繁華街の防犯ビデオを見ているような気分にさせられました。
定点観測と、書き手の乾いた目線が。

「けっして若くない」という焦燥感。
これは良く分かります。
それに対して同世代の作者の目が醒めているのです。
優しくないというか。。。
「年取っていくのはお互い様だよね、ご同輩。」
という寄り添い感がない。
ご自分は高みにいて、下界を見下ろしている印象を受けるのは
私のひがみでしょうか?

コメント

宮部みゆき『ぼんくら』

2007-11-12 23:49:01 | 真理庵文庫・歴史&医学

私のよく行くブログに「くるねこ大和」というネコ漫画があります。
名古屋在住の商業デザイナーの女性が
ネコ5匹との日常生活を漫画にしてブログにアップしています。
http://blog.goo.ne.jp/kuru0214/

そこで、先日宮部みゆき『ぼんくら』を取り上げていました。
くるさんの絵がすごく特徴を捉えていて、
ツボにハマッてしまい、久しぶりで宮部(『ぼんくら』)を読みました。
http://blog.goo.ne.jp/kuru0214/e/b4542033b4cdfec0cd08ca814c89f9bb

くるさんが描いていた美少年弓之助は「歩く鯨尺」。
佐賀町に住む佐々木道三郎という浪人から測量を学び、
地図をもぐりで作っています。
この話を読んだとき、伊能忠敬を思いました。
彼は測量を学ぶため佐倉から深川へ単身越してきました。
そして天文方へ教えを請い、50歳過ぎて測量を学びます。
門前仲町の富岡八幡宮内に伊能忠敬像があります。
多分宮部はこの話にヒントを得たのでしょう。

で、「ぼんくら」は、井筒平四郎というぼんくら同心が主人公の
深川人情捕り物話です。
平四郎の外見は正にくるさんの絵の通り。
のそっとした平四郎と頭脳明晰な甥っ子美少年弓之助の凸凹コンビ。
二人が鉄瓶長屋の事件に取り組む話です。

いつもながら宮部の描く江戸の町は活き活きとしています。
長屋の住人達もそれぞれ息づかいが聞こえてくろようです。

私が初めて読んだ『本所深川ふしぎ草子』の主人公は
回向院の茂七親分でしたが、
今回茂七さんのところの手下の政五郎やおでこ、黒豆等
平四郎のスタッフも充実し、その分複雑な筋になっています。
513頁にも及ぶ長編ですが、一気に読めました!

 

コメント (2)

青山霊園のきみちゃん像

2007-11-09 00:37:01 | 歴史散策

つい先日のことですが、
macoさんよりきみちゃんについて
質問メールを頂戴致しました。

最初macoさんから、麻布十番のきみちゃんについて
ご質問を受けたので、今までブログにエントリーした
きみちゃん関連の記事をご紹介したのです。
で、macoさんは実際お友達と
パティオ十番のきみちゃん像をご覧になったようですが、
その時お友達が
「きみちゃん像なら、青山霊園の管理事務所にもある!」
っておっしゃたそうな。
で、私の処にメールが届いたのです。
「青山霊園にもきみちゃん像
はあるのですか?」と。

私とってこの事は初耳でした。
で、青山霊園の管理事務所に電話で問い合わせました。
そうすると、事務所内にきみちゃん像があるとのことで、
早速昨日伺いました。

きみちゃん像は、どうも有志の方の寄贈だったようです。
写真の通り、地味目なので、
話題性に乏しいと言うこともあったのかも知れません。
しかしながら(写真では見にくいですが)事務所を訪れた多くの人が
きみちゃん像に共感するらしく、
両手で抱えるように一杯小銭が置いてありました!

また、事務所近くにある都立赤坂高校の図書委員会が
『おとなり青山霊園』という冊子を発行しており、
そこにはきみちゃん(佐野きみ)についての記述もありました。
高校生達が青山霊園の墓所の有名人を調査していたとは驚きでした!

macoさんのおっしゃったことから
またきみちゃんの世界が広がりました!
macoさん有難うございました。

コメント (3)